まだまだ酷く蒸し暑い日の続く京都で、再び夏の水菓子を味わいました。
涼やかさを風雅に演出する、真夏の京都の水菓子に、ひと時酷暑を忘れて寛ぎます。
京都の街中、堺町御池の交差点を少し南へ下がった場所に店を構える「紫野和久傳(むらさきのわくでん) 堺町店」。
2階にある茶菓席の他、和菓子店や料亭でもあります。
じっとしていても汗の滲み出てくるのが止まらない、酷暑の日中…手早く撮影を済ませて、店内へ;
エアコンも良く効いていて、快適な店内で注文したのは、8月限定のメニューの「蓮のつゆ」。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
蓮の葉の上にあるのは、蓮粉を使ったお菓子です。
「みずみずしい蓮の葉に朝露が滴る」、夏のひと時をイメージしたお菓子とのこと。
セットで付いてくるお茶は、抹茶か水出し煎茶か選択することができます。
見るからにフルフルとした、蓮粉のお菓子♪
本当に、蓮の葉に落ちた水滴そのものの質感です。
店内の灯りや外光に映えた感じも、涼やかに見えます。
黒蜜に付けて、いただきます^^
箸で摘むと、思った以上によく伸びる瑞々しさ。
琥珀のような透明感が、素敵です。
程良く冷えた蓮粉のお菓子は、つるんと滑る、気持ちの良い喉越しでした。
和三盆の仄かな甘味も、味わい深く堪能しました。
お菓子と共に、水出し煎茶の爽やかな美味しさが、渇いた喉を心地良く潤してくれます。
お茶自体の微かな甘味が、とても美味しかったです。
真夏の時期は、グラスに付いた水滴もまた、涼やかさを感じさせてくれますね。
お菓子をいただき終える頃には、添えられていた氷も溶けて、水滴に。
これも、演出なのでしょうかね。
蓮の葉を動かすと、ユルユルと揺れるように葉の上を転がる透明な水滴を見ながら、涼やかな美味しさの余韻を楽しんだ、「蓮のつゆ」の味わいでした。
日を改めて、再び「紫野和久傳 堺町店」へと、足を運びました。
1階の「おもたせ」で実家への土産を買い求め、この日も2階の「茶菓席」へ。
「蓮のつゆ」とは別のメニューを、この日はいただきます。
この日の注文は、8月下旬までの夏季限定メニューである「笹ほたる」。
風流な命名ですね。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
セットのお茶は、煎茶か抹茶か、しばし思案の末、抹茶を選びました。
「笹ほたる」は、抹茶の水羊羹にほうじ茶の琥珀羹を浮かべ、笹にとまる蛍をイメージしたとのことです。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
抹茶の水羊羹が、店内の暖色系の照明に映える様子が、何とも幻想的です。
蛍に見立てたであろう、ほうじ茶の琥珀羹の透明感に惹き付けられて、つい見入ってしまいましたw
円やかな抹茶の風味を、久し振りに堪能。
苦みを帯びた仄かな甘みを、上品な香りと共に味わいます。
表面の泡立ちがもたらす、柔らかな口当たりもまた、抹茶の魅力ですね。
「笹ほたる」も早速、いただきます(^г^)
水羊羹となった抹茶は、上品な甘味が滑らかな舌触りと共に、喉を通り過ぎていきました。
甘さがより抑えめに感じた、ほうじ茶の琥珀羹が、もう一つの美味しさのアクセントとなって、2種類のお茶の風味を楽しむことのできた、素敵な水羊羹です。
滑らかに涼やかに、するりと喉を通る食感も、素晴らしく快いものでした!
町屋の雰囲気を漂わせる、落ち着いた店内の様子。
お店を訪れたのは、お昼少し前でしたが、この時間帯は比較的空いているようで、席に着いているのが私1人となったタイミングで撮影。
空調もしっかりと効いていて、涼やかな水菓子をいただきながら、ホッと一息ついて寛ぐことのできる、居心地のよい空間でした。
茶菓席だけあって、最初に出てきたのも、ほうじ茶の入ったグラス。
「笹ほたる」をいただいた後で、お代わりを持ってきていただけました^^
たっぷりグラス2杯分の分量で、さっぱりとした気分で食後のひと時、「笹ほたる」の余韻を楽しんでいました。
2階に位置している隠れ家的な雰囲気も素敵な、「紫野和久傳 堺町店」の茶菓席。
京都の街中でちょっと一休みするのに、憶えておきたいお店となりました。
「笹ほたる」をいただいた後、引き続き、「紫野和久傳 堺町店」の近隣にある、「大極殿本舗 六角店 栖園(せいえん)」へ。
堺町御池を下がった所にある「紫野和久傳 堺町店」から、堺町通を三筋下がった六角通を西へ入った所にあります。
こちらのお店でもこの日の1ヶ月程前に訪れて以来の、再訪となりました。
「大極殿本舗 栖園」も、町屋の建物を利用していて、イートインスペースは、小さな中庭に面しています。
こちらでは今回も、順番待ちで少々待ちましたが、10分程で席へと案内されました。
看板メニューの「琥珀流し」を、この日も注文。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
月替わりの蜜は、前回訪れた7月はペパーミントでしたが、8月となっていた今回は、冷やし飴。
生姜好き、冷やし飴好きの身としては、逃す訳にはいきませんw
この、飴色の蜜を見るだけで、頬が緩んでしまいます♪
ペパーミントの蜜であった7月は、サイダーが付いてきましたが、冷やし飴の蜜の8月は、付いてきたのは煎茶でした。
相変わらず納涼感抜群の、幻想的な透明感のある寒天が魅力的な、「琥珀流し」。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
繊細な柔らかさが印象的な食感を、冷やし飴の優しい甘味と共に、味わいます^^
寒天には、生姜の欠片もふり掛けられていて、ピリッとした生姜の清涼感のある刺激も感じ取れて、生姜好きには堪らない美味しさ!
多彩な和の水菓子を身近に堪能することができるのも、京都に住んでいる役得ですね。
夏には厳しい蒸し暑さに苛まれる土地なので、こうした美味しい涼の取り方に、すっかり味をしめてしまった、平成最後の夏でした。
涼やかさを風雅に演出する、真夏の京都の水菓子に、ひと時酷暑を忘れて寛ぎます。
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京都の街中、堺町御池の交差点を少し南へ下がった場所に店を構える「紫野和久傳(むらさきのわくでん) 堺町店」。
2階にある茶菓席の他、和菓子店や料亭でもあります。
じっとしていても汗の滲み出てくるのが止まらない、酷暑の日中…手早く撮影を済ませて、店内へ;
エアコンも良く効いていて、快適な店内で注文したのは、8月限定のメニューの「蓮のつゆ」。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
蓮の葉の上にあるのは、蓮粉を使ったお菓子です。
「みずみずしい蓮の葉に朝露が滴る」、夏のひと時をイメージしたお菓子とのこと。
セットで付いてくるお茶は、抹茶か水出し煎茶か選択することができます。
見るからにフルフルとした、蓮粉のお菓子♪
本当に、蓮の葉に落ちた水滴そのものの質感です。
店内の灯りや外光に映えた感じも、涼やかに見えます。
黒蜜に付けて、いただきます^^
箸で摘むと、思った以上によく伸びる瑞々しさ。
琥珀のような透明感が、素敵です。
程良く冷えた蓮粉のお菓子は、つるんと滑る、気持ちの良い喉越しでした。
和三盆の仄かな甘味も、味わい深く堪能しました。
お菓子と共に、水出し煎茶の爽やかな美味しさが、渇いた喉を心地良く潤してくれます。
お茶自体の微かな甘味が、とても美味しかったです。
真夏の時期は、グラスに付いた水滴もまた、涼やかさを感じさせてくれますね。
お菓子をいただき終える頃には、添えられていた氷も溶けて、水滴に。
これも、演出なのでしょうかね。
蓮の葉を動かすと、ユルユルと揺れるように葉の上を転がる透明な水滴を見ながら、涼やかな美味しさの余韻を楽しんだ、「蓮のつゆ」の味わいでした。
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日を改めて、再び「紫野和久傳 堺町店」へと、足を運びました。
1階の「おもたせ」で実家への土産を買い求め、この日も2階の「茶菓席」へ。
「蓮のつゆ」とは別のメニューを、この日はいただきます。
この日の注文は、8月下旬までの夏季限定メニューである「笹ほたる」。
風流な命名ですね。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
セットのお茶は、煎茶か抹茶か、しばし思案の末、抹茶を選びました。
「笹ほたる」は、抹茶の水羊羹にほうじ茶の琥珀羹を浮かべ、笹にとまる蛍をイメージしたとのことです。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
抹茶の水羊羹が、店内の暖色系の照明に映える様子が、何とも幻想的です。
蛍に見立てたであろう、ほうじ茶の琥珀羹の透明感に惹き付けられて、つい見入ってしまいましたw
円やかな抹茶の風味を、久し振りに堪能。
苦みを帯びた仄かな甘みを、上品な香りと共に味わいます。
表面の泡立ちがもたらす、柔らかな口当たりもまた、抹茶の魅力ですね。
「笹ほたる」も早速、いただきます(^г^)
水羊羹となった抹茶は、上品な甘味が滑らかな舌触りと共に、喉を通り過ぎていきました。
甘さがより抑えめに感じた、ほうじ茶の琥珀羹が、もう一つの美味しさのアクセントとなって、2種類のお茶の風味を楽しむことのできた、素敵な水羊羹です。
滑らかに涼やかに、するりと喉を通る食感も、素晴らしく快いものでした!
町屋の雰囲気を漂わせる、落ち着いた店内の様子。
お店を訪れたのは、お昼少し前でしたが、この時間帯は比較的空いているようで、席に着いているのが私1人となったタイミングで撮影。
空調もしっかりと効いていて、涼やかな水菓子をいただきながら、ホッと一息ついて寛ぐことのできる、居心地のよい空間でした。
茶菓席だけあって、最初に出てきたのも、ほうじ茶の入ったグラス。
「笹ほたる」をいただいた後で、お代わりを持ってきていただけました^^
たっぷりグラス2杯分の分量で、さっぱりとした気分で食後のひと時、「笹ほたる」の余韻を楽しんでいました。
2階に位置している隠れ家的な雰囲気も素敵な、「紫野和久傳 堺町店」の茶菓席。
京都の街中でちょっと一休みするのに、憶えておきたいお店となりました。
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「笹ほたる」をいただいた後、引き続き、「紫野和久傳 堺町店」の近隣にある、「大極殿本舗 六角店 栖園(せいえん)」へ。
堺町御池を下がった所にある「紫野和久傳 堺町店」から、堺町通を三筋下がった六角通を西へ入った所にあります。
こちらのお店でもこの日の1ヶ月程前に訪れて以来の、再訪となりました。
「大極殿本舗 栖園」も、町屋の建物を利用していて、イートインスペースは、小さな中庭に面しています。
こちらでは今回も、順番待ちで少々待ちましたが、10分程で席へと案内されました。
看板メニューの「琥珀流し」を、この日も注文。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
月替わりの蜜は、前回訪れた7月はペパーミントでしたが、8月となっていた今回は、冷やし飴。
生姜好き、冷やし飴好きの身としては、逃す訳にはいきませんw
この、飴色の蜜を見るだけで、頬が緩んでしまいます♪
ペパーミントの蜜であった7月は、サイダーが付いてきましたが、冷やし飴の蜜の8月は、付いてきたのは煎茶でした。
相変わらず納涼感抜群の、幻想的な透明感のある寒天が魅力的な、「琥珀流し」。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
繊細な柔らかさが印象的な食感を、冷やし飴の優しい甘味と共に、味わいます^^
寒天には、生姜の欠片もふり掛けられていて、ピリッとした生姜の清涼感のある刺激も感じ取れて、生姜好きには堪らない美味しさ!
多彩な和の水菓子を身近に堪能することができるのも、京都に住んでいる役得ですね。
夏には厳しい蒸し暑さに苛まれる土地なので、こうした美味しい涼の取り方に、すっかり味をしめてしまった、平成最後の夏でした。
つるりと喉を滑るひんやり感を空想中。
笹ほたるの琥珀羹、丸く切られた金箔が張り付けられているのかと思ったら(こんな大きな金箔を使ってたら一つ1万円以上しますよね…笑)、透明なんですね。
なんとも丁寧なお仕事!
水羊羹は大好きなのに、小豆を煮るのが面倒臭いと思い、チャレンジしたことがありませんでしたが、抹茶で作る手があったんですね!
和菓子を食べるためだけにでも京都に行きたくなりました。
粘りというよりは、プルプル感が印象的な食感で、喉を通り過ぎる時の滑らかな感じが、何とも心地良かったです^^
水菓子は、キンキンに冷えている訳ではなく、寧ろマイルドな冷え方ですが、不思議と涼感を感じますね。
笹ほたるも、とある記事で紹介されていたのを目にして、食べてみたくなり、8月末の期間限定ギリギリで、間に合いました!
ほうじ茶の琥珀羹、不思議な透明感に引き込まれるようにしばし見つめてから、美味しくいただきました^^
抹茶の抑えた甘味を味わえた瑞々しい水羊羹と、2通りの食感と風味とを存分に堪能しました♪
これまで身近過ぎるせいか、ほとんど和菓子や甘味は京都ではいただいてきませんでしたが、今回の体験で、すっかり味をしめてしまい、今後もちょくちょく味わってみようと思います。