新潟から更に日本海沿岸を北上して東北地方へと入り、この日の目的地である秋田へ到達しました。
<<北を目指す旅-11>
日本海沿いの、新潟県と山形県、秋田県とを結ぶ羽越本線を走行する特急に乗車しての、約3時間半の旅路です。
海と山の、それぞれ雄大な眺めの車窓風景を堪能することができた、羽越本線の旅でした。
昼下がりの新潟から、秋田へ向けて旅立ちます!
新潟始発の秋田行特急「いなほ5号」が、ゆっくりとホームへ入線してきました。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
華やかな色彩を纏った車両でこれから赴く、初めての乗車区間に、気分も高揚しています♪
米どころを駆け抜ける列車に相応しい、「いなほ」の愛称。
「いなほ5号」は、新潟を12時33分に出発して、日本海沿岸を北上。
山形県の庄内地方を経て秋田へと、羽越本線を走行していきます。
特急「いなほ」に充てられている、E653系電車の、個性的なマスク。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
丸みを帯びて、どことなくユーモラスな雰囲気も醸し出していますね。
車体のカラーは、日本海に沈む夕日と稲穂をイメージしたものとのことです。
秋田までは、乗車時間3時間を超える長丁場。
グリーン車で、ゆったり気分を楽しむとします^^
「いなほ」のグリーン車は、JR東日本には珍しい、横3列のシート配置。
客室の一番端には、簡単なラウンジまで設けられていました。
シート1列につき窓丸々1つ分を割いた、余裕のシートピッチ。
前後のシートとは、パーティションで仕切られていて、後ろを気にせずリクライニングし放題!
至れり尽くせりの快適仕様な、「いなほ」のグリーン車です♪
「いなほ5号」は、新潟を出発すると、程なく阿賀野川を渡ります。
信濃川と共に、新潟市で日本海へと注ぐ、日本でも有数の大河である阿賀野川。
あともう少しで河口となるこの地点では既に、川幅は非常に広くなっていて、流れもゆったり。
貫禄も充分に、広々とした眺めを、新潟出発早々から楽しむことができました。
「いなほ5号」は、新潟から20分程走った新発田(しばた)から羽越本線へと入り(新潟~新発田は白新線)、秋田を目指してひた走ります。
日本海岸をなぞるように走る羽越本線の車窓風景にはやがて、再び日本海がすぐ近くにまで迫ってきました!
初めて目にする、羽越本線の沿線風景。
思っていた以上に変化に富んだ海岸の眺めに、しばし見入っていました。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
こうした、切り立った地形を目にすることも多く、迫力のある美しい景色に、飽きることはありません。
気持ちの良い、開けた景色の中を、並行する道路を往く車と共に、「いなほ5号」は快走!
あとしばらくすると、新潟県から山形県へと入り、ついに東北地方へと足を踏み入れることとなります。
新潟を出発してから約2時間が経過し、山形県の日本海に面した、庄内地方の中心都市である酒田の手前で、最上川(もがみがわ)を渡ります。
日本海沿岸を走行するだけに、羽越本線は、日本海へと注ぐ大きな川を幾つか渡っていきます。
一面に広がる、広大な田園の眺めもまた、羽越本線の車窓風景。
晴れ上がった青空から注ぐ日差しが、田植えに備え水が引かれた田んぼにキラキラと反射して、春から初夏へと変わりつつある明るい景色。
気持ちも、生き生きとしてきますね♪
酒田を過ぎると、出羽の名山、鳥海山(ちょうかいさん)が間近に迫る、雄大な風景が車窓を飾ります!
「出羽富士」等とも呼ばれてきた秀峰は、標高2,236mを誇る活火山。
堂々とした山容に、目を奪われます。
山頂のところだけに、雲が掛かっていました。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
この雲が晴れると、富士山のように綺麗な円錐形をした全容を拝むことができるのでしょうね。
水を張り終えた田んぼと併せ見る鳥海山、いい眺めです!
なだらかな裾野の優美な広がりが、素敵ですね。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
海、山、田園…と、多彩な車窓風景を楽しむことができる、羽越本線です。
なお、この羽越本線を走行する「いなほ5号」は、酒田到着の少し前には、標高1,984mの火山である、月山(がっさん)の結構近くも通っています。
羽越本線の酒田から秋田への区間では、再び海岸近くを走行。
浜辺へ打ち寄せる、日本海の白波…爽快な眺めが、車窓いっぱいに広がります!
この日は朝から、晴れたり曇ったり雨が降ったり…と、目まぐるしく天候が変わります。
秋田県へ入り、終着駅の秋田へ近付くにつれ、またまた雲が空を覆い始めてきていました。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
雲間から射す薄日の光線が海面へと降り注ぐ、コントラストの妙に、魅せられます。
「いなほ5号」は、既に最後の途中停車駅である羽後本荘を出発し、秋田への最終行程を疾走中です。
雲が途切れ、眩しい陽光が、日本海の海面を煌めかせます!
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
明暗のインパクトで、風景が素晴らしく情感溢れる印象に。
神々しさすら感じさせる逆光の光景には、見とれるほかありません。
秋田到着まで、あと10分を切っています。
終着の間際まで、このような絶景を披露してくれる、羽越本線と「いなほ5号」に感謝!!
長らく寄り添うように走行してきた日本海岸と別れて、秋田市街へ向かうべく内陸へと向きを変え、阿賀野川、最上川に続く沿線の大河、雄物川(おものがわ)を渡ります。
海、山、田園に加えて、大きな川の風景も楽しめる、羽越本線でした。
雄物川を渡り終えると、もうあと数分で、秋田到着です。
新潟からの「いなほ5号」の旅が、遂に終焉を迎えようとしています。
秋田新幹線「こまち」が停車しているホームを横目に、秋田駅構内へと進入していきます。
新潟からの羽越路273kmを駆け抜けた「いなほ5号」は、定刻の16時4分に、終着駅の秋田へ到着しました。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
快適な車内から、変化に富む美しい眺めを満喫した、3時間31分の素敵な行程でした。
いい旅を、ありがとう(^o^)/
「いなほ5号」として秋田へやってきたこのE653系車両、秋田で30分程の小休止の後、「いなほ14号」となって新潟へとんぼ返りします!
「いなほ5号」と同様に、安全・快適な旅路を祈念し、改札へと向かいます。
この日の行程は、ここ秋田まで。
朝の8時頃に新潟県西端の糸魚川を出発し、日本海沿いに延々と北上。
昼食に立ち寄った新潟滞在を含め、実に8時間強に及ぶ時間を掛けて、448.1kmもの距離の移動に費やした一日となりました。
出発地である京都からの距離は804.5kmと、800kmを超えました!
日本海や東北地方の雄大な景色を堪能して、気持ちはホクホク♪
この日の残されたミッションは、秋田でお腹を満たすことのみですw
<北を目指す旅-13>>
<<北を目指す旅-11>
日本海沿いの、新潟県と山形県、秋田県とを結ぶ羽越本線を走行する特急に乗車しての、約3時間半の旅路です。
海と山の、それぞれ雄大な眺めの車窓風景を堪能することができた、羽越本線の旅でした。
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昼下がりの新潟から、秋田へ向けて旅立ちます!
新潟始発の秋田行特急「いなほ5号」が、ゆっくりとホームへ入線してきました。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
華やかな色彩を纏った車両でこれから赴く、初めての乗車区間に、気分も高揚しています♪
米どころを駆け抜ける列車に相応しい、「いなほ」の愛称。
「いなほ5号」は、新潟を12時33分に出発して、日本海沿岸を北上。
山形県の庄内地方を経て秋田へと、羽越本線を走行していきます。
特急「いなほ」に充てられている、E653系電車の、個性的なマスク。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
丸みを帯びて、どことなくユーモラスな雰囲気も醸し出していますね。
車体のカラーは、日本海に沈む夕日と稲穂をイメージしたものとのことです。
秋田までは、乗車時間3時間を超える長丁場。
グリーン車で、ゆったり気分を楽しむとします^^
「いなほ」のグリーン車は、JR東日本には珍しい、横3列のシート配置。
客室の一番端には、簡単なラウンジまで設けられていました。
シート1列につき窓丸々1つ分を割いた、余裕のシートピッチ。
前後のシートとは、パーティションで仕切られていて、後ろを気にせずリクライニングし放題!
至れり尽くせりの快適仕様な、「いなほ」のグリーン車です♪
「いなほ5号」は、新潟を出発すると、程なく阿賀野川を渡ります。
信濃川と共に、新潟市で日本海へと注ぐ、日本でも有数の大河である阿賀野川。
あともう少しで河口となるこの地点では既に、川幅は非常に広くなっていて、流れもゆったり。
貫禄も充分に、広々とした眺めを、新潟出発早々から楽しむことができました。
「いなほ5号」は、新潟から20分程走った新発田(しばた)から羽越本線へと入り(新潟~新発田は白新線)、秋田を目指してひた走ります。
日本海岸をなぞるように走る羽越本線の車窓風景にはやがて、再び日本海がすぐ近くにまで迫ってきました!
初めて目にする、羽越本線の沿線風景。
思っていた以上に変化に富んだ海岸の眺めに、しばし見入っていました。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
こうした、切り立った地形を目にすることも多く、迫力のある美しい景色に、飽きることはありません。
気持ちの良い、開けた景色の中を、並行する道路を往く車と共に、「いなほ5号」は快走!
あとしばらくすると、新潟県から山形県へと入り、ついに東北地方へと足を踏み入れることとなります。
新潟を出発してから約2時間が経過し、山形県の日本海に面した、庄内地方の中心都市である酒田の手前で、最上川(もがみがわ)を渡ります。
日本海沿岸を走行するだけに、羽越本線は、日本海へと注ぐ大きな川を幾つか渡っていきます。
一面に広がる、広大な田園の眺めもまた、羽越本線の車窓風景。
晴れ上がった青空から注ぐ日差しが、田植えに備え水が引かれた田んぼにキラキラと反射して、春から初夏へと変わりつつある明るい景色。
気持ちも、生き生きとしてきますね♪
酒田を過ぎると、出羽の名山、鳥海山(ちょうかいさん)が間近に迫る、雄大な風景が車窓を飾ります!
「出羽富士」等とも呼ばれてきた秀峰は、標高2,236mを誇る活火山。
堂々とした山容に、目を奪われます。
山頂のところだけに、雲が掛かっていました。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
この雲が晴れると、富士山のように綺麗な円錐形をした全容を拝むことができるのでしょうね。
水を張り終えた田んぼと併せ見る鳥海山、いい眺めです!
なだらかな裾野の優美な広がりが、素敵ですね。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
海、山、田園…と、多彩な車窓風景を楽しむことができる、羽越本線です。
なお、この羽越本線を走行する「いなほ5号」は、酒田到着の少し前には、標高1,984mの火山である、月山(がっさん)の結構近くも通っています。
羽越本線の酒田から秋田への区間では、再び海岸近くを走行。
浜辺へ打ち寄せる、日本海の白波…爽快な眺めが、車窓いっぱいに広がります!
この日は朝から、晴れたり曇ったり雨が降ったり…と、目まぐるしく天候が変わります。
秋田県へ入り、終着駅の秋田へ近付くにつれ、またまた雲が空を覆い始めてきていました。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
雲間から射す薄日の光線が海面へと降り注ぐ、コントラストの妙に、魅せられます。
「いなほ5号」は、既に最後の途中停車駅である羽後本荘を出発し、秋田への最終行程を疾走中です。
雲が途切れ、眩しい陽光が、日本海の海面を煌めかせます!
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
明暗のインパクトで、風景が素晴らしく情感溢れる印象に。
神々しさすら感じさせる逆光の光景には、見とれるほかありません。
秋田到着まで、あと10分を切っています。
終着の間際まで、このような絶景を披露してくれる、羽越本線と「いなほ5号」に感謝!!
長らく寄り添うように走行してきた日本海岸と別れて、秋田市街へ向かうべく内陸へと向きを変え、阿賀野川、最上川に続く沿線の大河、雄物川(おものがわ)を渡ります。
海、山、田園に加えて、大きな川の風景も楽しめる、羽越本線でした。
雄物川を渡り終えると、もうあと数分で、秋田到着です。
新潟からの「いなほ5号」の旅が、遂に終焉を迎えようとしています。
秋田新幹線「こまち」が停車しているホームを横目に、秋田駅構内へと進入していきます。
新潟からの羽越路273kmを駆け抜けた「いなほ5号」は、定刻の16時4分に、終着駅の秋田へ到着しました。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
快適な車内から、変化に富む美しい眺めを満喫した、3時間31分の素敵な行程でした。
いい旅を、ありがとう(^o^)/
「いなほ5号」として秋田へやってきたこのE653系車両、秋田で30分程の小休止の後、「いなほ14号」となって新潟へとんぼ返りします!
「いなほ5号」と同様に、安全・快適な旅路を祈念し、改札へと向かいます。
この日の行程は、ここ秋田まで。
朝の8時頃に新潟県西端の糸魚川を出発し、日本海沿いに延々と北上。
昼食に立ち寄った新潟滞在を含め、実に8時間強に及ぶ時間を掛けて、448.1kmもの距離の移動に費やした一日となりました。
出発地である京都からの距離は804.5kmと、800kmを超えました!
日本海や東北地方の雄大な景色を堪能して、気持ちはホクホク♪
この日の残されたミッションは、秋田でお腹を満たすことのみですw
<北を目指す旅-13>>
東京からまず新潟新幹線で行き新潟からいなほに乗り換えてます
海岸線をとおり高館山のテレビ塔見えたらおりる準備です
懐かしい写真をみせていただきありがとうございます
私にとっては、目に入るもの全てが初めて目にする素敵な風景でしたが、たなちゃんさんにとっては、かつては日常であった、懐かしい風景であったのですね。
同じ眺めでも、見る人によって抱く感慨が違うものですね。
私こそ、おかげさまで一段と趣深く、この記事の画像を眺め直すことができそうです。