ヒロシマ発世界平和～ライブ告知

活動の本当に初期。

ヒロシマをテーマに歌い始めた。

広島に生まれながら拘りは

全くなかった。

偶然が重なり歌い始め

さらなる偶然があって

テーマ・ヒロシマと出逢った。

その衝撃は凄まじかった。

8月6日燈篭流しが行われる

元安川で「地球ハーモニー」という

コンサートに出あったのも偶然だ。

対岸から原爆ドームに向かって

歌うのが新鮮だった。

「元安川」という歌が生まれた

直後だった。

「元安川」をここで歌いたい！！

と強烈に思った。

おぼつかないギターで曲を

作り始めた頃。

ピアノのサポートが必要だった。

妹の紹介からサポートしてくれる

女性と出会ったのだが

そこから怒涛の流れが起こった。

何の伝手も持たない私が

1年後に「地球ハーモニー」で

歌うことになった。

夢のような出来事だった。

photo/宮角孝雄

ステージ上でも本当かと

思ったくらいだ。

それから数度出演させてもらった。

ヒロシマを歌うことが当たり前に

なり始め最初のあの感動も

薄れていった。

ヒロシマから遠いテーマ性を

ただパフォーマンスする人や

安直に「愛と世界平和」と

叫ぶ人たちに違和感を覚えた。

私にとってヒロシマは、

身心が傷ついたおびただしい

人たちの無念であり、

未だに未消化な空気感が

8月6日を覆っているという

重苦しいイメージなのだ。

被爆建物ほかで主催コンサートを

何度か行った。

トラブルや不測の事態、

他者の思いが込み上げて来て

歌えないこともあった。

ヒロシマは手ごわい。

沼のように深いテーマだ。

私の手に負えない。

チャラチャラ歌っていると

ほかのアーティストを非難したい

気持ちも湧いてくる。

つまりはテーマだけに向けていた

自分の熱量が減ったと自覚した。

ヒロシマは終わったんだろう

と思ったし、それでも

何かにつけてヒロシマは

まだ終わらない・・と思う

二つの気持ちがないまぜだ。

タイムリーに出会った

被爆体験者の詩を合唱曲として

作曲して数度歌うことができた。

が、毎年続けるには単身では困難。

あれやこれやで息切れした。

photo/ 宮角孝雄

それでも昨年は2回、主宰ライブを

開催した。

米国人でありながら爆資料館

元館長スティーブンン　リーパー氏を

ゲストに迎えることが出来た。

意義あるライブだったと思う。

今年もヒロシマを歌う気になった。

25年前、旧日銀地下金庫室で

一人ギターを抱えて2日にわたり

歌ったことが私の原点だ。

初心に戻ってもう一度、

ギターだけで歌うのもありと

考えていたところだ。

運よくイベントに滑り込み

参加が叶った。

photo/宮角孝雄

主催ライブの方は

旧日銀が予約できなかった

のでアステールプラザの

視聴覚スタジオで行う。

90分を完全ギター弾き語り

では気がひけるし腰も引ける。

目下ギターの師匠である

森川氏にサポートをお願いした。

平和関連の曲をギター2本だけ

というのは初の試みだ。

特に平和の歌は作る時から

「ピアノありき」なので

どんなアレンジになるか楽しみだ。

ほか、地元の平和イベントに出演。

■平和の集い

日時　令和6年7月21日(日)　10時~15時

会場　浄土寺本堂（北広島町志路原471）

参加費　1000円（中学生以下無料）

＜プログラム＞　

被爆体験/内藤達郎氏　

絵本朗読/岡佳奈氏

ミニコンサート/新屋まり

主催　里山の幸を楽しむ会

■広島から世界へ～Meldy of Hope

日にち　令和6年8月4日 （日）

時間　13:15~14:45（12:45開場）

会場　ＪＭＳアステールプラザ内

　　5階・視聴覚スタジオ

（広島市中区加古町）

出演　新屋まり（歌、ギター）

サポート出演　森川敏行（ギター）

料金　2000円　

主催　オフィスめろなーむ

 

■平和と美術と音楽と

日にち　令和6年8月6日（火）

出演時間　14：55～15：20

会場　旧日銀（広島市中区）

※開催8月5日、6日 10時～17時

入場無料

主催 Peace art Project inひろしま

 

写真提供　宮角孝雄氏

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