息子の国語の勉強をみていて、すごく感動する本に出会いました。
村上しいこ 『かめきちのたてこもり大作戦』（岩崎書店）です。主人公のかめきちが、一人っ子でいつもさびしい思いをしている友達のために部屋にたてこもるはなしで、小学低学年向けですが、大人でも楽しめます。
全体にユーモアで溢れていて、かめきちの健気で芯が強いんだけども子供らしいところ、かめきちの両親の人間味や兄思いの妹が素敵で、最後にはうるっときます。
子育ては、かめきちの両親みたいにできればいいなと思わされます。
にきびで受診される患者さんは多く、年齢も10代から40代までと幅広いです。なぜできるのか、食事との関連、治療、日々のケア、化粧などの質問を受けることも多く、今回は洗顔について書きます。
一般的ににきび患者さんは皮脂分泌がさかんで、いわゆる脂性肌をしている方が多いです。にきびは皮脂分泌が多いことと毛穴が角質で閉じてしまうことにより原因菌が増殖して発症しますので、洗顔の目的は余分な皮脂と毛穴のフタをしている角質を取り除くことになります。
洗顔回数は朝と入浴時の2回で十分です。脂性肌の方は脱脂力が強めの石鹸を使い、ぬるま湯で指で洗います。タオルを使ったり、強くこすり過ぎるとかえって悪化します。洗顔後は化粧水で水分を補うことも大切です。
また、乾燥肌でもにきびができる患者さんは、脱脂力の弱い石鹸を用いることとと洗顔後にただちに化粧水、乳液をつけるようにするといいです。
