時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

舞鶴日帰りミニ旅-03~海上自衛隊舞鶴基地 北吸桟橋 ②

2018-05-27 09:47:18 | 京都
 護衛艦「あさぎり」の甲板見学を、続けます。

 <<舞鶴日帰りミニ旅-02>

 「あさぎり」を挟んで、護衛艦「せんだい」とは反対側に停泊していた護衛艦「まつゆき」の雄姿を横目に見ながら、「あさぎり」の甲板上を、艦首から艦尾方向へと移動します。
 僚艦の装備や、「あさぎり」艦尾に装備されている対空ミサイルランチャー等を見学した後、再び「せんだい」へと移乗し、北吸桟橋へと下船しました。

 下船後は、桟橋の西端附近に停泊していたミサイル艇「はやぶさ」を、桟橋から眺めました。

 <舞鶴地方隊>(基地施設の見学に関する情報も掲載)
 <舞鶴基地>
 <海上自衛隊艦艇一覧>

 記事中の画像クリックで、別ウィンドウが開きます。


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 護衛艦「あさぎり」の左舷側には、僚艦である護衛艦「まつゆき」が、並んで停泊していました。
 「あさぎり」の甲板から、「まつゆき」の艦首を眺めています。

 艦首の国旗が、強風によって、綺麗に翻っていました。
 満艦飾の小旗も、気持ちよさそうにたなびいていますね。

 「あさぎり」や「まつゆき」、「あさぎり」右舷側に停泊していた護衛艦「せんだい」の就役年や概略については、前の記事をご参照ください。



 「まつゆき」も、「せんだい」や「あさぎり」同様に、62口径76ミリ速射砲を主砲として、搭載しています。

 砲身や砲口等、美しく磨き上げられていて、思わず凝視w
 砲塔が、巨大な鉄兜のようにも見えますね。




 「あさぎり」の左舷を、艦尾へ向かって進みます。
 「まつゆき」の船体が、みるみる近付いてきて、迫力満点!

 「あさぎり」よりもわずかに小ぶりな「まつゆき」ですが、装備はほとんど「あさぎり」と同等のものを搭載しています。
 艦橋のすぐ前には、「あさぎり」同様、対潜ロケットであるアスロック(ASROC/Anti Submarine ROCket)のランチャーを備えていました。
 乗艦していた「あさぎり」では、直上過ぎてよく分からなかった、ハープーン艦対艦ミサイル(SSM/Ship-to-Ship Missile)の筒状をしているランチャーも、はっきりと確認することができました。




 「あさぎり」から見た、「まつゆき」の艦尾。
 艦尾には、艦対空ミサイル(短SAM/Ship-to-Air Missile)、シースパローのランチャーが、据えられています。

 旭日の意匠である自衛艦旗も、桟橋から仰ぎ見るよりも間近に迫り、素晴らしい眺めです!




 今度は、乗艦している「あさぎり」の短SAMランチャーを間近で!!
 なるほど、このように装填されているのですね。

 シースパローの弾頭が、ランチャーから見えていました。
 発射時は、このようになっているのでしょうね。

 普段目にすることは絶対にないミサイルなので、ここぞとばかりに、ここでもシッカリと凝視、目に焼き付けましたw



 この日は本当に風が強くて、艦尾に掲揚される自衛艦旗も、旭日の意匠を余すところなく披露するように美しく翻っているところを、撮影することができました。

 艦を飾る満艦飾は、艦首に掲揚されている日本国旗から、マストのてっぺんを経て、この自衛艦旗の掲揚されている艦尾まで続いています。
 国旗と同等の扱いとされる、海上自衛隊の自衛艦旗、これからも日本の海を守護するシンボルとして、力強く、誇り高く、翻り続けていくことでしょう。



 桟橋の西の端近くには、ミサイル艇「はやぶさ」が停泊していました。
 「あさぎり」の甲板から、「はやぶさ」を眺めます。

 艦尾の、90式艦対艦誘導弾のランチャーが、目を引きますね。
 風に乗って空を舞う海鳥が、気持ちよさそう^^

 哨戒の任に就いている「はやぶさ」は、平成14年(2002年)の就役。
 艦名は、帝国海軍の水雷艇「隼」から数えて4代目(海上自衛隊では2代目)の命名となる、この「はやぶさ」です。



 艦首から艦尾まで、一とおりの見学を終え、そろそろ「あさぎり」ともお別れです。
 (この画像は、別ウィンドウへのリンクはありません)

 「あさぎり」と「せんだい」との間に架けられていた、ブリッジ状の通路。
 ここを渡り、再び「せんだい」へ移乗します。



 「あさぎり」と「せんだい」とを繋ぐ、ブリッジ。
 ブリッジには、「あさぎり」のエンブレムの入った艦名の幕が張ってありました。

 「せんだい」へ移乗後、「あさぎり」の艦体を撮影しています。



 「せんだい」も、「あさぎり」や「まつゆき」と同様に、ハープーンSSMの4連装のランチャーを搭載しています。
 間近で見上げると、やはり凄い迫力です!

 こうした巨大な、幾多の装備を、1隻の艦の指揮系統の下で、それぞれの役割を確実に機能させることは、考えてみると、途轍もなくプロフェッショナルな職人技ですね。



 「せんだい」から下船、再び桟橋へと、降り立ちます。

 この可愛らしいカッパが、「せんだい」のマスコットということです。
 愛らしいカッパがミサイルを抱えるミスマッチがまた、コミカルな中にもインパクトのある印象を与えてくれます^^

 エンブレムやマスコット等のシンボルも、艦によって様々なんですね…それぞれの艦毎に、雰囲気や個性も千差万別なのでしょうかw



 先程、「あさぎり」艦尾から眺めた「はやぶさ」の、今度は艦首を。

 護衛艦と比べると、流石に小ぶりなミサイル艇ですが、却って俊敏そうな面構えにも思えます。
 キリっと引き締まった、艦名のとおり精悍な印象の「はやぶさ」でした。



 手前から、「はやぶさ」、「せんだい」、「あたご」、「ひゅうが」、「ましゅう」と、1隻のミサイル艇と 4隻 3隻の護衛艦と1隻の補給艦が、北吸桟橋に連なるように停泊している様子は、壮観でした!
 (この画像では、補給艦「ましゅう」は「ひゅうが」の陰になってしまっていますが…;)

 護衛艦のマストは、漠然と頭の中のイメージよりも遥かに高く、ちょっとしたビル並みの高さなので、迫力のある眺めとなるのも当然ですね。



 3艦揃い踏みのマストを、桟橋から眺め上げています。
 手前から、「せんだい」、「あさぎり」、「まつゆき」のマストがそれぞれ、少しずつ異なる形状を見せていますね。

 「あさぎり」や「まつゆき」のアスロックランチャーは、艦橋の前方に装備されていましたが、「せんだい」では艦橋の後方に装備されていました。

 3つの満艦飾の上方に、3つの自衛艦旗である旭日旗。
 整然とした華やぎが自衛艦らしい、素敵な眺めです。



 10時過ぎに見学を開始して、およそ1時間半が経過していました。
 もっとじっくり腰を据えて見学をしたかったのですが、この日は他にも予定を組んであったので、そろそろ北吸桟橋を辞去します。

 自衛艦をこれ程間近に眺めたのは人生初で、大変有意義な体験でした。
 自衛艦の甲板に乗艦できる見学日は、かなり少なくなっていますが、また機会があれば、今度はもっと時間を取って、ジックリと見学したいと思います。

 <舞鶴日帰りミニ旅-04>>



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