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時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

年越しアマルフィ海岸探訪-10~天空のホテルから眺める夕暮れ ラヴェッロ<2>

2013-04-02 06:27:01 | イタリア
 ラヴェッロで宿泊するホテルの部屋の探検を終えてw、シービューとなっているバルコニーへ出てみました。

 そこには、文字どおり「絵に描いたような」という表現がこれ以上ない位と言って良い程に当てはまる、絵画のように美しい風景が、静かに広がっていました。

 だいぶ陽も西へ傾き、高台を吹き抜ける冷たい風のことも忘れて、刻々と変化していく海と空とを、夜の帳が下りるまで唯々眺め入っていました。

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 ラヴェッロ(Ravello)で宿泊したホテル・ルフォロHotel Rufolo)のジュニアスイートは、バルコニーも広々!
 正にラヴェッロでしか味わえない、アマルフィ海岸(Costiera amalfitana)の素晴らしい景色が眼下に広がっていました!

 青空を映す紺碧の海は、ティレニア海(Mar Tirreno)。
 15時を回って、黄金色を増してきた陽の光による、光と影とのコントラストによって、より印象的な眺めとなりました。



 部屋の東側に広がる海から北へ目をやると、ラヴェッロの街の中心部の方向を望むことができます。

 正面にみえている石造りの古い館は、ヴィッラ・ルフォロ(Villa Rufolo)です。



 キノコのようなユーモラスな形をした松の大木や、その手前にある、まるで剪定されたかのような整った形を見せる木も、ラヴェッロの風景を忘れ難く印象付けてくれます。



 時間は進み、16時近くにもなると、太陽はすっかり背後の山影に隠れてしまい、遠景と近景とで明暗のコントラストの妙を堪能します!

 明るい西日で、空の青さがより一層透き通り、その広さと奥深さも増したように感じました。



 こちらの山の影が正面の斜面に大きく投影され、木々の緑に彩られていた山肌も西日を受けて、黄金色に輝き始めてきました!

 刻々と変化していく光の風景を眺め続けていくと、独りでもロマンチックな気分になります(^^;)



 満々と水をたたえるティレニア海も、夜を迎える準備を静かに整えているようです。



 更に1時間近くが経過、17時頃となり、山の端や水平線が夕焼けに染まっていきました。

 少し寂しげな、淡い朱のグラデーション、幻想的です。



 夕焼けが徐々に青空へ滲んでいき、海の色も遂に茜色に染まり始めました。

 一旦陽が傾き始めると、みるみるうちに光の風景は変化して、見飽きることがありません!



 眼下の海辺に見えていたのは隣町のミノーリ(Minori)でしょうか、街灯も点灯しだしたようです。

 (追記)
 見えていた町をミノーリと記しましたが、改めて地図で確認した結果、どうもミノーリのもう一つ東隣の町、マイオーリ(Maiori)であるように思えてきました。。。



 この記事最初の画像から2時間が経過しました。

 当りはすっかり夕方の雰囲気、チェアの脚の影からもお分かりのとおり、バルコニーも照明を点けています。



 近傍の街灯りはより鮮明に、加えて、遙か水平線方向には、ラヴェッロのあるソレント半島(Penisola sorrentina)の付け根にあたるサレルノ(Salerno)方面の灯りまでもが微かに見渡せるようになりました。



 つい先刻まで眩しい日射しに輝いていたヴィッラ・ルフォロも、ご覧のとおりライトアップに装いを改めて、美しく浮かび上がっています。



 17時30分ともなると、完全に夜の帳が下りました!

 光の塊から影の塊へと変化した山塊が、闇の空へ溶け込んで見えなくなる直前、海沿いの街灯りと共に1日で最後の美しい眺めを披露してくれたように感じました^^



 まもなく、周囲はすっかり闇に包まれました。
 最早見えるのは、街の夜景のみ。
 正面の眼下に海が見渡せるということすら信じられない、深い闇です!



 ラヴェッロの夜景も、その輝きをどんどん増してゆきます!

 ラヴェッロの夕暮れ時、スペクタクルな光の絶景饗宴、これにて閉幕のようです。
 約2時間半に渡って繰り広げられた、光の変化による素晴らしい眺めは、私の脳裏にシッカリと刻み込まれました(^o^)
 「ラヴェッロに滞在することにして本当に良かった!!」と心から思えたひと時を堪能して気分は最高、気持ち良く夕食がてら街の散策へと繰り出しました♪



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (タヌ子)
2013-04-03 17:18:06
真冬なのに、こうしてバルコニーで刻々と変わりゆく風景をのんびり見ることができるなんて、南伊は暖かいんですね。
松の前にある木、何処かで見かけた記憶があるので、これは自然の形なのではないかしら?
面白い木ですよね。
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タヌ子さん。 (taろう)
2013-04-04 08:21:58
基本的に温暖なのでしょうが、この年末年始にかけては、南イタリアも殊に暖冬であったようでした。
晴天時の昼間は外を歩いていても、コートは不要に思えた位でした!
確かに良く見ると、剪定されてはいなさそうにも見えますね。。。
後で、記事の本文を少々手直しすることにします(^^;
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Unknown (kiki)
2013-04-04 23:15:31
バルコニーからのんびりと素敵な景色(それも海)を眺めているだけで心がゆっくり解きほぐされてリラックスできそうですね。非日常の光景はなにもせずにボーっとするだけでも癒されますね。
年末(真冬)とは思えない素晴らしいお天気ですね。
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kikiさん。 (taろう)
2013-04-05 00:31:17
「絵に描いたような美しさ」というのは、こういう眺めなのだなぁ、と心から思えて、何時間でもただ眺めていられる、心に響く風景でした!
一日中バルコニーに座っているだけでも充実できる、正にヴァカンスを堪能したい向きにはピッタリなラヴェッロです。
このラヴェッロ、このホテル・ルフォロさんなら、どこへも外出せず、1日中部屋で過ごすのも素敵そうですね♪
天空の町に相応しい蒼天の快晴、お天道様には本当に感謝感激な年末でした^^
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