時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

東伊豆縦断旅行-04~下田から稲取へ

2014-11-24 12:40:44 | 中部/日本
 豪勢な伊勢エビの昼食を摂り、下田港内クルーズを楽しんだ下田から、この日の宿泊地である稲取へと、伊豆急行の電車で向かいます。

 伊豆半島の東海岸沿いに走る伊豆急の沿線の車窓は、夕刻を迎えつつあった海原が見渡せました。
 うっすらと朱に染まった水平線を遙かに望む雄大な風景は、一日の観光を締め括るに相応しい美景でした。


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 黒船を模した遊覧船で楽しんだ、下田港内めぐりのクルーズを終えて、伊豆急下田駅を目指して歩いています。

 欄干に、何と表現して良いものか結局思いつかなかった像をあしらった橋を渡ると間もなく、伊豆急下田駅に到着します。



 人魚?かと思いきや、近付いて見るとそうでもなさそうな、ビミョーな彫刻…(^^;)

 なにゆえ、このようなオブジェを施すことになったのか…全く謎です。。。



 下田港内めぐりの遊覧船のりばから、徒歩で約15分程で到着した、伊豆急下田駅。

 伊豆急下田から、この日の宿泊地の最寄駅である伊豆稲取まで、伊豆急行(伊豆急)の電車で移動します。



 伊豆稲取まで乗車した、熱海行の普通電車。
 伊豆急の車両ですが、途中の伊東からJR伊東線に乗り入れて、熱海へ向かいます。

 伊豆稲取は、伊豆急線内です。

 3両編成の電車は、17時を過ぎて伊東や東京方面へと帰ると思しき人達で、かなり混雑していました。



 伊豆急下田を出発しておよそ15分、伊豆稲取の少し手前の辺りから、電車は海岸に沿って走ります。

 視界を遮るもののない、大海原の雄大な眺めが車窓いっぱいに広がりました。
 東の方角に向かって海が広がっているため、東を眺めていることになりますが、それでも夕暮れ時を迎えた水平線が薄紅色に染まりつつある、美しい風景です!



 正面の、海へ向けて突き出ているように見えている場所の向こう側に、稲取の街があります。

 あと数分以内で、伊豆稲取に到着。
 到着直前の一瞬の間でしたが、夕刻の海を眺めながらの旅気分を味わえた行程でした^^



 伊豆急下田から約20分で、熱海行の普通電車は、伊豆稲取に到着しました。
 伊豆急沿線で主要駅の一つでもある伊豆稲取では、地元の方や観光客も結構下車しました。



 こぢんまりとした、伊豆稲取駅。

 コンパクトな佇まいながら、流石に温泉も擁する東伊豆の観光スポットの一つである稲取の玄関口。
 駅舎内には、売店や電車の待合スペース(ベンチ付き)、コインロッカーが備わっています。

 この駅舎の裏側に、周辺の温泉旅館の送迎車発着用の駅出口があり(流石温泉地の玄関口!)、この日宿泊する宿の車を待つ間、駅前をブラブラします。



 伊豆稲取駅前に置かれていた、巨大な、江戸城の石垣にも数多く使用されている築城石。

 石の背後にあった案内によれば、江戸城の石垣や門の角石(すみいし)には、伊豆で算出された安山岩が多く使用されているとのことです。



 伊豆で産した安山岩の築城石は、江戸幕府の命によって、西国大名が東伊豆から海路で江戸へと運ばれました(これも築城石の背後の案内にあった説明文より)。

 切り出した石には、採石者の証である刻印が刻まれているそうです。
 今でも、こうした刻印のある築城石が、東伊豆の各所で見ることができるとのこと。

 これまで知らなかった、意外な歴史にも触れることができた、伊豆稲取駅でした。



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2 コメント

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Unknown (タヌ子)
2014-11-26 23:57:27
私は車窓から海を見たのは数えるほどですが、taろうさんは海岸沿いを走る電車によく乗っていらっしゃいますね。
駅近くの彫刻、人魚に見えるけれど違うのかしら?
伊豆が建築用の石の名産地だということ、初めて知りました。
大きな石を江戸城まで運ぶのは大変だったでしょうね。
トラックもない時代に陸路で運ぶのは無理そうだから、船で運んだのでしょうか。
伊豆稲取では石との出会いだけではなく、美味しいものとの出会いもあったのかな?
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タヌ子さん。 (taろう)
2014-11-27 06:42:00
海のない土地在住なせいか、海原の広がる風景を見ると、気持ちが高ぶります。
不思議なもので、海だけの眺めでも、その土地によって皆異なって見えるように感じます。
下田の橋の彫刻は、パッと見人魚であるとは思うのですが、それならもう少し美しく彫ってあげても良いのでは;と、中途半端な感じの仕上りに気の毒に思えました。。。
私も、東伊豆産の石材が江戸城に多用されていることを、今まで知りませんでした。
タヌ子さんご推察のとおり、江戸までは海路で運ばれていたようです。
稲取もまた、海辺に位置して漁港を擁する街。
美味しいものがきっとあるはず…!と、出発前リサーチも怠りなく済ませて、この日降り立ちました♪
伊豆は温泉天国、ここ稲取にも、もちろん温泉が湧いています^^
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