2012年(平成24年)の大晦日は、ラヴェッロ巡りです!
ラヴェッロは小さな街ですが、丸1日贅沢に時間を使って、気ままにノンビリ魅力的な街を歩いてみようと思います♪
<ラヴェッロ>
ラヴェッロ(Ravello)にて、2012年(平成24年)大晦日の日の出。
宿泊したホテル・ルフォロ(Hotel Rufolo)の部屋のバルコニーから、この素晴らしい眺めを独り占めです!
翌日の元日の天気があまり良さそうではなかったので(雲が多い予報)、晴れの予報であった大晦日のこの日に、早起き?(8時少し前です…(^^;)して撮影しました。
海が太陽光線に照らされて黄金色に輝き、手前の木々のシルエットを浮き立たせる、それは幻想的な絶景でした^^
朝焼けに輝く、美しい風景。
光と影のコントラストがとても清々しい、冬の朝です。
それでもあまり寒さを感じなかったのは、流石に温暖な南イタリアです♪
ホテル・ルフォロのすぐ隣の、12世紀に建てられた古いお屋敷である、「ヴィッラ・ルフォロ」もまた朝の陽光に輝いています。
ホテルの建物も、この時離れた場所から眺めたら、綺麗に見えるでしょうね!
9時半を過ぎた頃には、太陽の光はすっかり透明になっていました。
その透き通った光が、空と海を真っ青に燦めかせ始めます。
ラヴェッロ散策、スタートです!
まずはホテルから歩いてすぐ、ラヴェッロの中心部である、ドゥオーモ広場(Piazza Duomo)にやってきました。
建立されて900年以上が経過しているラヴェッロ大聖堂(ドゥオーモ / Duomo di Ravello)、夜の姿とはガラリと趣を変え白亜のすっきりした、優美な外観をしています。
真冬とは思えない程のポカポカ陽気に誘われるように、多くの人々が広場に集い始めていました。
ドゥオーモ内部。
カトリックの聖堂にしては、すっきりとした印象を与えられます。
正面の祭壇に向かって左側に見えるのは、11世紀~12世紀初めの作と推定される使徒書簡朗読の説教壇で、孔雀と預言者ジョナ(ヨナ/ Libro di Giona)が大魚に飲み込まれている2面のビザンチン様式のモザイク模様が施されています。
向かって右側には、13世紀に作られた福音書朗読の説教壇です。
…しかしながら、細部に目を凝らせば、精緻で美しい装飾が数多く施されていることが分かります。
福音書朗読の説教壇の基部です。
6体のライオン像が、螺旋状に美しくモザイク装飾された壇の柱を支えています。
モザイク模様がとても美しい、壇の部分。
鷲の頭部が画像から切れてしまいました;
福音書朗読の説教壇の全体像。
離れた所から眺めてみても、施された装飾の素晴らしさが良く分かる、精緻な技巧です!
祭壇の部分の壁はうっすらとピンク色で、華やかな雰囲気。
金色の使い方と共に、けばけばしく下品にならないセンスの良さが印象的でした。
ラヴェッロの中心部であるドゥオーモ広場から少し歩けば、すぐにこのような目を見張る景色が広がります。
ラヴェッロは標高約350mの高台に位置する天空の街、急峻な地形が生み出す絶景を楽しむことができます^^
海とは反対方向を望むと、海がすぐ近くに広がっているとは信じられない位の山深い風景です!
私も前日こちらの方向から、見えているこれらの山を越えて、ナポリ空港から smart クンを駆ってきました♪
ラヴェッロに限らず、アマルフィ海岸(Costiera amalfitana)一帯が、極めて切り立った地形が支配的であることが良く分かります。
海と山との間の僅かな低地に、マイオーリ(Maiori)の街が見えています。
街中へと戻ります。
正面のトンネルをくぐったすぐ先が、ホテル・ルフォロです。
このあたりには土産物屋さん等のお店が軒を連ねています。
トンネルの手前を右に曲がって、坂道を上っていきます。
坂道をしばらく上っていくと、数あるアマルフィ海岸の特産品の中でも代表的な、リモンチェッロ(Limoncello)のショップがありました。
このショップはリモンチェッロの工場を併設しています。
ショップの商品は、皆ここで生み出されるのですね♪
ショップの棚に並ぶのは、ほとんど全てと言っても間違いではない位に、様々な容器に詰められたリモンチェッロ!!
本当に綺麗な色をしています。
太陽の恵みをどうしても思い浮かべてしまう、これも特産品であるレモンの皮の色を眺めているだけで、喉が鳴ってしまいます(^г^)
試飲もさせてくれましたよ~♪
直に見ると、レモン色が一層鮮やかに…!
…砂糖を加える前の段階のものであったらしく、キョーレツな風味でしたが(久々に口の中がカァ~っと灼熱の感覚を味わいました(^^;)、たちまちレモンの素晴らしい香りの虜に。
数ある容器の商品の中から、オーソドックスなものをお買い上げです。
文字どおりのレモン色…眺めているだけで、その美しさに酔ってしまいそうw
帰国前日に立ち寄るパリ(Paris)でお会いくださるグルメなマダム、タヌ子さんに貢ぐ差し上げる分も、こちらで購入しました。
お口に合ったかなぁ。。。
タヌ子さんとのパリでの会食については、こちら(弊ブログ / タヌ子さんのブログ「異邦人の食卓」)にてお楽しみください~^^
(アマルフィ)海岸の香り(Profumi della Costiera)…イタリアらしい、ロマンチックなネーミングですね^^
原材料(Ingredienti)は、水和アルコール(alcool idrato)、砂糖(zucchero)、"アマルフィ海岸産レモン"の皮(scorzette di "Limone Costa d'Amalfi I. G. P.")。
「I. G. P.」とは、EUが規定する原産地名称保護制度のうちの、「地理的表示保護(保護指定地域表示 / Indicazione geografica protetta)」の制度によって認証された農産物や食品の名称に付けられています。
特徴が地域的な由来を持ち、その地域内において、定められた製法により生産又は加工又は調整された農産物や食品が、対象となります。
アマルフィ海岸産レモン(Limone Costa d'Amalfi)も、この IGP 認証を受けています。
リモンチェッロもこの旅で手に入れたいものリストに挙がっていた品の1つ、ラヴェッロの次に訪れる予定のアマルフィで購入しようと考えていたのですが、図らずもラヴェッロでより希少性の高そうな自家製リモンチェッロに巡り会えて首尾良く入手が叶って、天にも昇る心地でしたw
ラヴェッロ巡りはまだまだ始まったばかりの序の口、一旦ホテルに戻って(すぐ近くで助かりました!)部屋に置き、改めて散策を再開しました。
ラヴェッロは小さな街ですが、丸1日贅沢に時間を使って、気ままにノンビリ魅力的な街を歩いてみようと思います♪
<ラヴェッロ>
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ラヴェッロ(Ravello)にて、2012年(平成24年)大晦日の日の出。
宿泊したホテル・ルフォロ(Hotel Rufolo)の部屋のバルコニーから、この素晴らしい眺めを独り占めです!
翌日の元日の天気があまり良さそうではなかったので(雲が多い予報)、晴れの予報であった大晦日のこの日に、早起き?(8時少し前です…(^^;)して撮影しました。
海が太陽光線に照らされて黄金色に輝き、手前の木々のシルエットを浮き立たせる、それは幻想的な絶景でした^^
朝焼けに輝く、美しい風景。
光と影のコントラストがとても清々しい、冬の朝です。
それでもあまり寒さを感じなかったのは、流石に温暖な南イタリアです♪
ホテル・ルフォロのすぐ隣の、12世紀に建てられた古いお屋敷である、「ヴィッラ・ルフォロ」もまた朝の陽光に輝いています。
ホテルの建物も、この時離れた場所から眺めたら、綺麗に見えるでしょうね!
9時半を過ぎた頃には、太陽の光はすっかり透明になっていました。
その透き通った光が、空と海を真っ青に燦めかせ始めます。
ラヴェッロ散策、スタートです!
まずはホテルから歩いてすぐ、ラヴェッロの中心部である、ドゥオーモ広場(Piazza Duomo)にやってきました。
建立されて900年以上が経過しているラヴェッロ大聖堂(ドゥオーモ / Duomo di Ravello)、夜の姿とはガラリと趣を変え白亜のすっきりした、優美な外観をしています。
真冬とは思えない程のポカポカ陽気に誘われるように、多くの人々が広場に集い始めていました。
ドゥオーモ内部。
カトリックの聖堂にしては、すっきりとした印象を与えられます。
正面の祭壇に向かって左側に見えるのは、11世紀~12世紀初めの作と推定される使徒書簡朗読の説教壇で、孔雀と預言者ジョナ(ヨナ/ Libro di Giona)が大魚に飲み込まれている2面のビザンチン様式のモザイク模様が施されています。
向かって右側には、13世紀に作られた福音書朗読の説教壇です。
…しかしながら、細部に目を凝らせば、精緻で美しい装飾が数多く施されていることが分かります。
福音書朗読の説教壇の基部です。
6体のライオン像が、螺旋状に美しくモザイク装飾された壇の柱を支えています。
モザイク模様がとても美しい、壇の部分。
鷲の頭部が画像から切れてしまいました;
福音書朗読の説教壇の全体像。
離れた所から眺めてみても、施された装飾の素晴らしさが良く分かる、精緻な技巧です!
祭壇の部分の壁はうっすらとピンク色で、華やかな雰囲気。
金色の使い方と共に、けばけばしく下品にならないセンスの良さが印象的でした。
ラヴェッロの中心部であるドゥオーモ広場から少し歩けば、すぐにこのような目を見張る景色が広がります。
ラヴェッロは標高約350mの高台に位置する天空の街、急峻な地形が生み出す絶景を楽しむことができます^^
海とは反対方向を望むと、海がすぐ近くに広がっているとは信じられない位の山深い風景です!
私も前日こちらの方向から、見えているこれらの山を越えて、ナポリ空港から smart クンを駆ってきました♪
ラヴェッロに限らず、アマルフィ海岸(Costiera amalfitana)一帯が、極めて切り立った地形が支配的であることが良く分かります。
海と山との間の僅かな低地に、マイオーリ(Maiori)の街が見えています。
街中へと戻ります。
正面のトンネルをくぐったすぐ先が、ホテル・ルフォロです。
このあたりには土産物屋さん等のお店が軒を連ねています。
トンネルの手前を右に曲がって、坂道を上っていきます。
坂道をしばらく上っていくと、数あるアマルフィ海岸の特産品の中でも代表的な、リモンチェッロ(Limoncello)のショップがありました。
このショップはリモンチェッロの工場を併設しています。
ショップの商品は、皆ここで生み出されるのですね♪
ショップの棚に並ぶのは、ほとんど全てと言っても間違いではない位に、様々な容器に詰められたリモンチェッロ!!
本当に綺麗な色をしています。
太陽の恵みをどうしても思い浮かべてしまう、これも特産品であるレモンの皮の色を眺めているだけで、喉が鳴ってしまいます(^г^)
試飲もさせてくれましたよ~♪
直に見ると、レモン色が一層鮮やかに…!
…砂糖を加える前の段階のものであったらしく、キョーレツな風味でしたが(久々に口の中がカァ~っと灼熱の感覚を味わいました(^^;)、たちまちレモンの素晴らしい香りの虜に。
数ある容器の商品の中から、オーソドックスなものをお買い上げです。
文字どおりのレモン色…眺めているだけで、その美しさに酔ってしまいそうw
帰国前日に立ち寄るパリ(Paris)でお会いくださるグルメなマダム、タヌ子さんに
お口に合ったかなぁ。。。
タヌ子さんとのパリでの会食については、こちら(弊ブログ / タヌ子さんのブログ「異邦人の食卓」)にてお楽しみください~^^
(アマルフィ)海岸の香り(Profumi della Costiera)…イタリアらしい、ロマンチックなネーミングですね^^
原材料(Ingredienti)は、水和アルコール(alcool idrato)、砂糖(zucchero)、"アマルフィ海岸産レモン"の皮(scorzette di "Limone Costa d'Amalfi I. G. P.")。
「I. G. P.」とは、EUが規定する原産地名称保護制度のうちの、「地理的表示保護(保護指定地域表示 / Indicazione geografica protetta)」の制度によって認証された農産物や食品の名称に付けられています。
特徴が地域的な由来を持ち、その地域内において、定められた製法により生産又は加工又は調整された農産物や食品が、対象となります。
アマルフィ海岸産レモン(Limone Costa d'Amalfi)も、この IGP 認証を受けています。
リモンチェッロもこの旅で手に入れたいものリストに挙がっていた品の1つ、ラヴェッロの次に訪れる予定のアマルフィで購入しようと考えていたのですが、図らずもラヴェッロでより希少性の高そうな自家製リモンチェッロに巡り会えて首尾良く入手が叶って、天にも昇る心地でしたw
ラヴェッロ巡りはまだまだ始まったばかりの序の口、一旦ホテルに戻って(すぐ近くで助かりました!)部屋に置き、改めて散策を再開しました。
谷を隔てた隣町からラヴェッロを俯瞰した眺めをTVで見たのですが、海から切り立った山上に建ち並ぶ家並みは正に天空の街に相応しい、現実離れした幻想的な眺めでした^^
リモンチェッロは、強い甘味が灼き付く喉越しと芳しいレモンの香りがクセになる食後酒です。
素晴らしいレモン色は、光の按配で黄色がかったり緑がかったりと、微妙な変化も見せてくれます♪
味わってよし、眺めてよし、応用もよし…と、実に多彩でスマートな、イタリアらしい魅力的なお酒ですよね^^
まさに風光明媚とはこの事ですね。
リモンチェッロ、アルコール32%でかなりキツイのですね。お菓子作りに使ったら風味豊かで美味しく出来そう!
かわいらしい瓶に入ったリモンチェッロもたくさんあってオブジェとしても良さそうですね。
カトリックのお膝元だけに、古い聖堂が数多く残っているからなのでしょうね。
天井の骨組み、私も入堂して気付いた時は驚きました。
内壁がシンプルだったので、この天井がより強調されて印象的に見えました。
標高は350m程のラヴェッロですが、海辺の町よりも太陽を近くに感じられたのは、不思議な感覚でしたね^^
山の頂上から紺碧の海原を一望できるのが、ラヴェッロならではの魅力だと思います!
リモンチェッロ、ようやく先日開封しました♪
口に含むや、レモンの芳香と喉を灼く強い甘味の虜になりましたw
仰るように色々と活用できそうですし、タヌ子さんのお口にも合いますことを願っています。
天井の一部、屋根の骨組みがそのまま見えているところが面白いですね。
標高が高いから冬だと寒そうな気がするけれど、それだけ太陽の力が強いってことなのでしょうね。
目の前に同じぐらいの高さの山が見える風景って不思議。
工場直売のリモンチェッロ、美味しいイタリアンを作ったら、食後酒としていただこうと思っているのですが、なかなかこのリモンチェッロに値するイタリアンができず、勿体なくてまだ飲んでません。
アイスクリームにちょっと垂らしても美味しそうですよね。