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時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

クロアチア旅行+α2011-60~ブルビニの港へ ドゥギ島との別れ

2011-09-22 08:10:26 | クロアチア
 ヴェリ・ラト岬灯台でしばらく過ごした後、ザダルと結ぶフェリーが発着する港がある、ブルビニへと向かいます。

 時刻は15時過ぎ、ザダル行のフェリーは、16時30分にブルビニを出航するので、ゆっくり走ってちょうど良い位の時刻に、ブルビニへ着けそうです。

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 ヴェリ・ラト岬灯台(Svjetionik Rt Veli rat)へ向かっていた時も立ち寄った小さな展望スペースから、アドリア海(Jadransko more)の外海が広がる、西の方向を眺めています。

 曇天の空が、そのまま映ったような海の色をしています。



 小さな展望スペースから、約20分弱でブルビニ(Brbinj)の港が見えてきました!
 ザダル(Zadar)から到着したフェリーが接岸して、出航を待っていました。

 既に、ドゥギ島(Dugi otok)を縦貫する幹線道路である109号線から分岐して、ブルビニ港へと至る、124号線を走っています。
 高台に位置する109号線から、カーブを繰り返しながら高度を下げていきます。

 この124号線、ドゥギ島唯一のフェリー港へ通じているだけあり、全長約2km程と短いながら、109号線と同格の、幹線道路(Državna cesta、国道)となっています。



 約20分の所要時間で、ヴェリ・ラト岬灯台からブルビニ港に到着しました
 港には既に、フェリーの乗船を待つ車の列ができていました。
 車列のしんがりに付きます。

 フェリーは、ザダルからドゥギ島へ来た時に乗船したのと同じ、スペタル号(SUPETAR)でした。



 ドゥギ島に上陸した時には気付かなかった、来訪を歓迎する看板。
 地名である、"Brbinj" (ブルビニ) の表示の下に、クロアチア語(Dobrodošli !)、英語(Welcome !)、ドイツ語(Willkommen !)、イタリア語(Benvenuti !)、の4ヶ国語で、「ようこそ!」と表記されています。



 出航までのつかの間、フェリーも車も人も、皆のんびりと休息しています。

 雲間からの日差しも明るい、午後のひと時です。



 このブルビニの港とその周囲の海もまた、ドゥギ島の他の地同様に、素晴らしい透明度を誇っています!
 岸辺からの美しい色の変化が、とても美しい眺めです。

 正面の海越しに、ブルビニの集落が見えています。

 ブルビニ港は、このように集落からは少し離れた場所にあり、港の周辺には、ペンション等の施設があるだけで、港しかないと言っても過言ではありません。



 恐らく、フェリー接岸時のみオープンしているのであろうと思われる、フェリー運航会社ヤドロリニヤ(Jadrolinija)の切符売場と売店。
 本当に人が詰めているのか、訝ってしまうような、「ツーリストオフィス」の小屋が、切符売場の後ろにありました。



 ブルビニからザダルまでの切符。
 当然のことながら、往路と同額の、大人1名の運賃25クーナ(≒375円)+乗用車航送料147クーナ(≒2,205円)=172クーナ(≒2,580円)。

 ザダルまでの所要時間は、80分です。



 16時15分頃に、乗船開始となりました。

 進行方向に見える島が、ブルビニ港のある入り江と、その外側の海とを、隔てています。



 乗船したのは、車両が10台前後と、このように車なしの方々がチラホラといった程度で、気の毒な程ガラガラでした;
 時間が本当にゆったりと流れているように感じる、のどかな光景です。



 16時30分の定刻に、ブルビニを出航しました。
 船が無人の岸壁から離岸していく様子には、寂寥感の入り交じった独特の風情を感じます。



 ブルビニ港の岸壁が、徐々に小さくなっていきます。
 遂に、ドゥギ島との別れの時を迎えてしまいました(´-`)

 ドゥギ島は、細長い島の姿からは想像もつかない位に、豊かな魅力の溢れる、素敵な島でした!
 この素晴らしい島の全てに感謝の思いを捧げながら、遠ざかっていくその姿を、いつまでもながめていました。


 ドゥギ島ホームページ



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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (タヌ子)
2011-09-24 04:21:35
ドゥギ島はサリに数十分滞在しただけですが、なんだかとても懐かしい風景。
観光シーズンでもない限り、大体どこの島に行くにも、フェリーはガラガラでした。
チケット売り場の人も15分ぐらい前にならないと姿を現さないし、せっかちな日本人としては、毎回乗り遅れるんじゃないかと心配になります。
トゥーリストオフィスも仕舞っていることの方が多く、年々観光客が増えても、一部を除いてはまだまだノンビリしているクロアチア。
是非このままの姿を保って欲しいですね。
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タヌ子さん。 (taろう)
2011-09-24 13:04:11
見覚えのある風景というのは、再び目にした時がそれ程日を置いていなくても、懐かしさを感じてしまいます。
クロアチアのフェリー(地域路線)は、乗れるかどうか、ある意味スリリングですよね。
せっかちな日本人として、私も往路は朝の散歩時にチケットだけは確保してチェックアウト後は即直行したものです(^^;
実際乗ってみて、便の少なさや前売りしない(必要ない)理由が初めて実感できた訳ですが、仰るとおり、こののんびりムードは今日びの欧州では貴重に思えるので、再来年のEU加盟後も大らかな国であって欲しいと、私も思います。
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