さて、久しぶりの12時間企画です。
2月27日、NASAの土星探査機カッシーニが、土星最大の衛星タイタンに再接近しました。
タイタンは厚い大気に包まれているため、特殊な赤外線でしか表面を撮影することができません。
今回は、これまで詳しく撮影されてこなかった地域の詳細な画像も送られてきました。
ということで、今回得られた地表の画像を組み合せて、モザイク画像を作ろう!というのが、今回のコンセプトです。 . . . 本文を読む
ニュース#140
2月4日、第9惑星冥王星を発見したアメリカの天文学者クライド・トンボーの生誕100周年を迎えました。
トンボーが冥王星を発見してから76年がたった今、初の冥王星探査機ニュー・ホライズンズが冥王星へと向かっています。
冥王星への到着は2015年7月です。
Happy 100th Birthday, Clyde Tombaugh
http://www.jhuapl.edu/new . . . 本文を読む
No.139
2003年2月1日、アメリカのスペースシャトル「コロンビア」が大気圏突入後爆発炎上し、乗組員が死亡するという悲惨な事故が起き、「チャレンジャー」に次ぐスペースシャトルの2度目の事故として大きな衝撃を世界に与えました。
耐熱パネルの損傷が原因と考えられ、その後様々な改良が行われて、去年スペースシャトルの運用が再開されました。
しかし、その再開第1号となった「ディスカバリー」にはたくさ . . . 本文を読む
No.138
いかに少ないエネルギー消費量で探査機を目的の天体に送るか、惑星探査では常に問題となります。
ロケットの推進力や打ち上げ可能な時間などに制限される中で最もよい軌道を探すのは容易ではありません。
小惑星2001 TW229への最もよい軌道はどれか、技術者達が争ったところ、NASAのジェット推進研究所(JPL)が提案した軌道(上の図)が選ばれました。
これは地球や火星、木星、土星などの7 . . . 本文を読む
No.137
1月27日、ベルギーのブリュッセルで、アフリカの遠隔医療についてのワークショップが開かれました。
アフリカ奥地での医療サービスのニーズに応えるため、人工衛星をいかに利用できるかが話し合われました。
Workshop on telemedicine for Africa
http://www.esa.int/esaCP/SEMITGNZCIE_index_0.html . . . 本文を読む
No.136
イタリアのローマを見下ろすフラスカーティでは、毎年ワインの原料となるぶどうが収穫されます。
その様子を人工衛星のレーダーなどを使って観測する試みが行われています。
Airborne and satellite radars record Frascati grape harvest
http://www.esa.int/esaCP/SEM6YBNZCIE_index_0.html . . . 本文を読む
No.135
チェコのオンドレヨフ天文台で、小惑星(2044) Wirtの光度変化を調べたところ、この小惑星が衛星を持っていることが分かりました。
Wirtは火星と木星の軌道の間の、やや傾いた軌道を回っています。
下に、小惑星Wirtのデータを示しておきます。
軌道長半径 a= 2.3818768 AU
公転周期 P= 3.6761 y
離心率 e= 0.3413483
近日点 . . . 本文を読む
No.134
今年3月4日(土)の9:30~16:25、東京大学教養学部13号館1323教室にて「宇宙学校・東京」が開催されます。
参加費は無料で、小学4年生からあらゆる世代の方が対象です。
「宇宙学校・東京」の開催について
http://www.jaxa.jp/press/2006/02/20060206_spaceschool_j.html . . . 本文を読む
No.133
先月打ち上げられたNASAの冥王星探査機ニュー・ホライズンズの軌道修正が1月28日と30日に行われました。
いよいよ2007年2月の木星フライバイへ向けて惑星間飛行を始めました。
New Horizons Successfully Performs First Post-Launch Maneuvers
href="http://www.jhuapl.edu/newscenter . . . 本文を読む
No.132
先月地球に帰還したNASAの彗星探査機スターダストが持ち帰ったサンプルの分析が行われています。
彗星のちりなどの粒子は、サンプル回収器のエアロゾルの中に突き刺さるように保存されています。
樹脂を薄くスライスし、赤外線やX線、透過型電子顕微鏡などを使った分析が行われています。
今後、サンプルの一部は世界中の研究者のもとに送られ、それぞれの場所でさらに詳しい分析が行われる予定です。
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