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「愛がなんだ」を見てみたら

2019-11-09 05:32:07 | 日記
以前からずっと見たいと思っていて見れずに過ぎてしまった「愛がなんだ」がAmazonプライムでレンタル開始されていた。
早速レンタルをしたが、48時間のレンタルと表示があり、
「はぁ!?500円で48時間!?見続けても24回しか見れないじゃん!!1日何時間だと思ってんの!?」
と腹を立てながら再生を開始した。


開始3秒で元、好きな人を思い出した。
あぁ、昔の私を見ているみたいだ。多くの人がそう思うような情景で描かれているそれは、心の裏の隅の方を親指と人差し指の先で、ぎゅうっ、と強くつねられているような痛さがあった。

心が痛いとはこのことか。

そう感じた。
でも、嫌ではなかった。
今まで忘れていた「好きな人のため」になんでも出来た自分を思い出して後ろ指をさして、「あの頃の私、あの人のためにあんなに頑張っちゃって。」と笑えるような気持ちになった。

主人公が、友人に質問をされる場面。
「え、付き合い始めたの?」

「ん〜笑 多分?笑」
と返答。

それは、付き合ったという確信がない、曖昧なもので、どうにかわたしは彼女という立場と認めたい様な、早く彼女になりたい様な。かといって、本人に彼女ですか?違いますか?と聞くことも出来ず。結局のところ、言葉にするのならば、「セフレ」と言う3文字になってしまうのだけれど、したくない。だって、デートもするし、一緒にご飯だって食べるし、連絡が来るのもその時だけじゃないし。そう言って、ずっと彼のそばにいるのが辞められない、辞めたいとも思わない、辞めようなんて気サラサラない。

そんな主人公を客観的に見た時に、わたしは引いた。

え、普通そこまでする?
てかなんか重くない?
やばいじゃん…めっちゃ好きじゃん…。

そこまでしてる主人公を見て思った。
前私してたことと一緒じゃん。
きっとこう思われてたのかな、と今更少し悲しくなる。
彼がインフルエンザになったとTwitterで知り、家に食料と届け、誕生日にはブランドの小銭入れをプレゼントした。もちろん革製品で残るもの。

私の方がよっぽどキモイやん笑

それほど好きだった。
金欠で自分がご飯食べれないほどでも片道760円をかけて週3で通った。
朝起きれずに学校をサボり、単位を落としたけれどそれでも彼のためにそばにいたいと思った。

今ではそんな情熱的に好きだと、その人のために、行動ができるような人とは出会えていない。
「愛がなんだ」を観て、その頃の気持ちを鮮明に思い出した。


見終わったあと、「元、好きな人」に連絡をしてしまいそうになったことは誰にも言わない、言えない。