
大阪にある交通科学博物館の4月閉館を前に開催されている、博物館に保存展示されている車両の車内を公開するイベント、2月の公開となっていた、東海道新幹線を走った初代の車両である、0系新幹線電車等を見学してきました。
今年(平成26年 / 2014年)からちょうど50年前となる昭和39年(1964年)に、東京~新大阪を結ぶ東海道新幹線の開業と共にデビュー、「夢の超特急」を体現した0系新幹線電車。
交通科学博物館で長い間、静かに休んでいたのでしょうが、この日は(きっと公開期間中ずっと)博物館のオープンと同時に大勢の人々が見学に押し寄せ、車内は大賑わいの様相を呈していました。
<交通科学博物館>
<0系新幹線電車>

交通科学博物館に保存展示されている、0系新幹線電車。
流線型のスマートさの中にも、丸みを帯びて愛嬌のある顔つき。
新幹線の電車のスタイルも、今やすっかり様変わりしてしまいましたが、私のようなオッサンには、今でも「新幹線」と聞けばやはりこのフォルムがまず頭に浮かんできます^^
開館時間(10時)に入場しましたが、入口から館内最奥部となるこの場所には既に、大勢の人々が行列を作っていました;

間近で見ると、迫力満点!
この、目玉のような前照灯も、思っていたより大きかったのだなぁ…と、改めて感慨深く懐かしい車両を眺めていました。

まずは、車両の一番端にある、乗務員用の扉から「乗車」します!
当然、入ったそこは乗務員室即ち運転台です。
50年前の登場当時は、最先端の機器を搭載した未来感覚溢れる雰囲気に包まれていたであろう運転台も、今となってはすっかりクラシカルでメカニカルな印象でしたが、少年時代のワクワク感が脳裏に蘇ってきました♪

乗務員室を通り抜けて、客室へと進みます。
最初の客室は、先頭車の普通車。
この交通科学博物館の0系の車両は、先頭車(21形1号車)+グリーン車(16形1号車)+ビュッフェ車(35形1号車)+先頭車(22形1号車)の計4両で1編成となって、保存展示されていました。
いずれも量産先行車両でファーストナンバー。
機械遺産に認定されていると共に、鉄道記念物と重要科学技術史資料(未来技術遺産)に指定されています。
シルバーと青の背もたれと、青の座面のツートンカラーの普通車…そうそう、こんな感じでしたよ…懐かしい~(´-`)
リクライニングしない、背もたれを前後に動かして座席の向きを変える転換クロスシートです。

ズラリと並ぶ、3列シート。
壮観ですね♪
車内には、長年染付いてきた、「国鉄」を思い起こす懐かしい「におい」に包まれていて、何だかタイムスリップした気分にw

こちらは、2列シート。
本当に、よくこれと同じ座席に座って旅した中高生の頃が(家庭の事情でよく新幹線を利用していました)思い出されます。

やはり座席は、今の車両と比べると狭い感じがしますね。。。
座ってみましょう。

狭いながらも、スッポリと身体が収まるようにフィットして、ミョーに寛げる不思議な感覚w
シートピッチも、少々狭い目ですね。
因みに、このシルバーの部分と同じモケットを在来車両の座席に利用したことから、「シルバーシート」という名称になったとか。

昭和の頃は、当たり前のように灰皿が付いていたのです。
こんな所にも、時代の移り変わりを感じます。
…そういえば、子供の頃は、たばこの煙も匂いにも、別段気にすることはなかったですね。

この3列シート、「肘掛けがなければ…」とよく思ったものでした(^^;)
この頃から、既に肘掛け争奪戦が始まっていたのですねw

この固定式の肘掛けについては、私の周囲にいた当時の大人たちにも概ね不評でした;
0系の普通車は後に、リクライニング式の座席に換装されましたが、換装後は今日と同じように、肘掛けが跳ね上げられるようになりました♪

今改めて車内を眺めると、確実に時の流れを感じることは感じますが、製造後50年も経過した風には見えませんでした。
せめて、30年~40年位…といったところでしょうか。。。
そう考えると、0系を設計した先人たちの、未来を先取りするセンスと意気込みには、脱帽する他ありません!

これも懐かしい、冷水機。
備え付けられていた平べったい小さな紙コップで、よく利用していたものでした^^

この洗面台だけには、時代を感じました…!
ここだけ、新幹線の車内でない感じw
こんなにクラシックだったかなぁ?
う~ん、昭和ですねぇ。。。
最初の車両で、懐かしさのあまり調子に乗って、写真を撮りまくったため、次の車両以降の車内の様子は次の記事とします。
今年(平成26年 / 2014年)からちょうど50年前となる昭和39年(1964年)に、東京~新大阪を結ぶ東海道新幹線の開業と共にデビュー、「夢の超特急」を体現した0系新幹線電車。
交通科学博物館で長い間、静かに休んでいたのでしょうが、この日は(きっと公開期間中ずっと)博物館のオープンと同時に大勢の人々が見学に押し寄せ、車内は大賑わいの様相を呈していました。
<交通科学博物館>
<0系新幹線電車>
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交通科学博物館に保存展示されている、0系新幹線電車。
流線型のスマートさの中にも、丸みを帯びて愛嬌のある顔つき。
新幹線の電車のスタイルも、今やすっかり様変わりしてしまいましたが、私のようなオッサンには、今でも「新幹線」と聞けばやはりこのフォルムがまず頭に浮かんできます^^
開館時間(10時)に入場しましたが、入口から館内最奥部となるこの場所には既に、大勢の人々が行列を作っていました;

間近で見ると、迫力満点!
この、目玉のような前照灯も、思っていたより大きかったのだなぁ…と、改めて感慨深く懐かしい車両を眺めていました。

まずは、車両の一番端にある、乗務員用の扉から「乗車」します!
当然、入ったそこは乗務員室即ち運転台です。
50年前の登場当時は、最先端の機器を搭載した未来感覚溢れる雰囲気に包まれていたであろう運転台も、今となってはすっかりクラシカルでメカニカルな印象でしたが、少年時代のワクワク感が脳裏に蘇ってきました♪

乗務員室を通り抜けて、客室へと進みます。
最初の客室は、先頭車の普通車。
この交通科学博物館の0系の車両は、先頭車(21形1号車)+グリーン車(16形1号車)+ビュッフェ車(35形1号車)+先頭車(22形1号車)の計4両で1編成となって、保存展示されていました。
いずれも量産先行車両でファーストナンバー。
機械遺産に認定されていると共に、鉄道記念物と重要科学技術史資料(未来技術遺産)に指定されています。
シルバーと青の背もたれと、青の座面のツートンカラーの普通車…そうそう、こんな感じでしたよ…懐かしい~(´-`)
リクライニングしない、背もたれを前後に動かして座席の向きを変える転換クロスシートです。

ズラリと並ぶ、3列シート。
壮観ですね♪
車内には、長年染付いてきた、「国鉄」を思い起こす懐かしい「におい」に包まれていて、何だかタイムスリップした気分にw

こちらは、2列シート。
本当に、よくこれと同じ座席に座って旅した中高生の頃が(家庭の事情でよく新幹線を利用していました)思い出されます。

やはり座席は、今の車両と比べると狭い感じがしますね。。。
座ってみましょう。

狭いながらも、スッポリと身体が収まるようにフィットして、ミョーに寛げる不思議な感覚w
シートピッチも、少々狭い目ですね。
因みに、このシルバーの部分と同じモケットを在来車両の座席に利用したことから、「シルバーシート」という名称になったとか。

昭和の頃は、当たり前のように灰皿が付いていたのです。
こんな所にも、時代の移り変わりを感じます。
…そういえば、子供の頃は、たばこの煙も匂いにも、別段気にすることはなかったですね。

この3列シート、「肘掛けがなければ…」とよく思ったものでした(^^;)
この頃から、既に肘掛け争奪戦が始まっていたのですねw

この固定式の肘掛けについては、私の周囲にいた当時の大人たちにも概ね不評でした;
0系の普通車は後に、リクライニング式の座席に換装されましたが、換装後は今日と同じように、肘掛けが跳ね上げられるようになりました♪

今改めて車内を眺めると、確実に時の流れを感じることは感じますが、製造後50年も経過した風には見えませんでした。
せめて、30年~40年位…といったところでしょうか。。。
そう考えると、0系を設計した先人たちの、未来を先取りするセンスと意気込みには、脱帽する他ありません!

これも懐かしい、冷水機。
備え付けられていた平べったい小さな紙コップで、よく利用していたものでした^^

この洗面台だけには、時代を感じました…!
ここだけ、新幹線の車内でない感じw
こんなにクラシックだったかなぁ?
う~ん、昭和ですねぇ。。。
最初の車両で、懐かしさのあまり調子に乗って、写真を撮りまくったため、次の車両以降の車内の様子は次の記事とします。
まぁ、100人が座れる車両なのだから、大きくても当たり前なのですが、中々こうして大きさを実感できる機会は、ありそうでないものです。
ヨークの鉄道博物館は、以前にTVの紀行番組でも取り上げていたのですが、充実した展示をしているようですね^^
私もその内に訪れてみたいです。
「鉄道」というのは、フランス語だとそのまんま「鉄の道」と表記しますよね。
鉄道もまた英国発祥の、産業革命の申し子、英国人にとっては格別の思い入れがあるのでしょうね。
イギリスのヨークに鉄道博物館というものがあるのですね。知りませんでした。
今、ヨーロッパの製鉄の歴史をちょこちょこと拾い読みしているのですが鉄、鉄道、汽車、切っても切り離せないつながりですね。
いつかIronbridge Gorgeそしてヨーク鉄道博物館にも訪れてみたいと思っています。
多分、この0系が現役であった頃に、少年少女時代を送った世代は、新幹線といえばこのスタイルをまず思い浮かべるのではないかと思います^^
新大阪までならともかく、流石に博多までは…;博多延伸後しばらくして以後は、普通車にもリクライニングシートが導入されました。
そういえば、座り心地自体は、そう悪いものでもなくて、丁寧な造りのシートであったという印象でしたね。
確か、英国ヨークの鉄道博物館に0系1両が保存されていて、ウィキの画像からは、綺麗に保存されているようです。
親子丼は絶品でした!次は小ではなく、本来のサイズをいただきます!
最新の新幹線に比べると、おっとりしていて速いイメージはないけれど、当時はこの顔が『速さ』の象徴だったんですよね。
今の椅子に比べると、長時間座った時の座り心地は良くなかったと思うけれど、ビロードっぽい生地の椅子が上品で、ジーンズで座ったら申し訳ない感じ(あ、taろうさんジーンズですね…笑)。
これだけ長く活躍した新幹線が、こんな良い状態で残っているところが日本だなぁ。
↓親子丼の画像に完全にKOされました!