しまと考える ネコと腎不全

1歳になる前に慢性腎不全になってしまった我が家の愛猫「しま」。ネコの腎不全について考えるブログです。

ブログ立ち上げの日

2006年04月24日 02時22分00秒 | TOP PAGE
 結局、夢見ていたような複雑なホームページは作れることができず、より簡単で管理もしやすい自分向きかなぁと思えるブログを今日から立ち上げることにしてみた^^;
しかし、こんなブログは「しま」(♀推定1歳半)がいなければ作ろうとも思わなかっただろう。全く興味のない話だったからである。
 時折、イヌ・ネコと暮らしたことがない人に、「うちのネコが腎不全で、、、」なんて話したときにあきれたように笑われたことってないだろうか?
「ぷっ、ネコって腎不全になんかなるのぉ~?あはは~」って。
でも、以前の自分もそんなものでした。ネコが肺がんや腎不全だなんて、なんだかおかしかったのである。一般人の知識なんてそんなものなのだ。ネコだって、腎不全にも肺がんにも白血病にもエイズにだってなるのである。
しかし、ひょんなことからネコと一緒に暮らすことになり、興味がないではすませられない状況が起こったのである。
自分のネコが慢性腎不全になってしまったのだ!
そう医者に聞かされても、「ほー、さよか」くらいにしか考えていなかった。だって、獣医師先生も「腎不全はすぐに死んでしまうっていう病気ではありません。上手に付き合っていけば、長生きさせることは十分可能ですから」
そう言った。飲ませてくださいと言われ処方された薬をそのまま何も考えずに与えていた。今から考えると随分と受身だったのである。
 やっぱり受身じゃだめだ!突然そう思い始めた。自分の子がなんで苦しんでいるのか?自分の子にどんな薬が処方されているのか?何のためにその薬を与えているのか?何か自分も出来ることはないのか?どうやったら後悔しないのか?なぜ、飼い主で親代わりの自分がそれを知ろうとしないのか?知っていたら、早期発見もできたのでは?
もう、色々なことが頭の中を駆け巡った。
 小学生の頃から文系一筋の人間がこの歳になって、理系の知識を求めて書店やインターネットの大海原を彷徨い歩くことになろうとは思ってもみなかった。
にわか仕込みの知識と中途半端な情熱ではなんとかなるはずもない、、、
そんなに甘いわけはない。
腎不全は、治らない病気だとわかった。しまの腎不全が発覚したのが2005年の6月くらい。あと何年生きられるのかなぁ?あとどれくらい一緒にいられるのかなぁ?
急に焦ってきた。主治医先生も「この子の場合はどうしたらいいか分からない」と言っている。前のかかりつけでもそう言われてしまった。
3ヶ月の子ネコのときに遭遇した交通事故から奇跡的に復活した子なのに、、、
なんでこんなにも苦しまなきゃならないんだ!?
でも、しまはまんまるの純朴な目でこちらを見ている。まだ、あどけなく見える。