2月6日、台湾東部でマグニチュード(M)6.4のやや強い地震が発生し、観光客に人気の花蓮(Hualien)は大きな被害を受けました。
花蓮県は台湾東部中央に位置し、南北137.5Km、東西寬約43Km、西は台湾中央山脈、東を太平洋に面する地勢です。場所的には北緯23°05' - 24°22' 東経120°58' - 121°46'にあり、ちょうど北回帰線(北緯23度26分22秒に位置)上に当ります。
7日夜のテレビ東京WBS報道によると 5年前(2013/5/12)台湾周遊旅行で 私たちが宿泊した「花蓮統帥大飯店ホテル」は、一階が崩れホテルのエントランス部分は見るも無残な姿になっていました。
このホテルは建築基準改正前に建てられ補強工事が行われていない建築物だったのです。 当時は何も知らずに泊まっていたなんて、5年前とは言え時期が違えばと考えると ちょっと命拾いした思いです。
先端技術や効率的な公共交通機関、治安の良さなど、台湾をめぐる評判は決して低くありません。
しかし、今回の地震であらわになったのは、手抜き工事や疑わしい安全基準が横行していた「過去の台湾」の姿なのです。
台湾では近年、地震で大きな被害が出るのは一部の建物のみに限定され、大半はそこまでの影響を受けずに済むケースが目立つようになっています。
地震で倒壊する建物の多くは、建築基準改正前に建てられ補強工事が行われていない建築物なのだそうです。
何も知らずに泊まっていたなんてちょっと驚きです。地震の時期がずれたのでこんなこと言ってられますが・・・。
注)記事中 台湾地震の写真はテレビ東京”WBS"報道の画面より撮影したもので、他は2013年訪問時のものです。(以上AFP=時事2/8(木) 17:07配信より抜粋加筆)