時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

長野県小海町の高原へ-20~高原のリゾートホテルへ

2017-02-11 16:18:30 | 中部/日本
 松原湖の魅力をタップリと体感した後は、前日に引き続いて、県道を更に高所へ。

 <<長野県小海町の高原へ-19>

 高原の美術館と日帰り温泉施設で、午後の時間を、ゆったり過ごします。
 豪勢な夕食で、身も心もリッチな気分に♪

 11月の月末近くで、1年で最も昼が短くなる冬至を翌月に控えたこの時期、日帰り温泉施設を出てこの日宿泊するリゾートホテルへと発った夕刻には、屋外は既に深夜を思わせる漆黒の闇に包まれていました。


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 再び、「小海町高原美術館」へと、やってきました。
 猪名湖畔からは、所要時間にして、約5分で到着。

 時刻は、13時30分を少し回った頃。
 雲が、徐々に厚みを増しつつありました。

 この日も、「君の名は。」展を観覧。
 展示内容が充実していて、作品同様に何度観てもどれだけ時間をとっても飽きない(注:私の主観です)、いい展覧会でした。
 この日もこの後は宿泊先へと赴くだけで、時間を気にしなくてもよかったので、とにかく気の済むまで、ジックリと観て回りました^^



 …という訳で、目一杯時間を掛けて「君の名は。」展を堪能して、美術館から外へ出た頃には、時刻は16時を回っていました。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 「君の名は。」展に、2時間半程滞在していたことになりますね(^^;)
 思い切り、ひたすら趣味に没頭していた、すこぶる幸せな時間でした♪

 翌月の冬至へ向け、昼がどんどん短くなっていく時季的な要因に、西の方向に八ヶ岳が聳える高原という地形も加わって、既に太陽は山の端の向こうに没してしまい、頼り無げな残照が辛うじて、黄昏時の空に、明るさを保っていました。
 日中の輝きを失って青みの増した残雪が目の前に広がり、人の気配も希薄でどこか哀愁を帯びた風景の中に一人取り残されたような、もの哀しい感覚に囚われます。

 1日の寒暖の差も激しい高原の地。
 気温もグングン下がって、とても寒くなってきていたので、美術館に隣接している日帰り温泉施設、「八峰の湯(やっほーのゆ)」へと駆け込んで、今度はゆっくり温泉に浸かり、冷えた体を温めました。



 身体もすっかり温まり、風呂上がりのサッパリとした気分で、この日は、八峰の湯に併設の食事処にて夕食をいただくことに。
 「旅先では食費を惜しまず」のポリシーwを貫き、1日5食限定とメニューに謳う(17時以降の夕食メニュー)、「信州ステーキ重」をオーダー!
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 そういえば、松原湖巡りにすっかり夢中となり、この日は昼食抜きであったことを思い出して、ごはん大盛り(130円プラス)でお願いしましたw
 待つことしばし…やがて、ごはんが大盛りとなった上に、ステーキ肉が溢れんばかりに盛られた、大きなお重が運ばれてきました~(^г^)

 ゴクリと咽喉を鳴らして、このご馳走に喰らいつく体制を整えて…イタダキマス!!!



 固すぎず柔らかすぎずの歯応えも絶妙で、かつジューシィなステーキ肉は、地元産の信州牛。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 その信州牛のもも肉を、150gと贅沢に使用した、ボリューム満点の豪勢なステーキ重です!
 丼並みの容量を誇る、大きなお重でも、その分厚いステーキ肉が隙間なく、ギッシリと詰め込まれているように、大盛りのご飯の上に並べられている様は実に壮観で、そのガッツリな食べ応えを存分に愉しみました。

 肉とご飯との間に挟まったレタスが、肉の脂分を受け止めて、ご飯がギトギトになってしまうのを防いでくれています。
 そして、この三者を一緒に口へと運ぶと…三様の個性的な食感と風味が絡み合った美味しさは、最高でした!

 2週間前にこの食事処でいただいた生姜焼き定食で、このお店の美味しさは分かっていましたが、この信州牛ステーキ重も、想像以上に満足のいくものでした♪
 大枚をはたいた価値は十二分にあった、素晴らしい夕食で、お腹と心とをシッカリと満たしました(^o^)



 食事を終えて、駐車場へと出てみると…とっぷりと日が暮れた後で、駐車場の照明の他には灯り一つない、漆黒の闇が、辺り一帯を支配していました。

 深夜といってもおかしくないような眺めですが、時刻は、この時まだ17時30分頃。
 人の気配も既にほとんどなくなっていて、引きずり込まれてしまいそうな深い闇に、本能的な恐怖感すら覚えました;;



 30分前(17時)に閉館していた、小海町高原美術館。

 白い雪と白樺の幹、美術館のコンクリート壁が、フラッシュにもの哀しく浮かび上がります。
 日中の賑わいが信じられないような、静寂の中に佇んでいました。

 ヒンヤリとした冷気に、そろそろ限界…レンタカーの相棒に、飛び乗ります。
 美術館から更に県道を進んで高度を稼ぎ、この日宿泊するホテルへと向かいます。



 小海町高原美術館から、県道480号線の上り坂を進むこと、およそ10分弱。
 この日の宿泊地である、「小海リエックスホテル」へ到着しました。
 ゴルフコースや、スキー場にも隣接している、リゾートホテルです。

 標高1,000mを優に超えている高原の夜は、やはり冷え込みも厳しく、ホテルの駐車場へのアプローチでは、残雪が凍り付いて、路面がアイスバーン状になっていました;
 緩やかな下り坂となっていたアプローチでは、ハンドルやブレーキが利かずに坂を滑り落ちていく、スリップの恐怖を味わいました。
 幸い、前後に他の車はなく、最悪の事態は回避;;

 レンタカー予約時に、スタッドレスタイヤの選択もできたのですが、予約時にはまさか、出発前日に目的地が大雪となるとは思いもよりませんでした。
 冷え込みも厳しい、冬季の山間部へのドライブ時には、スタッドレス選択は必須ですね。



 広々とした、落ち着いた雰囲気の部屋で、くつろぎの一夜を過ごします♪

 長時間歩き回ったこの日は、流石に横になってじっとしていると、満腹であることも手伝って、寝落ちしそうになりましたw



 部屋のベランダへと出てみると、庇から大きなツララが、何本も伸びていました!
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 1本1本のツララは、太さも長さも、シッカリとしたもので、思わず激写w
 ここでも、当然のことながら、外は漆黒の闇に包まれています。
 真っ暗な外界を背景にして、フラッシュに浮かび上がったツララの透明感に、思わず撮影した画像を見つめていました。



 これらのツララがいかに大きいか、お分かりでしょうか。
 手前の、ベランダにあったテーブルセットは、普通に人が腰掛けて使うことのできるサイズです。

 ツララ自体を目にすることが、もう何年もなかったせいか、妙にテンションが上がってしまい、アングルを変えてはシャッターを切り続けていました(^^;)



 また冷えてしまった体を温め直すべく、ホテルの温泉施設へ。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 このホテルの温泉施設は、ホテル本館とは別棟となっていました。
 体に染み入るような冷気に満ちた、夜のしじまを歩きます。



 途中から、風雨や雪避けのような、ビニールの覆いの中を進みます。

 やはり、身を切る風が完全に遮断されるからでしょうか…覆い無しと比べて、寒さの体感が劇的に緩和されたような気がしました!



 覆いの中を歩いていくと、程なくホテルの温泉である、「星空の湯 りえっくす」へ到着。

 こちらの温泉でも、ゆったりと体を延ばして、1日の疲れを落とします。
 露天風呂からは、遠く小海や佐久方面(と思います)の街の灯りをも、遠望することができました。
 冷え切った空気の中で浸かる、露天風呂の温かさの心地良さは、格別ですね!



 温泉から上がると、アイスバーを1本無料でいただけます。
 流石は、お菓子屋さんが運営するリゾートホテル!

 ソーダ味のバーを、選びました。
 ほてった体に、冷たいアイス…美味しかったです♪



 ついでに、山ぶどうジュースを購入して、水分補給。
 果汁50%でしたが、山ぶどうの甘酸っぱい風味の効いた爽やかな美味しさで、咽喉を潤しました。

 こうして、午前はアウトドア、午後はインドアで、充実の1日が終了。
 京都への帰途に就く翌日に備え、早い目に就寝。
 ベッドに横たわって、目を閉じるや否や、翌朝まで深い眠りへと落ちていきました。

 <長野県小海町の高原へ-21>>



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2 コメント

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Unknown (タヌ子)
2017-02-17 06:08:15
地方のホテルはゆったりした造りでいいですね。
極寒の日の露天風呂、体ポカポカ頭すっきりで気持ちいいですよね。
この冬は朝の気温が低いことが多く、−10℃ぐらいになる日もあったけれど、氷柱は出来てませんでした。
私も氷柱は何年も見ていない気がする。
ステーキ丼、美味しそう。
日本のお肉ってなんでこんなに柔らかいのかしら…
ソーダアイス、懐かしい!
『君の名は』漸く見てきました。
小さい映画館だったけれど、なんと観客はたったの4名…
4名の中で一人日本語が分かる優越感に浸ってみてきました。
この映画は日本を知らないとなかなか楽しめない部分もあるような気もしますが、映像が凄く綺麗で感動しました。
タヌ子さん。 (taろう)
2017-02-17 19:26:37
やはり、広々とした客室は圧迫感がなくて、気分的にもゆったりと寛ぐことができますね♪
やはり、標高1,000mを優に超えている高地だけに、夜の冷え込みは厳しくて、空気自体の冷たさと、風による体感温度の冷たさは、半端なかったです;
それだけに、露天風呂の温かさの心地良さは、格別でした!
長さが30cmを超えるような、大きなツララを見るのは、本当に子供の頃以来であったかもしれません。
ちょっと感動して、体の冷えるのも気にせず、夢中で激写していましたw
和牛は、ご飯に良く合いますね^^
旨味たっぷりの肉汁とご飯の相性は、ダイエットなどという言葉の存在を瞬殺する程に、素晴らしかったです。
肉の柔らかさは、やはりサシの多い霜降り肉だからなのでしょうね。
温まった体に、キンキンに冷えたアイスを食すというのも、美味しいものですね。
「君の名は。」、確かに日本が舞台なので、外国の方は「???」な部分も多いのでしょうね…それでも、作品から日本に興味を持ってくれたら、嬉しいですよね。
映像の美しさも、この作品が大好評を博した理由の1つだと思います。

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