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LOLに負けた女

2019-10-09 23:36:12 | 日記
高校時代に遠距離をしていた彼はLOLが大好きだった。
そして私よりLOLを取った。
それによってLOLに負けた。なんでなん。
「私とゲーム、どっちが大事なの!?」なんてヒステリックに叫ぶような女ではなかったけど悶々と不満を抱えていた。
そしてそれを言うことも出来ずに、たった4ヶ月の付き合いが終わった。

彼との出会いはいわゆるネット恋愛と言うやつでなんやかんや、あーだこーだあった訳ではなく付き合う?笑とか、言われたからえ、あぁ、うん?笑 みたいな感じだった。
もしかしたら、やっと言えた一言だったのかもしれないけれど、私は軽いノリでみたいな風に感じた。そのせいか、付き合い始めは全然ふわふわしていた。けれどいつの間にか私の方が好きだって思うようになってしまった。「好き」の大きさが傾けば傾くほどすれ違いが多くなった。

遠距離恋愛なら電話をしたい。声を聞きたい。少しでも同じ時を過ごしたかった。
なのに彼は「LOLやるから通話切るわ笑」

笑ってんじゃねーよ!?!?

イラついた。
けれど何も言わなかった。無言で通話を切った。

私の悪い癖だった。不満があっても言わない。
嫌な所やこうして欲しいと思ったことも言わない。言えない。
もし、ちゃんと言っていたら違っていたのかもしれない。

彼が飲食店で働きはじめ、忙しい大変だの一点張りで連絡が極端に少なくなった。それに対して少しぐらい連絡してもいいじゃん。とポロ、と本音が漏れたことがあった。それに対して彼は「飲食店大変なのわかんないでしょ、」と言った。
いや、私だってバイトしてるし全くわかんない訳じゃないし…
とは言わなかった。言ってやりたかった。悔しかった。

そのままお互いの嫌なところだのあーだのこうだの言い合って喧嘩になってしまい、別れを告げられた。


数日して、母親が最近彼氏の話しないねぇ、と言ってきた。
「あー、うん。別れた。」
「やっぱり。ママすごーい笑」
「うん笑 喧嘩してそのまま。」
「まぁ、色々あるとは思うけど、お互い寄り添うことは大事だよ。」

遅かった。今更そんな事言われても。
寄り添えるほど近くにいなかった。
青春とは言えなかったけれど楽しい4ヶ月だった。
彼からもらったトリーバーチのポーチは未だに使っている。
未練がある訳では無いけれど。いい思い出として。ね。