人工知能

2050年までに、、、、

「ギルガメッシュプロジェクト」

2022-09-19 13:18:45 | 人工知能
「ギルガメッシュプロジェクト」

特異点(私、あなた、男性、女性、愛、憎しみといった、私たちの世界に意義を与えているものの一切が、意味を持たなくなる。なんであれその時点以降に起こることは、わたしたちにとって無意味なのだ。)に驀進している推進力は不死を探求するギルガメッシュ・プロジェクトに根ざした科学革命である。それは500年前に始まり、サピエンスは「全てを知っている」神話や宗教などの虚構に基づく時代に決別し、「全て知らない」無知の時代への新たな時代を開いた。

これらは、人間をベースにして医療が人間の能力を高めることによる不死を想定いるいるように思われる。

しかし、生身の人間をベースにしている限り、必ず限界があるように思える。これに対する考えとして、別の物質へ意識を写すことができるならば、それを越えることが可能となる。

デイヴィッド・J・チャーマーズ(DAVID JOHN CHALMERS)が、言うようにサーモスタットにも意識がある。

意識は物理現象であり、物質に意識は宿ることは可能である。そのため、人間の意識を古い体から新しい物質へ移行する(マインドアップロード)ことにより不死を実現する。

これを実現するための仮説理論としては、

カール・J・フリストン 自由エネルギー原理

統合情報理論 マックス・テグマークは、情報統合理論(IIT)の提唱者でもあります。彼の著書LIFE3.0──人工知能時代に人間であるということ、彼は次のように書いています。


人間は、素性のよくわかっている平凡な物質でできている。人体の、原子レベルの構
成要素は、炭素・水素・酸素・窒素などのごくありふれた元素である。生体の内部だか
らと言って、既知の物理法則が通用しないわけではない。 DNA も細胞膜電位の活動も、通常の量子力学と化学の守備範囲に収まっている。光の正体は電磁波であり、匂いや味の正体は分子である。物理学者は絶大な自信をもって光と物質との相互作用の法則をすでに理解したと思っている。光が眼に飛び込んで網膜の受光細胞においてさまざまな光化学的反応を引き起こし、視神経・脳細胞の電気化学反応も引き起こしたあげく、最終的に、物理学では記述不可能な「非物理的意識現象」や「非物理的質感現象」を引き起こしている、とは考えられない。もしもそんなことがあったら、物理学者は現代物理学を根本から見直すべきである。匂いや味についても同様であり、現代物理学から逸脱する余地はない。(谷村 省吾TANIMURA Shogo)

この中の
「光が眼に飛び込んで網膜の受光細胞においてさまざまな光化学的反応を引き起こし、視神経・脳細胞の電気化学反応も引き起こしたあげく、」
網膜の信号がどのような信号であり、それが視神経を伝わり脳細胞で受け取るとどのように処理されるものなのか、プロトコルがまったく解明されていないように思われる
この信号内容を理解しないで電気科学反応と一括りにしてしまっては、脳は何をしているのかさえ不明なように思われる。

しかし、意識が幻想であり、プロトコルなんて必要ないということなら脳は何を処理しているものなのだろうか。

意識は、ダニエル・クレメント・デネットが言うように生物にしか宿らないものになってしまうのか

デネットは、意識(心)と物理的・神経的なプロセス(身体、脳)を異なる次元のものとして考えてきた、心身二元論というデカルト以来の哲学的伝統を覆そうとしているのである。



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