道場の心構え
イ 道場に臨む場合は正服をつけるか、又は袴をつけ、身づくろいを正しくすべきである。
ロ 出入りに際しては、その出入りの処で神壇に向かって丁寧に敬礼をせねばならぬ。
ハ 道場内にあっては必ず脱帽すべきである。
ニ 先生や上級生に対しては無論、相互に礼儀を重んじ、挨拶を粗略にしてはならぬ。
ホ 道場には上席・下席の別があるから、先づその区別を弁へ、先生や先輩よりも、
上席に位置を占めないように注意すべきである。
ヘ 道場に於いては、必ず先づ正座すべきである事を忘れてはならぬ。
若し足がしびれて堪えがたくなったときは、あぐらを組むか、又は直立する。
立座共に姿勢を正しくし、決して立膝、横臥、懐手等をなし、
又は足を投げ出すやうな、行儀の悪い姿勢をしてはならぬ。
ト 静粛を旨とし、雑談をせず他人の技術や態度などに対してみだりに批評がましい
言動をしてはならぬ。
チ 稽古時間中は、むやみに物陰などに引込んではいてはならぬ。
リ 道場を遊技場のやうに心得て跳ね廻ったり、ボール遊びをしたりすることは
厳禁すべきである。
ヌ 道場の内外を掃除をしたり、片付けたりするにも、命令や当番で厭々するのでは
なく、道場そのものを心から大切に思って、
その神聖を保つやうに進んで働かねばならぬ。
◎要するにこれらの事柄は、真面目な緊張した氣持ちで居れば、
必ず實行出来ることで、氣持ちを養うことは、たヾ道場内だけに止まらず、
広く何事につけても大切であるから柔道を学ぶ者は、
先ずは以上の心がけを忘れない事が肝要である。
少しは便乗武道も含め近代学生屑柔道の輩も再認識し戒めて貰いたいものですが
能無し屑ばかりでは・・・
無理でしょうな。