院長日記

ねむのき皮膚科院長の備忘録。たまに更新。

計画停電

2011-03-16 | 日記

大地震が起きてまだまだ混乱しており、被災された方々の想像を絶する苦難を考えるととるに足らないことですが、当院のある川崎市でも計画停電がありその対応に毎日苦慮しています。

被災していない者ができることとして節電、買占めしない、義援金などいろいろありますが、すぐに始められることとして医院、自宅の節電に努めています。

節電してみて思うことは、普段どんなに無駄に電気をつかっているかということです。いままで日中もすべての照明と空調をつけていましたが、昼は3分の1ほどの照明でも問題ありませんし暖房なしでも日中はそれほど寒く感じません。時間帯によって調整するちょっとした手間をかけるだけのことでした。

原子力発電の放射線漏れも問題になっているいま、今後新興国が発展し石油の使用量が増加していく一方、埋蔵量の限られている石油の供給量が間違いなく減少していくことが予想される中で、資源のない日本が原子力発電とどう向き合うのかなど、節電に伴いいろいろ考えさせられます。


地震

2011-03-11 | 日記

今日はほとんどの人がそうだと思いますが、人生最大の揺れを体感しました。

午後の診察を開始する直前に地震が始まり、当院が入居しているビルも結構ゆれました。待合室に出て、来院されていた患者さんたちと話しをしているうちに揺れはおさまり、エレベーターが止まったぐらいでほとんど被害がなかったので午後の診察を開始しましたが、さすがに今日の午後は9人しか来院されませんでした。

スタッフが全員帰れるかどうか心配でしたが、家族に車で迎えにきてもらったりで大丈夫でした。ちなみに、私は、22時にこの記事を医院で書いており、このまま自宅に帰れずに泊まることになりそうです。


おかあさんのつうしんぼ

2011-03-03 | 日記

子供の読む本を毎週図書館で借りていますが、ひさしぶりにいい本に出会いました。宮川ひろ作の「おかあさんのつうしんぼ」です。

30年以上前の本ですが、大人が読んでも感動すること請け合いで版を重ねて今でも購入することができます。

51shtw7x8pl__ss500_ 主人公は小3の女の子で、夫を亡くして忙しく働くお母さんとの二人暮らしです。子育てしながら働く母親の大変さ、お母さんへの思い、学校にうまく適応できない同級生へのみんなのやさしさなどの話でぐいぐい引き込まれます。心理描写がとてもていねいで自分が子供のころそんな風に考えていたなとか思い出されたり、どんなに忙しくてもわが子の思いをちゃんと受け止める余裕を持たないとなーとか気づかされます。

作者にはほかに「おとうさんのつうしんぼ」「先生のつうしんぼ」などがあり、それを読むのも楽しみです。