
夕食を存分に味わった後、お店から最寄となる、のと鉄道の能登中島駅まで、往路ではタクシーに乗車した経路を歩いて戻りました。
かき尽しの夕食処へは、能登中島駅からタクシーでは5分程の距離であったので、徒歩でのんびり気分で歩いても20分位で駅に到着、程良い腹ごなしの散策となりました♪
タイトルでは「夜」としましたが、時刻はまだ18時20分頃…とはいえ1月下旬の真冬の時期、辺りはすっかり夜の帳が降りていました。
<能登中島→七尾>

七尾から能登半島を走る第三セクター鉄道である、のと鉄道の能登中島駅。
かき三昧の夕食のために、七尾から乗車してきた列車をこの駅で下車、慌ただしく出発していく列車を見送ります。
この明るい時間帯でも、乗降客で賑わうのは列車が到着した束の間だけ…列車の姿が消えると、取り残されたような静寂に包まれます。

駅前の駐車スペースも、列車から降りた人を出迎えた車が走り去ると、人っ子一人いなくなりました。。。
駅舎の照明も点り始め、哀愁の色が色濃くなり始める夕刻…これから食事でなければ、このまましばらく佇んでいたい雰囲気です。

かき三昧の夕食を終えて、能登中島駅に戻ってきました。
18時を回った位の時間でしたが、真冬のこの時期では既に日もとっぷりと暮れた後で、駅周辺はすっかり夜の闇に包まれていました。
煌々と灯りの点る駅と遠くの信号の灯りがレールに映えて、いかにも静かな夜を迎えたローカル線の風景…といった雰囲気に浸ります。

ホームも、跨線橋から列車の到着する中央部にかけてのみが明るく照らされています。
のと鉄道の駅には、それぞれ愛称が付けられていて、能登中島駅の愛称は、「演劇ロマン駅」。
駅周辺にある「能登演劇堂」や、歌人・大伴家持がこの地で歌を詠んだことに因んだ命名とのことです。

駅の照明の他は、完全に夜の静寂に包まれた感のあるホーム。
列車が到着していない駅には、留め置かれている郵便車があるだけです。
私と同道者の他には、人の気配もなし。
あまりの静けさに、「本当に列車は来るのだろうか…」とすら思えてきました;

動くものがほとんど視界に入ってこない風景の中で、突然の変化でした!
踏切の鳴る音が聞こえ始め、走って来る列車の前照灯に照らされたレールの明るい帯が徐々に駅へ向けて伸びてきて、やがて光の塊となった列車が正に闇を突くように、ホームへと入ってきました。
たった1両の列車でしたが、明るい車内の照明が目に入ると、闇の中に取り残されたような気持ちが拭い去られました。
そして、車内へと乗車すると、人の世界へと帰ってきたような安堵感を覚えてホッと一息…やはり人間には、闇に対する本能的な怖れのような感覚があって、ふとした機会にそれを思い起こしたりするものなのだなぁ…等と、ほとんど乗客のいなかった車内でぼんやりと物思いに耽っていました。

夜の闇の中を走ること約20分程で、列車は終点の七尾に到着しました。
気の毒な位に疎らな乗客が下車していきました。。。
束の間のローカル線の旅でしたが、どこかノスタルジックな情感たっぷりの”列車”旅を満喫できて心も満たされた、冬の能登の静かな夜。
その夜を七尾で眠り、翌日の金沢行に備えます。
かき尽しの夕食処へは、能登中島駅からタクシーでは5分程の距離であったので、徒歩でのんびり気分で歩いても20分位で駅に到着、程良い腹ごなしの散策となりました♪
タイトルでは「夜」としましたが、時刻はまだ18時20分頃…とはいえ1月下旬の真冬の時期、辺りはすっかり夜の帳が降りていました。
<能登中島→七尾>
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _

七尾から能登半島を走る第三セクター鉄道である、のと鉄道の能登中島駅。
かき三昧の夕食のために、七尾から乗車してきた列車をこの駅で下車、慌ただしく出発していく列車を見送ります。
この明るい時間帯でも、乗降客で賑わうのは列車が到着した束の間だけ…列車の姿が消えると、取り残されたような静寂に包まれます。

駅前の駐車スペースも、列車から降りた人を出迎えた車が走り去ると、人っ子一人いなくなりました。。。
駅舎の照明も点り始め、哀愁の色が色濃くなり始める夕刻…これから食事でなければ、このまましばらく佇んでいたい雰囲気です。

かき三昧の夕食を終えて、能登中島駅に戻ってきました。
18時を回った位の時間でしたが、真冬のこの時期では既に日もとっぷりと暮れた後で、駅周辺はすっかり夜の闇に包まれていました。
煌々と灯りの点る駅と遠くの信号の灯りがレールに映えて、いかにも静かな夜を迎えたローカル線の風景…といった雰囲気に浸ります。

ホームも、跨線橋から列車の到着する中央部にかけてのみが明るく照らされています。
のと鉄道の駅には、それぞれ愛称が付けられていて、能登中島駅の愛称は、「演劇ロマン駅」。
駅周辺にある「能登演劇堂」や、歌人・大伴家持がこの地で歌を詠んだことに因んだ命名とのことです。

駅の照明の他は、完全に夜の静寂に包まれた感のあるホーム。
列車が到着していない駅には、留め置かれている郵便車があるだけです。
私と同道者の他には、人の気配もなし。
あまりの静けさに、「本当に列車は来るのだろうか…」とすら思えてきました;

動くものがほとんど視界に入ってこない風景の中で、突然の変化でした!
踏切の鳴る音が聞こえ始め、走って来る列車の前照灯に照らされたレールの明るい帯が徐々に駅へ向けて伸びてきて、やがて光の塊となった列車が正に闇を突くように、ホームへと入ってきました。
たった1両の列車でしたが、明るい車内の照明が目に入ると、闇の中に取り残されたような気持ちが拭い去られました。
そして、車内へと乗車すると、人の世界へと帰ってきたような安堵感を覚えてホッと一息…やはり人間には、闇に対する本能的な怖れのような感覚があって、ふとした機会にそれを思い起こしたりするものなのだなぁ…等と、ほとんど乗客のいなかった車内でぼんやりと物思いに耽っていました。

夜の闇の中を走ること約20分程で、列車は終点の七尾に到着しました。
気の毒な位に疎らな乗客が下車していきました。。。
束の間のローカル線の旅でしたが、どこかノスタルジックな情感たっぷりの”列車”旅を満喫できて心も満たされた、冬の能登の静かな夜。
その夜を七尾で眠り、翌日の金沢行に備えます。
フランスだから駅舎の造りは全く違うけれど、この人気のなさがそっくり(笑)
若かりし頃に友人と二人で北海道旅行をした際、今はなき湧網線の車窓から光が全く見えず、電車の中にいるにもかかわらず、恐怖感を覚えました。
七尾への帰路はすっかり日も暮れて真っ暗な中での列車待ちであったため、駅の灯りがあるとはいえ、「本当に列車が来るのだろうか」と不安を覚える程の人気のなさ&静けさに包まれた能登中島駅でした。
タヌ子さん邸の最寄駅、とても興味をそそられますw
北海道のローカル線は、他地域のそれとはローカル度が桁違いに凄まじそうですね…夜の車内とか、人間以外のものも、区間によっては見えそうにも思えてしまいます;