弦楽器と鼻笛 Nekoya四弦堂

Nekoya製作の弦楽器や鼻笛をご紹介するブログです。

ポニーバンジョー

2021-12-23 17:54:00 | 日記
10インチリム、19インチスケールの5弦バンジョーです。
ポニーバンジョーとかCスケールバンジョーとか呼ばれるサイズで、弦はナイロン弦を張ってあります。
本当は20インチスケールぐらいがちょうど良いのですが、A型マンドリンのケースにちょうど収まる大きさにしたくて、19インチにしました。
リムもメイプルで自作した物で、ネックはウォールナットです。
チューニングペグはバイオリン用のペグを用いてアンティークな雰囲気を目指しました。
バンジョーは好きですがネックが長いのが苦手で、これくらいのサイズが部屋で寛ぎながら弾くには良い様です。




フレットレス ゴードバンジョー

2021-12-22 16:21:00 | 日記
旧ブログがなんだか纏まりの無い締まらない感じでしたので、新たにスタートする事にしました。
まずは4弦堂といいつつ5弦のバンジョーです。
自分が初めて楽器を作ったのは、フレットレスのゴードバンジョーでした。
もう随分前の事で、個人輸入などハードルの高い時代に、海外のサイトを見ては溜息をついていたのでした。
で、どちらが大変かを天秤にかけた結果、自分で作る事を選びました。
最初は大きな瓢箪などどこで手に入れれば良いかわからないので、サラダボールに和太鼓の皮を張って作りましたが、その後本格的に瓢箪で作ったのがこれです。
瓢箪といえば岐阜県の養老町で、これ程大きいとかなりの値段となりました。
実は3個程買ったのですが、最初は分からなかったので皮を強く張りすぎて割ってしまいました。
内側には補強のため紙を何層にも木工ボンドで張り合わせたのですが、それでも皮の縮む力は凄まじものです。
サラダボールであっても、集積材で作った物はやはりそのまでは割れてしまいます。
そんなわけで、山中塗りの木地師に頼んで無垢の木を刳ったポッドを作ってもらいました。
これは市販のサラダボールや瓢箪よりダントツ良かったのですが、当然のごとくかなり高価な物となります。
実のところ今まで作ったゴードバンジョー(あるいはそれ風の)は全て愛好家にお買上げいただきました。
また山中に注文するのか、瓢箪(実は干瓢で良いそうです)を探すのか?
次また作るかは今のところ未定です。