しまと考える ネコと腎不全

1歳になる前に慢性腎不全になってしまった我が家の愛猫「しま」。ネコの腎不全について考えるブログです。

PCV上昇!

2007年05月26日 12時29分58秒 | TOP PAGE
5月26日土曜日

本日のシマの血液検査結果。

Na169
K-
Cl-
Cre4.6
BUN91
PCV20.5%

BUNは91だが、すっかり高窒素血症には慣れてしまっているらしく、パクパク元気に食べている。
CREはなぜか下がった。食欲が戻り、カロリーも摂取でき始めていることが好転をもたらしたのかもしれない。

さて、大変気になっていたのはPCVなのだけれども、なんと20%に上昇!
先生曰く「PCVが上昇することはあり得ない。通常では考えられない」とのこと。
結局、いろいろとお話をしたが、「腎臓が完全にぽしゃってはいなかったのかなぁ。まだ、少しは動いているのかもね?」という半疑問形のような言い回しで終了。ペットチニックなどのサプリメントも今のところは与えていないし、重度の脱水があるわけでもない。

それでもPCVが上昇するのだから、まだ、腎細胞の機能が死んでいないで、それがなんとか頑張って働いていると考えるほうが自然かもしれない。
肉球の色に赤みが差して見えたのも気のせいではなかったらしい。

ところで、PCでこのブログ更新をしている今もシマは、となりでミオコンボを食べている。

そんなに食べて大丈夫?

あ、ところで、最近はネフガードを1日5粒くらいあげることにしている。PCVとは関係ないけれど。入院を免れている原因のひとつにあるかもしれない。BUNやCREなどがあがり過ぎていないのは、これのおかげかもしれない。
実はそれまでは、ネフガードの効果をあまり実感したことはなかった。今はなんとなくそれを感じる。

また、無事に1週間が過ぎますように。

食べ続けるシマ・・・

2007年05月25日 01時21分39秒 | TOP PAGE
5月24日木曜日

 シマはあれから食べ続けている・・・
しかも、ミオコンボしか食べないことにしたらしい。
ミオコンボは1パック70グラム。これを朝1パック、夜1パックで、合計140グラムを食べ切っている。
しかも結構な勢いで食べる。

 あの4月21日の死を予感させた『無尿(結果的には乏尿だが)&高K』は、一体なんだったのだろう?
一般的には、『無尿&高K』で旅立つことがほとんどであるのに・・・
やはり、素人がネット検索や聞きかじった中途半端な知識だけで、勝手に判断してはならないと再認識。
というよりは、M先生も含めて、人間が勝手に動物のことを医学のセオリー通りに判断することはできないのかもしれない。

とはいえ、明日どのように事態が向かうかは全くわからないことには変わりない。
シマは確実に太ってきている。異化亢進どころか、同化亢進である。今度の土曜日の通院の時には、ひょっとすると、3.5キロくらいにまで戻しているかもしれない。

このまま保つことができれば、結果論的には、あれは慢性腎不全を抱えながらの一種の急性腎不全だったのかもしれない。
そういえば、以前自分で『慢性腎不全は、旅立ちの日までなだらかな下降線を辿っていくのではなく、急激な落ち込みを繰り返しながら徐々に悪化していくものだと思う』などと偉そうに書いたけれど、もしそうだとすると、シマはまた慢性腎不全の維持期に突入したのかもしれない。

これには、土曜日の検査でPCVを計測してもらわなくてはならないだろう。完全なる腎細胞の破壊からもたらされるエリスロポエチンの産生低下、もしくは産生不可であるならば、PCVはあがらないだろう。エリスロポエチンは、1週間に3回注射する予定だったが、1回目が済み、2回目の注射の際に、例のアナフィラキシーらしき反応が出現して中止している。
輸血の効果などは、とっくに消えてなくなっているはずだ。現在のシマの手足の肉球には赤身が戻ってきているように思う。(そう見えるだけなのかもしれないが・・・)ただ、ちょっとカサついてきてはいる。

もはや何が起こっているのか皆目わからない。

オシッコは24時間で2回~3回。うんちは1回。水はときどき飲んでいる程度。がぶ飲みをしている様子は見られない。とはいえ、脱水の気配もない。
M先生の見解はどうだろうか?
今度の土曜日に聞いてみよう。

きっと、「わからんっ!」って言われるだろうなぁ・・・

まあ、わからなくたっていいのだ。
大事なことはシマが元気であることだ。

この拙ブログを訪れていただいている皆様も含め様々な方に対しては、ただただ深く感謝申し上げる次第です。

しま入院せず

2007年05月19日 12時12分39秒 | TOP PAGE
5月19日土曜日

さっき、いつものM動物病院から戻ってきたシマ。せっかく、お喜びの様子をカメラに収めようと思ったのに、こんな顔ばかり。。。
あまりカメラはお好きではない。目が見えないくせに、カメラを持って近づいていくと、そっぽを向いてしまう。

さて、本日の結果は、

BUN 91
CRE 6.5
NA 165
K 5.0
PCV 16.5%

結果には良いことと悪いことがあった。

BUN91は、まあ、こんなもので我慢するしかない。食欲もあるので、まだ点滴入院はさせない。エリスロポエチンを満足に打てなかったのにPCVが上昇っ!先生は、まあ、血中の水分が抜ければこのくらいの動きはあるかなぁ、なんて言っていたが、数値の上下に一喜一憂する飼い主としては、とても嬉しい。
 
 もう、PCVは下がる一方なのではないかと、馬鹿な飼い主はまた勝手に決め付けていたので、とにかく下がっていなくて良かった。
でもCRE6.5は実はこれまの最高値と成績が良くなかった。最近までずっと食べていなかったので、これまでの筋肉のそげ落ちが代謝されたものが、この値のUPをさせているのかな?なので、次の土曜日の通院日までには、勝手に下がっていてくれると期待している。

 もうひとつ、最近なぜかパクパクとよく食べてくれるので、体重が、前回の2.9キロから3.2キロに増量した!
この期に及んで、300グラムも増量とは嬉しいことである。

帰宅してからも、まだ欲しがったので、追加でミオコンボを差し上げた。
でも水をあまり飲まなくなってしまったので、家のあちらこちらに水の入ったシリンジを置いて、花に水をやるようにしょっちゅうシマの口の中に流し込んでいる。
花壇じゃあるまいし、こんな風にネコに水やりをするとは想像もしていなかった。

BUNもビミョーな感じだけれど、なんとか来週の土曜日まで体調が崩れませんように!



しま、食べる食べる。。。

2007年05月19日 09時56分44秒 | TOP PAGE
5月18日土曜日。

3日前からシマがミオコンボをガシガシ食べ始めた。ミオコンボは1パック70グラム入っている。
朝半分、夜半分の70グラムを完食するようになっている。

なぜだ!?

わからない。

でもいいことだ。

昨夜もあっという間に35グラムを平らげてしまったので、追加でもう35グラムあげてみると、それも全部食べてしまった!
本当に何が起こっているのかがわからない。
良くなっていく特別な理由など見当たらないのに。

でもいいことだ。

今朝の食事も、結構な勢いで美味しそうに、まさにパクパク食べている。

なぜだろう?

まさか、ここにきて甲状腺機能亢進ということもないだろうし。。。

昨夜は久しぶりにお気に入りのねずみのおもちゃを追いかけたし。(走りはしませんけど。。。)
とにかく、今日はこれから病院で検査だ。
この調子なら、入院は、まずないだろう。

さて、入院グッズ(ミオコンボ&ネフガード)は持たないで行ってきます。


エリスロポエチン使えず

2007年05月14日 20時30分38秒 | TOP PAGE
5月14日月曜日。

しま再び退院。今回は5月12日土曜日び入院して、14日月曜日に退院の2泊3日だった。会社に無理を言って6時にシマを迎えに飛び出し、ついさっき自宅に帰ったところだ。

(写真は自宅に帰りくつろぐシマの図)

BUNは今朝の時点で90ちょいだったそうで、夕方は検査はしなかったが、おそらく60台には下がっているだろうとのこと。CRE4.6であまり変わらず。Na177は相変わらずの高値。いまさら驚く気もしない。

しかし、ひとつ大変ショッキングな話をされてしまった。
前々回、シマが入院しているときに容態が急変し危なくなった原因のことである。先生曰く、このあいだ入院したときにPCVが下がっていて、エリスロポエチンを注射して30分ほど経ってから、突然呼吸困難になったというのである。
いわゆるアナフィラキシーショックの疑いがある、と。

(こんな話は前回も前々回お会いしたときにも聞かされていなかったなぁ。。。)

ひょっとすると、エリスロポエチン注射のせいではないかも知れないけれど、現在のシマの体調を考えると悪くなるかもしれない治療を無理に続けることはできないとのこと。この意見には、もちろん僕も賛成である。

しかし、エリスロポエチンが打てないのは痛い。

PCVは今朝の段階で15%まで来ている!
ところで、わたくしの健康診断の結果が今日、送られてきたのだが、PCVは44%だった。CREは0.71。どうしてもシマの通院でよく登場する項目を熱心に見てしまう。

ということで、今後PCVはどんどん下がっていくことになる。エリスロポエチンは打てない。残された方法は、輸血のみ。しかし、輸血の効果もそう長くはない。
つまり、大きな期待は持てないということだ。

 M先生はまだまだあきらめてはいない様子で、かなり厳しいけど、この先、いよいよ悪化してきたら、ステロイドをどんどん打って(つまり免疫抑制をガンガンかけてから)、エリスロポエチンを打ってみようかな、と言っていた。もっとも、そこまで徹底的な延命治療を僕らが希望するかどうかはわからない。現時点ではわからない。そのときになったら、シマにも聞いてみなければならないだろう。

とにかく、今夜はゆっくり休んでくれ、しま坊。

しかし、エリスロポエチンでアナフィラキシーショックがあり得るとは、そういえば全く予期していなかった。まして、自分のうちの子がそれに当てはまってしまうとは。。。
世の中、予期しないことが次々に起こるものだなぁ。

土曜日の通院

2007年05月12日 12時55分37秒 | TOP PAGE
5月12日(土曜日) 

※写真は、見えない目で外を眺めるシマ。(風、空気、音、太陽の温かさを感じているのだと思います)

 さて、GW連休中の5月4日に退院したシマ。今日は、フォルテコールも切れてしまったし、具合がどうであれ、とにかく病院に行く日と決めていた。輸血やエリスロポエチンの効果の経過も気になるところだ。

 昨夜も今朝も毎度おなじみの『ミオコンボマグロ白身とササミ』を15~20グラムずつ食べてくれたシマ。フォルテコールは4分の1を1日1回、協和発酵のネフガードは朝晩2粒ずつ。水はほとんど飲まないが少しは飲んでいる。尿は24時間で1回か2回。多飲多尿の時期はとっくに過ぎ去った。
 
 最近気付いた嫌な変化は、口臭がきつくなっていること。どのくらいのレベルかというと、経口投薬の際、指でシマの口を開けるときに手に付着した唾液の臭いが、水洗いしたくらいでは落ちないくらいの臭い。石鹸でかなり洗わないと消えないレベル。病院の待合室で、隣に座っている人にも臭うレベル。

さて、病院の受付に行くと、先生が「ああ、来ちゃったか。。。」という顔をして迎えてくれた。
「いやいや、フォルテコールも切れたし、具合が良くても悪くても連れてくるつもりでしたんで。別に食べなくなったとか、動けないとかではないんで。。。」となんだか妙なごまかし方をしてしまった。できれば入院させたくないという気持ちが大いに醸し出されていたことと思う。
 
 まずは血液検査。
もう四肢の血管からは採血不可能。首から採るしかない。今日はすっと血管が浮き出て、あっという間に採血終了。
結果は、

BUN139、CRE4.6、NA179、K4.7、その他は計測せず。
体重は2.9キロ。(昨年秋には4キロあったのに。。。)

「どうします?お預かりしていいですか。。。?」となんだかいつもと違う様子でM先生が言う。いつもなら「あちゃー、こりゃダメだな。入院して点滴して、数値をちょっと下げよう!」と結構力強く言うのに。

(先生、どうしたんです?)
(末期を感じるのですか?)
(正直に言ってもらって構いませんよ。)

そう問いかけてみたい衝動に駆られたけれど、そんな質問は無意味なことだと思い直し、「はい、お願いします」と返事をした。

最近はご飯を食べだしたし、今日すぐに入院はないだろう(入院させたくない)と
思っていた割には、ミオコンボ3日分を入院用に持参していた自分。。。
 感情とは裏腹に現実的な備えをしていた。こういうときは、そんなに考えることもなく、なんとなくミオコンボを持って出かけているだけなんだけれども。。。

血液検査の結果待ちをしているときにシマが珍しく病院で話しかけてきた。こちらを振り返り、なんどか呼びかけられた。勝手なネコ語翻訳かもしれないが、「てっちゃん、帰ろうよ。もう、病院は嫌だよ。帰ろうよ。」と聞こえた。
 
これは大変難しいところだ。
言葉を話せない動物の場合、治療の様子や方法を見て、「ああ、辛そうだ。かわいそうだ。」と勝手に解釈するのは飼い主である。
ネコ自身はもっと生きたいから、体が楽になる治療をして欲しがっているかもしれない。

最近、よく入院室で他のネコさんが点滴をされている様子を見かけることが多いのだけれど、だいたいおとなしく留置針をつけて輸液を受けている。客観的に見ても別段、辛そうでもない感じである。

シマは入れられている留置針を一生懸命にはずそうと試みる。手を振る、足を振る、体ごと回る、ラインが絡まり、予定していた輸液量が正常に入りきらないことが多い。

そういう事実があることを知っているからこそ、自分のネコ語翻訳マシーンは、さっきのような訳をするのであろう。

もし、シマがおとなしく点滴を受けることができるネコであれば、きっとさっきの翻訳は「てっちゃん、シマはちょっとまた入院して、点滴を受けてくるからね。明日か明後日には帰れるように頑張るから、心配しないで待っていてね」などとなるのだろう。

なんとも相対的な感情であることよ。。。
そう分かっていても、やはりなんとなく、シマの言葉があのように聞こえたような気がするから不思議だ。

シマどうしようね?

とにかく夕方に電話じゃなくて、もう一度直接病院に行って様子を見に行くからね。

なんでもいいから食べてくれ~

2007年05月08日 23時43分03秒 | TOP PAGE
なんでもいいから、とにかく何か食べてくれ!

色々と並べてみたが、やはりミオコンボ(もちろん、白身マグロとささみ!)の前でとまり、今日はなんと20口以上食べてくれた。
完食とはいかないけれど、ここ数週間では一番たくさんの量を食べた。

たんぱく質が多かろうが、多少塩っ気が多かろうか、とにかく今は食べてほしいのだ。強制給餌はもうやめっ!
自分から少しでも嬉しい気持ちで食べてもらうほうが優先だ。

もっと食べて、もっと飲んで、もっと出して、なんとか元気になってくれっ。


待望のミオコンボ8歳用 『マグロ白身とささみ』到着!!

2007年05月05日 23時20分15秒 | TOP PAGE
 日本ペットフード株式会社発売『ミオコンボ8歳用マグロ白身とささみ』が世の中のスーパーやペット売り場から姿を消してから、数週間が経つが、さすがにインターネット販売網には、まだ、この商品の在庫を持っている業者さんも存在した。

 業者さんは、連休中なので、どこも電話には出てくれなかったが、メールで注文し、「うちの子は病気で、偏食でこれしか食べなくて、そういうわけでお願いだからできるだけ早く発送してください!!」という文章で訴えると、連休の中日についに待望の『ミオコンボ8歳用マグロ白身とささみ』が到着した。

 シマが退院するまでになんとか届いてほしかった。間に合った。退院後に、自宅に戻ったシマにさっそく、このミオコンボを差し上げると、最初は「ん?ああ、またシラス?」というような顔をしていたが、そのうち思い出したように、ひとくち、ふたくちと食べだした。結局、これだけしか食べなかったが、強制給餌以外で、シマが食べる姿を見るのは、ずいぶんと久しぶりのことだった。

嬉しかった。
自分から食べてくれた。  

誤解のないように申し上げておくと、『ミオコンボ8歳用マグロ白身とささみ』は療法食でも健康食でもない。単に、数多くある一般食のレトルトパックに過ぎない。うちのシマが、なぜかこれしか食べないので、飼い主が勝手に騒いでいただけである。。。 
 シマが食べたので、自分も一緒になってミオコンボを味わってみたが、他の一般食と比較して実に塩気が少なくていい感じ。味も淡白で素直だ。  
 
ところで、ミオコンボが世の中から消えた理由は、『パッケージと中身がマイナーチェンジされるため、商品入れ替えのために。在庫を処分してから、リニューアルされたものを流通させる』というのが理由らしい。(ペットのコジマの店員さんの説明)

帰ってきたシマ

2007年05月05日 23時03分11秒 | TOP PAGE
5月4日(金曜日)

昨日、先生にもう一日だけ点滴を入れてみようと提案され、何も反論できずに、「はい、お願いします」としか言えなかった飼い主。
今日こそは自宅に連れて帰ろう。

ところで、シマが体調を崩し始めてから、結構な頻度で奥さんがうちにやってくるようになった。もう、4日くらいうちで寝泊りしている。
(これもシマのおかげというのでしょうか。。。)

ま、この話はさておき、
世の中ゴールデンウィークの真っ最中。休診日にもかかわらず、M動物病院のスタッフさんたちは今日も出勤していた。
休みがないんですねぇ、動物病院って。
ありがたいことです。

5時頃にシマを迎えに行くと、すでに点滴のラインからはずされた状態で、飼い主二人の到着を待っていた。

BUN68、CRE4.6、ナトリウム164、PCV27%。

いつもと違いTシャツ姿のM先生曰く、「このくらいに下がったから、これでまた一週間くらいもてばいいんだけどね。」とのこと。
以前までと違って、シマの腎機能は激しく傷ついてしまっている。体内に老廃物が貯留するのが明らかに早くなっている。そして、不要なものたちが排泄されにくくなっている。溜まりやすく、排泄されにくい。

 シマをバックごといつものように肩に担ぎ、家に帰る。自宅が近づくのが分かると、バックの中から早く飛び出したいシマが、隙間から顔を出す。
家はもうすぐだ。
結局、自宅のドアを開ける前に、シマは自分でバックの中から這い出てきてしまった。アパートの廊下をシマと歩きながら、自宅に入る。
家につくと早速、床に転がって、「なでてくれ」、「ほめてくれ」、「よく帰ったと言ってくれ」、盛大に甘え始めた。

 存分に甘えると、奥さんのひざの上で、眠りに落ちた。前にも何回も書いているが、入院中はきっとよく眠れないのだろう。
帰ってくると、いつも「落ちる」ように眠りにつく。死んでしまったかと思うくらいである。

 とにかくシマは、再び自宅に戻ることができた。また、シマと話ができる。
でも、元気はない。数値が下がってはいても、以前のシマではない。ものすごく痩せてしまった。もう3キロない。
骨格がゴツゴツと感じられる。骨と皮だらけになってしまった。以前のシマは、退院後は良く食べ、よく飲んだ。
 
 しかし、いまはほとんど食べなくなってしまった。水も飲まない。
もう、食べないことに決めたのだろうか?強制給餌は大嫌い。あまりに嫌がるので、こちらが辛く悲しくなる。
なぜ、せっかく自宅に帰ったシマに嫌なことをしなければならないのか?自宅でシマが安らげないではないか?飼い主を嫌いになってしまうではないか?

 正直、この先、どのようにすれば良いのか分からなくなってきた。しかし、現実としては、シマの調子が崩れたら病院で点滴、点滴が効かなくなったら終り。それだけのことなのかもしれない。
後先のことは、あとで考えればいいのか!?
じゃあ、今何か考えられるのか!?
どうするの?
わからない。
貯金はもうないぞ。
本当にもう底をつき始めているぞ。
銀行口座の残高は、もう本当にないぞ。
世の中、「ない」と言いながらも結構持っていたりするものだが、本当にないぞ。。。

どうする?

シマが苦しんでいるときにお金の話をするのは不謹慎だろうか?でも、病気のペットと一緒に暮らしている人たち共通の正直な悩みのはずだ。

どうする?

とにかく、行ける所まで行こう!

さらに入院延長

2007年05月04日 11時56分52秒 | TOP PAGE
5月3日(木曜日)

 約束通り4時半にM動物病院に行ったが、今日もまだ数値が十分に下がっていないとのことで、入院延長となった。

 シマのほかにも2匹の仲間が入院していた。1匹は、22歳茶トラさんで甲状腺機能亢進症、もう1匹は品の良さそうなアメショーさん。こちらは中毒を起こして、肝臓がかなり悪いとのこと。

 しかしどちらも、エリザベスカラーをしないで、おとなしく座って、点滴を受けている、アメショーさんは『生理食塩水』、茶トラさんは『ソルラクト』、シマは『5%グルコース』を流し込まれている。
みな、それぞれに見合った処方の輸液をしてもらっている。これに、電解質、カロリー、制吐剤などを添加する。

相当に経験がないと管理が難しいことであろう。
間違えて他の輸液をしてしまったら、大変なことになってしまう。
実際の話、動物病院にも医療ミスってあるんだろうな。。。
動物は、何もしゃべれないけれど。

だからこそ、飼い主がしっかりしなきゃね。

明日こそ、家に帰ろう、シマ!