しまと考える ネコと腎不全

1歳になる前に慢性腎不全になってしまった我が家の愛猫「しま」。ネコの腎不全について考えるブログです。

シマ失踪する!!

2007年06月19日 23時20分31秒 | TOP PAGE
6月16日土曜日。

今日は午前中の通院のあと、奥さんと渋谷のシアターコクーンに勘三郎さんの歌舞伎で三人吉三(さんにんよしぞうではない。。。)を見に行った。
自分にとっては初めての歌舞伎だったが、コクーン歌舞伎は斬新な現代歌舞伎といった感じで、若者にも大変人気がある。
奥さんが大道具として裏方で働いているので、なんとか補助席を確保できたのである。同じ演出の舞台は二度と見られないだろう。次回は、また数年後にパワーアップして戻ってくるかもしれないが。。。

さて、歌舞伎の後、両国のちゃんこ鍋屋で夕食を食べ、自宅に戻ったのは23時頃であった。
いつのもように鍵をあけ、ドアを開けた。

・・・・・

シマの出迎えがない。

・・・・・

どっかで倒れているのか???

家中を2人で探しても見つからない。

やがて、シマがいつも日向ぼっこをしている窓の網戸が少し開いているのに気がついた。まさにネコ一匹がようやく通り抜けることができそうな隙間であった。

ここから、外に出て行ってしまったに違いなかった。逃げたわけではないと思う。
ちょっとした好奇心か、我々を探しに外に出たのかも知れない。

とにかく、家中の懐中電灯を持って、外に飛び出て探した。2時間くらい近所を探した。しかし、いくら探しても見つからなかった。今日、自宅を出たのは昼前だったから、我々の外出後、すぐにシマが出て行ったのであれば、もう10時間以上も経っている。目が不自由だし、体力もあまりない。高い塀にも登れるわけがない。
イヌやカラスに襲われては上手く逃げることもできないだろう。近所には狸も出没する。

一体、どこに消えてしまったのか?

誰かに拾われるほど可愛らしくもないし。
行動範囲がそれほど広いわけもない。
床下なども我がアパートにはない。
隠れそうなところは全て探した。何回も。

結局、シマは出てこなかった。
そこで、迷子チラシを大量に作成して、近所中の電信柱に貼り付けようと決めた。とにかく勝負は今日明日であることは分かっていた。長引けば、イヌやカラスに襲われる、薬が切れる、交通事故にも遭う危険性がある。

さて、プリンターがなかったので、タクシーで最寄のドンキホーテに行き、キャノンのピクサスを買ってきた。ドンキホーテ偉いっ!

帰りもタクシーで帰宅。
早速、イラストレーターで、シマの特徴が出ている写真を2枚貼り付け、飼い主の名前と携帯電話を書き、「迷い猫を探しています!」と大きく書き、「ネコ3歳・メス・サバトラ・体重3キロ・眼が不自由・腎不全のため毎日の投薬が必要」などとコメントを載せ、50部ほど印刷した。(あとでそのチラシをお見せします。)

奥さんが、出来た分から電信柱に貼り付けに行った。ぼくは、ご近所のポストへの投函用のものも少し刷り増ししたかったので、しばらく家で作業を続けていた。

5分もしないうちに、奥さんが帰ってきた音がした。おおかた、ガムテープでも切らせたのだろう。
ふと、彼女のほうを見ると、その腕の中にはシマがいた・・・

なんで!?

結果オーライだけど、なんでそこにいるの!?!?!?!

奥さん曰く、
チラシを持って、どこに貼り付けようかと物色してるときに、ふと上を見上げるとシマが階段を下りてきたのだと。

は?

うちは2階立てのアパートの2階の一番奥にある。つまり、ドアを開けて、アパートの入り口までにちょっとした廊下を歩くことになるのである。
つまりつまり、こういうことになる。
奥さんがドアを開けて階下に向かうときには、シマがどこからか現れて、奥さんのあとを例のネコ特有の音のしない足で追いかけてきていたことになるのだ。

えぇぇぇぇー!

どこから湧いて出てきたというのか?

もはや、シマしか分からないことなのではあるが。

翌日は、早速、シャワーで全身を洗った。
ノミがついていないといいのだが。

しかし、この大量のチラシはどうする。。。まあ、捨てますけど。
記念に一枚だけ保管しておこうっと。

本気で作ったのに。

無事に帰ってきたから良いのだけれど。

なんか釈然としないぞ。

ま、いっか。

でも、本当にどこに行っていたの?シマ坊。。。

PCVさらに上昇(25%)

2007年06月19日 22時42分32秒 | TOP PAGE
6月16日土曜日

今日は午前中からシマといつものM動物病院に行った。
主だった結果は次の通り。

体重3.0
NA170
K4.1
CL140
BUN91
CRE5.1
PCV25%

これで入院しないで済むのだから、たまげたものである。
食欲は暑さのせいか少し落ちてはきたけれど、朝晩とも頑張って食べている。
NAは170と平均よりもかなりの高値だが、最近は水をよく飲むようになってきているので、これでも薄められているのだと思われる。
BUNも高値だが、食欲が落ちない限りは、ネフガードを少し多めに与えながら様子を見てみるしかない。

PCVはまたまた上昇!これで25%にまで回復した。腎細胞が完全に死んでいるどころか、まだまだ機能している様子を強く窺わせる結果となった。
エリスロの産生低下による非再生性の貧血がもたらす症状とは程遠い。結果論的に言うならば、前回のは単なる誤診であったか、シマがバケモノ並みの生命力を持っているかのどちらかでしかない。

自分の中では4月21日の高K&乏尿は、慢性腎不全維持期に時折顔をのぞかせる、一種の急性腎不全であったと結論づけることにしてみる。
腎前性?腎後性?あるいは腎性?尿路閉塞や膀胱破裂ではないし、腎動脈の狭窄でもないのだろう(本当?)、腎機能低下によってもたらされたGFR低下による尿産生の著しい低下であったのかもしれない。
そうなれば腎性の急性腎不全か?

大事なのは、では、これからどのようなことに気をつけていけば良いのかである。

脱水させてはいけない。食欲の出る食餌を与える。活性炭をかかさず与えてBUNを少しでも抑える。フォルテコールで糸球体の損傷を出来るだけ抑える。無駄なストレスを与えない。

一般的にできるのはこのあたりまでだと思われる。得体の知れないサプリメントは今のところ試す予定はない。現状維持を狙うなら、余計なことはしたくない。

また、来週まで頑張ろうね。

しまの近況

2007年06月09日 13時22分53秒 | TOP PAGE
6月9日土曜日。

しまは、元気だ。ご飯も良く食べる。昨日は朝ごはんをがっついて食べてしまったためか、食後5分位してすべて戻してしまったが。。。
夜にはまたお腹をすかせて待っていた。ねずみのおもちゃを追いかけたり、時には興奮して走り回ったりもしている。

今日は、これから病院に言ってくる予定。午前中は飼い主が疲れ気味でダウンしていたため、午後の診察に行く。
おそらく入院になることはないだろう。念のための検査とフォルテコールをもらってくるだけ。

経過が良いことを祈るばかりだ。