一日一歩

名古屋の下町育ちで、春日井市民歴42年。人間らしく生きることの大切さを、人生の中で学びました。

岩成台西小学校のメタセコイア

2021-11-27 05:46:19 | 日記

     岩西小学校の満開の桜とメタセコイア 2019年4月9日撮影

4月以後、小学校の風景・・・寂しくなった。

高くそびえ立っていた一本のメタセコイアが伐採されていた。

私はこの数年、桜のシーズンに必ず小学校の桜を撮影する。

いつまで、桜を写せるか・・・そんな思いを巡らしながらシャッターを切ってきた。

今年4月6日入学式の日、桜は散りかけていたが、両親に挟まれて校門をくぐる新一年生たちの姿が目に入った。

伐採されて搬出を待つだけのメタセコイアが校門の奥に横たわっていた。

シャッターを切った。

年輪の一つ一つにメタセコイアが見守ってきた子供たちの姿を感じたからだ。

 

昨日、孫が「ありがとう、小学校のシンボルツリー メタセコイア」というしおりを持ち帰ってきた。

年輪から42年・・・私がここに来て42年、同じ時を過ごしてきた。

大きくなりすぎて、土の中の根っこが盛り上がり、アスファルトを持ち上げてしまったり、水道管を壊してしまったりして、安全を考えての伐採だったとのこと。

 

将来大木になると分っている木の運命なのか。

校庭の片隅に植えられていたら、このメタセコイアはもう少し生きられただろうに・・・。

 


色づく山の紅葉をこの先、何度観ることになるだろう

2021-11-23 07:22:42 | 日記

 

10月、高校時代の友人の一人が他界。

奥様から丁寧な文字で喪中はがきが送られてきた。

お参りの申し出をしたら、「お気持ちだけで十分です。うちは無宗教でお位牌もありません」・・・。

 

10年ほど前に同級の仲間と円頓寺界隈を散策し、明道町で私の小学校時代の同級生がやっているうどん屋で食事したのが、彼との最後だった。

同じクラスではなかったけれど、帰宅方向が同じとあって、意気投合。

予備校まで一緒。

浪人生活、夏はパチンコ屋で涼み、腹が減ればハンバーグ。

彼は文系の地元有名大学へ、私は関東の理系の大学へ。

 

社会人になってからは、余り会うことはなかったけど、とても優しい人間だった。

私が転職するたびに心配してくれた。そして励ましてくれた。

はにかんだ彼の笑顔が、いまでもまぶたに焼き付いている。

 

そんな彼の弔いを兼ねて、残された仲間と東山の植物園で紅葉狩りをすることに。

駅で待ち合わせることになり、仲間の内の一人が交通の便が悪い坂下に住んでいて、私の家に車を預かってほしいと言ってきたのはいいが、待てど、暮らせど、時間を20分オーバーしても来ない。

予定していたバスには乗れず、携帯は持っていないと聞いていたので、自宅に電話をしても出ない!

見切り発車せざるを得ないと決断し、バス停に向かい始めたところで彼に遭遇。

道に迷ったという。確か去年来てくれたはず・・・。

本人曰く「痴呆症の前触れかも」・・・?

 

ところで、東山植物園の紅葉は、天気に恵まれ一番いい時期に観ることが出来た。

 

色づく山の紅葉をこの先、何度観ることになるだろう。

ひとつ ひとつ 人生の扉を開けては感じる その人生の重さ

ひとり ひとり 愛する人たちのために 生きていきたいよ

人生の扉 竹内まりや より


写真機の面白さを伝える女性写真家・藤井昌美さん

2021-11-16 15:40:04 | 写真

カメラというと昨今、カメラの性能談義、撮った写真の画質談義に華が咲く時代となりました。

組合のカメラクラブに入って、もう25年経ちました。

カメラもフィルムカメラからデジタルカメラへと移行しました。

カメラと言えば、NIKONCANONの時代からSONYの時代へと移り変わりました。

もう、ピンボケ、手ぶれの写真を撮ろうと思っても難しい時代となってしまいました。

スマートフォン内蔵のカメラの性能も向上し、被写体に向けるだけで、だれでもきれいな写真が撮れる時代が来ました。

 

あることをきっかけに、女性写真家の藤井昌美さんを、カメラクラブに招いて講師をお願いしたことがあります。

妊娠中で大変なときでしたが、快く受けて頂きました。

藤井先生は、フィルムカメラが創り出す現代的なアートに挑戦されておられるようで、しかも手作り感の伝わるような作品を目指しておられるようでした。

最後は、写真アルバムを表紙から手作りで造る方法を教えて頂きました。

藤井先生はデジタルの便利さを否定しているわけではないと思いますが、写真家の中にこういう立ち位置の方の存在は貴重だと思います。

 

私は撮影するときの手間が好きです。

時代遅れかも知れませんが、私はデジタルカメラを買うにしても、ISO感度調整ダイアル、シャッタースピードダイアルが軍幹部にあるものを選びます。さらに露出補正ダイアルがあれば言うことはありません。

そうなると、フジフィルムのX-T1から始まったシリーズか、もしくはNIKONのDFです。

私はX-T1を愛用しています。

フジフィルムは現在、カメラ内手ぶれ補正搭載のX-T4がフラグシップ機です。

バッテリーを含めると、二〇万円を超えます。

年金生活者の私には手が届きませんが、フィルムカメラに慣れ親しんだ年代にはお勧めです。

オールドレンズを付けて、ファインダーをのぞきながらピントを合わせ、露出を合わせてパチリ。

時間はかかりますが、この時間がなんともいいですね・・・。

 

ところで、私がカメラに興味を持つきっかけとなった出来事があります。

昭和20年代後半、私が4、5歳ぐらいの時、父がカメラを買ってきました。

MinoltaFlexという二眼レフです。

当時の父の給与の数倍の値段ではなかったのかと思います。

父がこのカメラで、その頃写したネガが手元に一〇〇枚ほどあるのですが、フィルムが6×6版で保存状態が良く、試しにスキャンしたところ驚きました。

六〇年以上も前の写真ですが、時代がよみがえってくるのです。

下の写真は、父がMinoltaFlexで撮影した祖父の写真です。

祖父は四〇年以上も前に亡くなっていますが、昨日撮影したかのようによみがえってきました。

この日は嫁入りの日で、撮影していた父が、私に写真機をのぞかせてくれたのです。

着物で正装した伯母たちが、写真機の磨りガラス上にポーズを撮るために動くのを食い入るように見ていたのを鮮明に覚えています。

数日経って写真ができあがってきました。

当時テレビもないに時代、磨りガラスの映った人物が、紙の上に焼き付けられているのです。

子供ながら、今で言うカルチャーショックです!

今は、シャッターを押したら即ファインダーに映し出されたままの写真を見ることが出来ます。

孫たちにカメラをテレビにつないで見せたら、テレビに映る自分たちの姿に驚いて、それ以来ことあるごとにカメラをテレビにつなげと懇願されます。

孫たちにとっては、それがカルチャーショックなんでしょう。

 

女性写真家・藤井昌美さんは、そういう写真機の面白さを知ってもらおうと様々な活動をされています。

11月20日(土)、名古屋港付近でとてもおもしろい企画があります。

写真家・藤井昌美とカメラオブスキャラで港まちの風景をのぞいてみよう

 

 


10万円給付・・・選挙のお礼か!

2021-11-11 06:59:35 | 日記

コロナ禍、子育て世代への支援と称して一律10万給付の公約の公明党。

自民党とのすりあわせで、年収九六〇万円以下(対象者の90%)という制限?を設けて内5万円はクーポンということになりました。

 

街頭インタビューでは、喜ぶ声がある一方で、九六〇万円以下という制限について、「これってかなりの所得ですよね。」「本当に困っている人に給付すべきでは」という批判がかなりありました。

 

思うのですが、選挙公約に一律給付を掲げるのは、選挙買収と同じではないでしょうか。

公明党は自民党とすりあわせで、なんとか成し遂げましたが、私には選挙のお礼のバラマキとしか見えないのですが・・・。

 

 


細木数子の大罪

2021-11-10 21:27:02 | 日記

・・・今日の私のつぶやき・・・

 

細木数子が亡くなった。

大殺界という有りもしない世界を創り出し、人々の心に恐怖心を植え付け信じさせた詐欺師。

その大罪に言及するメディアは皆無!

 

昔は街頭での占いをよく見かけたが、今は「占いカフェ」とか「予言カフェ」というのが流行だそうだ。

そんなのに自分の人生の判断を任せる人の心にあるのは、人生に対する責任放棄、自己否定・・・・。

詐欺師の思う壺である。

 

占いが当たれば、「凄い!」と感嘆する。

外れれば「そこには深い意味がある」・・・とんでもない理屈。

未来を予見することなど、出来るわけない。

自分の未来は、自分で作り上げてゆくしかない。