昼下がりのクルージングは、コルナート島(Kornat)とレヴルナカ島(Levrnaka)とに挟まれた海峡に差しかかりました。
時刻は14時を回って1日で最も暑い時間帯、晴れ上がった青空から強い日差しが照りつけます。
コルナート島側を見上げると、高台にトゥレタ要塞が、遺跡となった今もなお見守り続けています。
<コルナティ関連リンク>
コルナティ国立公園(Nacionalni park Kornati)
コルナティの地図
コルナティの地図(コルナティ諸島、Kornatsko otočje)
コルナティの地図(当記事関連)(Google Earth)
リンク先のポイントに対応
A:ヴルリェ(Vrulje、コルナート島)
B:トゥレタ要塞(Utvrda Tureta、コルナート島)
C:タラツ(Tarac)の聖母訪問教会(Crkva Pohođenja Marijina - Gospe od Tarca、コルナート島)
D:レヴルナカ島
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トゥレタ要塞が、コルナート島とレヴルナカ島とを隔てる海峡を、静かに見下ろしています。
サリで購入した書籍 "KORNATI OKRUNJENI OTOCI (「コルナティ 王冠を戴く島々」←直訳です;)" によれば、この要塞周辺一帯は、コルナティ諸島で最も早く人々が入植した地域とのことで、トゥレタ要塞は6世紀に築かれた、とのことです。
1,500年もの間、この高台から行き交う船を見続けてきたと思うと、歴史のロマンを感じます♪
トゥレタ要塞のある高台を下りたような場所に、ぽつんと1軒だけ建っている、タラツの聖母訪問教会。
ゴツゴツした岩の荒野に建つ、可愛らしい小さな教会の建物は、海上からの眺めでも、とても目立つアクセントとなっています。
トゥレタ要塞のほぼ真横の位置まで、進んできました。
この、海面からせり上がる高台も、上るにつれて岩だらけになっていて、興味深い地形となっています。
コルナート島に幾つも見られる、円錐形をした山の、素晴らしいパノラマ。
紺碧の海に良く映える薄草色の山肌を、海岸から緩やかなカーブを描いて貫いてる、一条の石垣の連なりが見事な美しさです!
漁船、クルーザー、ヨット、遊覧船、警察船に続いて軍艦まで目にすることになりました。
目的はそれぞれ違えど、本当にありとあらゆる船が、この海域には集結していますね。
それぞれは互いによく似た岩がちの山でも、コルナート島のような大きな島の脊梁を形成する程の山脈となっている姿を眺めると、その特異な植生と地形の広がりから、風景の雄大さを感じずにはいられません。
小さな島々に囲まれた、穏やかな午後の海に、気持ちもすっかり和んでいます。
時間の進み方も、ゆっくりと感じられます。
正面に島影から、ヨットがまた1艘姿を現しました。
先程書いたように、遠くから眺めると、一見同じように見える円錐形の山々ですが、近付いてよく見ると、帯のような岩や石垣の地層の走り方や樹木の生え方等が、それぞれの山毎に異なっていて、それぞれの山肌に現われた表情の個性を見分けるのも、面白かったです。
海の碧さも、どんどん深くなっている模様です。
陸地とのコントラストが、益々ハッキリとしてきました。
キョロキョロしているうちに、トゥレタ要塞のある海峡を通過しました。
白い航跡の浮かぶ碧い海の左側が、トゥレタ要塞のあるコルナート島、右側がレヴルナカ島です。
トゥレタ要塞を少し過ぎた所にある、入り江(Uvala)の様子。
やはり、入り江の奥に、小さな港と家があります。
左手から海へ伸びる石垣の終端部は、網のようなものでフェンスとなっていました。
ということは、未だに現役なのでしょうか?
コルナート島も、海岸部はほとんど一様に、白い岩の浜辺となっています。
航空写真等を見ると、ほぼ島全体を、この岩のラインで白く縁取られているように見えて、道路と誤解することがよくありました;
このあたりの眺めを、動画で撮影しました。
このような感じで、周囲の景色に見入りながら進んでいました。
それにしても、中々見た感じのままに映りませんねぇ…本当にもっと鮮やかに見えていたのですが、残念です(TT)
大変短い時間ですが、動きのある雰囲気をお楽しみください。
帆に風を受けて、悠然とすれ違ったヨット。
気ままに、コルナティの島々を巡っているのでしょう…。
背後の島は、レヴルナカ島です。
晴れた午後、青空の下、紺碧の海に浮かんで雄大な風景に感嘆して過ごす船上…もの凄く贅沢な時間の過ごし方をしているなぁ…と、日本では考えられないテンポに身を委ねて、とても幸せな気分を満喫していました^^
時刻は14時を回って1日で最も暑い時間帯、晴れ上がった青空から強い日差しが照りつけます。
コルナート島側を見上げると、高台にトゥレタ要塞が、遺跡となった今もなお見守り続けています。
<コルナティ関連リンク>
コルナティ国立公園(Nacionalni park Kornati)
コルナティの地図
コルナティの地図(コルナティ諸島、Kornatsko otočje)
コルナティの地図(当記事関連)(Google Earth)
リンク先のポイントに対応
A:ヴルリェ(Vrulje、コルナート島)
B:トゥレタ要塞(Utvrda Tureta、コルナート島)
C:タラツ(Tarac)の聖母訪問教会(Crkva Pohođenja Marijina - Gospe od Tarca、コルナート島)
D:レヴルナカ島
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トゥレタ要塞が、コルナート島とレヴルナカ島とを隔てる海峡を、静かに見下ろしています。
サリで購入した書籍 "KORNATI OKRUNJENI OTOCI (「コルナティ 王冠を戴く島々」←直訳です;)" によれば、この要塞周辺一帯は、コルナティ諸島で最も早く人々が入植した地域とのことで、トゥレタ要塞は6世紀に築かれた、とのことです。
1,500年もの間、この高台から行き交う船を見続けてきたと思うと、歴史のロマンを感じます♪
トゥレタ要塞のある高台を下りたような場所に、ぽつんと1軒だけ建っている、タラツの聖母訪問教会。
ゴツゴツした岩の荒野に建つ、可愛らしい小さな教会の建物は、海上からの眺めでも、とても目立つアクセントとなっています。
トゥレタ要塞のほぼ真横の位置まで、進んできました。
この、海面からせり上がる高台も、上るにつれて岩だらけになっていて、興味深い地形となっています。
コルナート島に幾つも見られる、円錐形をした山の、素晴らしいパノラマ。
紺碧の海に良く映える薄草色の山肌を、海岸から緩やかなカーブを描いて貫いてる、一条の石垣の連なりが見事な美しさです!
漁船、クルーザー、ヨット、遊覧船、警察船に続いて軍艦まで目にすることになりました。
目的はそれぞれ違えど、本当にありとあらゆる船が、この海域には集結していますね。
それぞれは互いによく似た岩がちの山でも、コルナート島のような大きな島の脊梁を形成する程の山脈となっている姿を眺めると、その特異な植生と地形の広がりから、風景の雄大さを感じずにはいられません。
小さな島々に囲まれた、穏やかな午後の海に、気持ちもすっかり和んでいます。
時間の進み方も、ゆっくりと感じられます。
正面に島影から、ヨットがまた1艘姿を現しました。
先程書いたように、遠くから眺めると、一見同じように見える円錐形の山々ですが、近付いてよく見ると、帯のような岩や石垣の地層の走り方や樹木の生え方等が、それぞれの山毎に異なっていて、それぞれの山肌に現われた表情の個性を見分けるのも、面白かったです。
海の碧さも、どんどん深くなっている模様です。
陸地とのコントラストが、益々ハッキリとしてきました。
キョロキョロしているうちに、トゥレタ要塞のある海峡を通過しました。
白い航跡の浮かぶ碧い海の左側が、トゥレタ要塞のあるコルナート島、右側がレヴルナカ島です。
トゥレタ要塞を少し過ぎた所にある、入り江(Uvala)の様子。
やはり、入り江の奥に、小さな港と家があります。
左手から海へ伸びる石垣の終端部は、網のようなものでフェンスとなっていました。
ということは、未だに現役なのでしょうか?
コルナート島も、海岸部はほとんど一様に、白い岩の浜辺となっています。
航空写真等を見ると、ほぼ島全体を、この岩のラインで白く縁取られているように見えて、道路と誤解することがよくありました;
このあたりの眺めを、動画で撮影しました。
このような感じで、周囲の景色に見入りながら進んでいました。
それにしても、中々見た感じのままに映りませんねぇ…本当にもっと鮮やかに見えていたのですが、残念です(TT)
大変短い時間ですが、動きのある雰囲気をお楽しみください。
帆に風を受けて、悠然とすれ違ったヨット。
気ままに、コルナティの島々を巡っているのでしょう…。
背後の島は、レヴルナカ島です。
晴れた午後、青空の下、紺碧の海に浮かんで雄大な風景に感嘆して過ごす船上…もの凄く贅沢な時間の過ごし方をしているなぁ…と、日本では考えられないテンポに身を委ねて、とても幸せな気分を満喫していました^^
日本では全ての事が迅速に対処されとても便利な社会ですが、その分人間に不自然なテンポを強いているのかもしれません。のんびりしたイギリスの地方都市に住んでいますが、それでも森の中に入り一人で風のそよぐ音に身を委ねていると安らぎを覚えます。自然の中に身をおくというのは人間にとってなくてはならない大切な時間だと思います。
ただ、このように綺麗な建物が残っているので、漁師さんをはじめ、コルナティに縁のある方々の手で大切に手入れをされているのではないでしょうか。
このあたりの方々は、夏の間に1年分の稼ぎを揚げる生活パターンが多いそうで、冬に訪れることができれば、本当に無人となった島々の荒々しい風景が見られそうですね。
確かに、このクルーズに出てみて、私自身いかに普段日本ではあくせく時間に追われる生活を無意識に当然視していたか、ということを痛感しました。
今の日本ではこうした余裕を「無駄」と断じがちで、久しく感じられなかった心のゆとりに浸れたこのクルーズは、私には本当に貴重で価値あるひと時でした!
プー太郎さんはイギリスにお住まいなのですね。
私はまだイギリスを訪れたことがないのですが、イギリスの地方の、人の営みと自然との調和がとれた素晴らしい風景の写真や映像に接しては、生活のクオリティを効率で捉えがちな今の日本とは異なる視点で追求する欧州の拘りをとても羨ましく思います。