5年ほど前に「銀世界」崩れとして入手した西出都。棚に来てしばらくは葉型の方ばかり気にしていましたが、天葉の色がどう見ても白ではなく緑を含んだ黄色に上がってくることに気づき、以来、ずっと観察を継続している木です。今までにも何度と無く画像をアップして来ましたので既にご存じの方も多いと思いますが、今回は黄金鶴と呼ばれる系統と比較した画像も交えて、少し詳しくご紹介したいと思います。
先日購入した黄金鶴と並べて写した画像。どちらも丁度天葉が伸びきって次の天葉が顔を出そうかというタイミングですので、比べて見るのには好都合です。最初は天葉から2枚目。上が黄金鶴、下が西出都黄覆輪。西出都黄覆輪の方は大覆輪化していますので黄色味が若干強く出ていますが、斑色そのものに関してはそれほど極端な違いは感じられず、どちらも黄色の覆輪と言っていいと思います。

ところが天葉を比べた次の画像ではその違いが歴然です。

こちらは上が西出都黄覆輪、下が黄金鶴。黄金鶴は普通の西出都と変わりのない白覆輪で上がっています。対する西出都黄覆輪は2枚めより天葉の方が黄色が強く、緑を含んだ色合いで上がってきていることがよく分かります。


左が親木の天葉、右が一番子の天葉。子の片側は親木以上に派手で下葉は真鶴柄です。


2番子は完全な真鶴芸ですが、斑色の性質は継続しているようで天葉の先端に緑が乗り黄色味も感じられます。右側の画像で袴の内側に芽当たりが覗いているのが見えますが、これから上は全て花芽跡ですので増殖は厳しいかもしれません。今付いている子木たちに頑張ってもらわねば。
これからもこの木の様子は折を見てご紹介したいと思います。
先日購入した黄金鶴と並べて写した画像。どちらも丁度天葉が伸びきって次の天葉が顔を出そうかというタイミングですので、比べて見るのには好都合です。最初は天葉から2枚目。上が黄金鶴、下が西出都黄覆輪。西出都黄覆輪の方は大覆輪化していますので黄色味が若干強く出ていますが、斑色そのものに関してはそれほど極端な違いは感じられず、どちらも黄色の覆輪と言っていいと思います。

ところが天葉を比べた次の画像ではその違いが歴然です。

こちらは上が西出都黄覆輪、下が黄金鶴。黄金鶴は普通の西出都と変わりのない白覆輪で上がっています。対する西出都黄覆輪は2枚めより天葉の方が黄色が強く、緑を含んだ色合いで上がってきていることがよく分かります。


左が親木の天葉、右が一番子の天葉。子の片側は親木以上に派手で下葉は真鶴柄です。


2番子は完全な真鶴芸ですが、斑色の性質は継続しているようで天葉の先端に緑が乗り黄色味も感じられます。右側の画像で袴の内側に芽当たりが覗いているのが見えますが、これから上は全て花芽跡ですので増殖は厳しいかもしれません。今付いている子木たちに頑張ってもらわねば。
これからもこの木の様子は折を見てご紹介したいと思います。