佐世保の海の幸を満喫した居酒屋から佐世保駅前のホテルまで、佐世保の街を歩いて戻る途中で、夜の街中に静かに佇んでいるカトリックの教会を見掛けました。
カトリックの信徒が多い長崎県で、佐世保もまた例外ではありません。
高台に佇立する大きな伽藍は、その信仰が長い時間を経て生活にしっかり根ざしたものであることの証しである風景に思えました。
折しも、月光も明るい夜であったことも加わって、カトリックにあらざる旅行者の目には、とてもエキゾチックで神秘的に映った、美しい風景でした。
美味しい魚を堪能した居酒屋、「雑魚屋(ざこや)」から佐世保駅前のホテルへと戻る道すがら、明るい月の姿に誘われてふと高台へ目を遣ると、その月光と街灯りで仄かに浮かび上がっているかのように佇んでいた、カトリックの教会の建物が見えました。
教会の建物としては、像や彫刻も見当たらない、質素ですっきりとした佇まいで、ヨーロッパであれば空気の如く周囲の景観にすっかり融け込んでいそうな建物である印象ですが、日本の街の中では、その存在感は際立って見えます。
高台に建っていることから、見映えも素晴らしいです。
地元の信徒の方々の、信仰への情熱と誇りとが直に伝わってくるような、素敵な伽藍です。
教会堂の前で祝福を与えるかのように両腕を広げている、白いイエスの像もくっきりと判別できます。
教会の名は、三浦町教会(みうらまちきょうかい)。
現在の地に昭和5年(1930年)建立され、翌昭和6年(1931年)に祝別されました。
昭和20年(1945年)の佐世保空襲では罹災せず、焼失を免れました。
淡い色調に浮かび上がる、神々しいゴシック建築の教会…シンプルなデザインのバラ窓も個性的です。
凜とした清々しさを感じる教会堂を眺めていると、思わず背筋もシャンと伸ばしてしまうような気分になりました。
教会公式HPによると、信徒には地元のSSK造船所に勤務している方々が多く、また、アメリカ海軍関係の方々も訪れるとのことで、佐世保の土地柄を反映しています。
駅舎の内外で煌々と照明が点り、日中の姿とは纏う雰囲気を一変させた佐世保駅へと戻ってきました。
夜の佐世保駅もまた三浦町教会と同様に、港町・佐世保に相応しいエキゾチックな情緒に溢れた姿で、見る者の精神にそっと語りかけてくるようです。
教会の持つ雰囲気に感化されたのかもしれませんね。
観光、軍港、信仰等、色々な独自の顔を併せ持った、個性的な街・佐世保。
夜の教会、夜の駅を眺めて、その事実が垣間見えた、束の間のそぞろ歩きでした。
カトリックの信徒が多い長崎県で、佐世保もまた例外ではありません。
高台に佇立する大きな伽藍は、その信仰が長い時間を経て生活にしっかり根ざしたものであることの証しである風景に思えました。
折しも、月光も明るい夜であったことも加わって、カトリックにあらざる旅行者の目には、とてもエキゾチックで神秘的に映った、美しい風景でした。
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美味しい魚を堪能した居酒屋、「雑魚屋(ざこや)」から佐世保駅前のホテルへと戻る道すがら、明るい月の姿に誘われてふと高台へ目を遣ると、その月光と街灯りで仄かに浮かび上がっているかのように佇んでいた、カトリックの教会の建物が見えました。
教会の建物としては、像や彫刻も見当たらない、質素ですっきりとした佇まいで、ヨーロッパであれば空気の如く周囲の景観にすっかり融け込んでいそうな建物である印象ですが、日本の街の中では、その存在感は際立って見えます。
高台に建っていることから、見映えも素晴らしいです。
地元の信徒の方々の、信仰への情熱と誇りとが直に伝わってくるような、素敵な伽藍です。
教会堂の前で祝福を与えるかのように両腕を広げている、白いイエスの像もくっきりと判別できます。
教会の名は、三浦町教会(みうらまちきょうかい)。
現在の地に昭和5年(1930年)建立され、翌昭和6年(1931年)に祝別されました。
昭和20年(1945年)の佐世保空襲では罹災せず、焼失を免れました。
淡い色調に浮かび上がる、神々しいゴシック建築の教会…シンプルなデザインのバラ窓も個性的です。
凜とした清々しさを感じる教会堂を眺めていると、思わず背筋もシャンと伸ばしてしまうような気分になりました。
教会公式HPによると、信徒には地元のSSK造船所に勤務している方々が多く、また、アメリカ海軍関係の方々も訪れるとのことで、佐世保の土地柄を反映しています。
駅舎の内外で煌々と照明が点り、日中の姿とは纏う雰囲気を一変させた佐世保駅へと戻ってきました。
夜の佐世保駅もまた三浦町教会と同様に、港町・佐世保に相応しいエキゾチックな情緒に溢れた姿で、見る者の精神にそっと語りかけてくるようです。
教会の持つ雰囲気に感化されたのかもしれませんね。
観光、軍港、信仰等、色々な独自の顔を併せ持った、個性的な街・佐世保。
夜の教会、夜の駅を眺めて、その事実が垣間見えた、束の間のそぞろ歩きでした。
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