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Les Quatre Boutique Blog 03

QUATRE ILLUSTRATION [Kazushi Ryoguchi] Blog

京都中央信用金庫

2011-03-25 15:51:56 | Quatre Illustration

本日は現在進行中の案件の下描き制作日でしたが、お昼からのお客様へのおもてなしメニューとして、妻が焼いていたシフォンケーキの香り漂う気持ちの良い午前中で、ペンも冴えて快適な仕事時間でした。
本日のお客様は、先日取材に来てくださった京都中央信用金庫さんのシリーズ広告を制作されている会社のチーフディレクターさんとプランニング部の部長さん、そして京都中央信用金庫の北烏丸支店の支店長さんのお三方で、今回の一件の挨拶を…とおっしゃってくださり、わざわざ京都からお越し下さりました。
京都市内に120店舗以上、近隣の県にも多くの支店を持たれる中信さんの、すべての店舗に貼られているというポスター(写真)をはじめ、折り込みサイズのチラシなど、今回の一連のツールのサンプルを持参くださったディレクターさんと部長さん、そして京都時代には私自身、実際に住宅ローンを組む時にお世話になった北烏丸支店の支店長さんとも、お茶をしながらゆっくりといろいろなお話をさせていただく時間が持てました。
今回の一連の広告は4月半ばくらいまで、京都中央信用金庫さんの全店舗で使用されているそうなので、大きなパネルになっているという四条の本店をはじめ、最寄りの支店にも一度訪れてみようと思います。中信のスタッフさんに「あ…広告の人だ!!」と思われてしまうでしょうか?(笑)

京都新聞

2011-03-22 17:18:38 | Quatre Illustration

今朝、京都の母から「新聞に出てるよ」と電話がありました。その後も京都時代にお仕事でお世話になった方から電話をいただいたり、メールをいただいたり…。
実は以前、ウチに取材に来ていただいた時の広告が、本日の京都新聞の朝刊に掲載されたみたいで、私も母の電話で初めて「本日の掲載」だということを知りました。
キャトル・イラストレーションとして妹と二人で登場させていただいた今回の広告は、京都中央信用金庫さんの「On Your Side」という京都を中心に活躍されている様々な業種の人々が登場するシリーズ広告。テレビ欄の下に位置する今回の新聞広告をはじめ、本店の大型パネルや、支店各店舗とATMでのポスター展開、サイトへの掲載などその露出度はかなり高く、第18回目に抜擢していただいた我々も、しばらくの間、その写真を多くの場所で見られることになります。
このシリーズ広告は思い入れのある漢字一文字と、それについての語りからなる文章で構成されているのですが、実は広告に掲載されている我々二人が選んだ「彩」という文字を書いてくれたのは、我々の母。文章の中で我々のルーツについて父のことにふれられていたり、実際に母が書いた文字が我々兄妹の写真の横に添えられていたり…と、記念すべき初の親子コラポレーション(笑)が実現したお仕事となりました。

Frank & Friends Student Cards

2010-12-26 18:48:23 | Quatre Illustration

我々夫婦の教育に関する共通意見は「息子達には出来るだけ自由な時間を過ごさせてやり、自分自身でやりたいことを見つけられる環境を作ってあげること」。つまり「本人達が望まない習い事をさせないこと」「時間に支配された生活はさせない」というのが基本です。これは我々夫婦がそれぞれの両親に与えてもらった環境そのもの。
朝早くに学校に出かけて、帰ったらすぐに塾や習い事に出かけて、遅い時間に帰宅したら寝るだけ…という現代にありがちな子供達の環境とは対極に位置する生活スタイルですが、一緒に夕食も食べられない、親とのコミュニケーションの時間を削ってまでの勉強の意味や、我が子の習い事の数を自分のステータスとして満悦するような親が存在すること等を考えると、やみくもに勉強させることに「良い結果」があるとは思えない…というのが我々夫婦が行き着く共通意見になります。
そんなワケで、ウチの息子達は二人ともこれまで一度も塾や習い事とは縁がありませんが、それぞれ沢山の「好きなもの」を見つけて、夢中になっています。ここまでだけ読むと「まったく勉強させていない(笑)」ように聞こえますが、実は我が家にはウチの中の至る所に妻や私が仕掛けた「知らず知らずのうちに勉強になっているスポット」が存在します。
以前紹介したトイレの扉の漢字表をはじめ、最近では同じくトイレットペーパーのすぐ側に、英語の単語のカードを日替わりで取り替えています。このカードは以前私がお仕事で数々の教材のイラストを担当した英会話のAEONの「Frank&Friends」というキッズ用の教材で、約240枚の英単語とイラストが描かれたポストカードサイズのアイテム。
授業で英語を頑張っている長男はもちろん、これから英語に親しんでいく次男にも自然な導入として、トイレに入る度に目にとまるようになっています。

オフィス用カード

2010-12-23 19:06:44 | Quatre Illustration

毎年私がこの時期に制作するニューイヤーカードは2種類。もう15年に渡って同じデザインフォーマットで、家族全員の写真を配置しているファミリー用の年賀状と、私のイラストを全面にレイアウトしたオフィス用の年賀状。
ファミリー用のデザインはずっと同じデザインなので、お正月に届いても一目でウチのものだとわかるという、ひとつのスタイルが完成されていて、喪中であっても「年賀状だけは送ってね」という声もある程の認知度です。
また完成されたフォーマットは、毎年デザインの際に写真のセレクトさえ終了すれば、すぐにレイアウトして完成させられるという、制作上の簡潔さもグッドで、過去の分をズラリと並べて眺めてみると、ここ15年の我が家の歴史をまとめて見ることが出来るツールにもなっています。その年の気分によってセレクトする背景色にも、キャトルらしい色使いが反映されているのも、我ながら面白い点だといえましょう。
ちなみにオフィス用のカードには、私自身がお気に入りの作品をセレクトするようにしていて、残念ながらこの年賀状のためだけに新規で描きおこすことはほとんどありません。来年こそは時間を見つけて、仕事以外のオリジナル作品を制作する余裕も持ちたいと思います。

スピーチの本

2010-11-05 17:47:16 | Quatre Illustration

今日はいろいろと必要なものを購入するために、朝から妻と二人でイオンモールへ。まずはここ数日で、突如いろんな部屋のいろんなタイプの電球が切れたため、数種類の電球や電池などを仕入れにJoshinへ。ついでに12/1発売の、モンハン3rd ハンターズモデルのPSP本体の予約もしておきました。
あと、明日ウチを訪れる予定の私の両親と妹夫婦へのおもてなし用の食材の買い出しに加え、ちょっと遅くなった父へのバースデープレゼント選びで、妻と二人でアイデアを出し合って、ようやくその品を決定。
ちなみにフードコートにはつい先日訪れたばかりなので、ランチタイムは天一と丸亀をはずし、ステーキくにの「サーロインステーキ」を。今日は他にもマッサージクッションを購入しかけたり、ヘンケルの包丁を購入しかけたりしながらも、一番長く滞在していたのが、広い売り場面積で品揃えが大充実の喜久屋書店。
なかなかのんびりじっくりと見る機会がないこの書店ですが、私の好きな趣味系やクルマ、鉄道などの本が驚く程充実していることに今日は大感動。欲しい本が多すぎて、妻と二人で歓喜の連続でした。ちなみにクルマの本棚のすぐ横には冠婚葬祭のコーナーがあり、つい最近、4冊同時発売されたナツメ社さんのスピーチの本が綺麗に並べられていました。この4册のスピーチの本は、表紙はもちろん、中身のカットもすべて私が担当させていただいていて、4冊で300点近くのイラストを描かせていただいた、今年もっとも制作期間の長かったお仕事のひとつ。近々、結婚される方や、幹事やスピーチを任せられている方には、ぜひ読んでいただきたい本です。

ダンボール

2010-10-28 15:42:25 | Quatre Illustration

昨日から今日にかけて、また新たなオファーが3件入ってきましたが、いずれも納期にかなりの余裕があるため、もう少し良いペースの制作環境は維持出来そう。
ということで、急激に気温が寒くなってきたので、オフィスに隣接した和室に今年もこたつを設置。仕事の合間の休憩タイムにはこたつに足を入れて、図書館から借りてきている本を読んでいます。本日は懐かしい「電車男」の原作をセレクト。数年前に一度読んだ本ですが、もう一度読んでみるのもなかなかいいものです。最近は再放送もなくなりましたが、またドラマ版の方が観てみたくなってしまいました。
さて、今日の写真は現在オフィスの一角に積み上げられているダンボール。つい先日整理したものですが、実はこれ、全部お仕事で関わった広告や書籍やノベルティほか、様々な商品の完成サンプルが送られてきたもの…約1年半分です。現在2階の物置の整理がままならないため、行き場がなく、オフィスに放置中。他にも筒状の大きなポスター類も多く、整理はしたものの、オフィスが非常に狭く感じてしまうくらいにスベースをとっていて、1ヶ月くらいのオフをとって、2階の物置もろとも、大規模な掃除+整理をしてみたいところです。

iTANK

2010-10-16 18:35:15 | Quatre Illustration

突然のハードディスククラッシュで、この休日もMacのセットアップに明け暮れるという結果に。昨日の段階で、ようやく仕事のためのソフトが使えるようになったので、本日は朝から遅れをとっていたイラスト制作作業を取り戻すべく集中。
それと並行しながら、FLASHだとかQuickTimeなどのバージョンの調整もして、ネットの環境は以前のものに近い状態にまでもどりましたが、問題はクラッシュしたハードディスクからのファイルの救出。
iTANK(写真)という箱型のボディに収められた元のハードディスクですが、結局のところファイル復旧ソフトを使ってみても、たったのひとつのファイルさえ救出することが出来ませんでした。これはバックアップをとっていたイラストデータ以外の、この3年分のデータをすべて失ったことになり、取引先の連絡先、ウチのオフィシャルサイトの全データ、3年分の経理ソフトの帳面データ、そして10000曲にもわたるiTunesの音楽データなど。3年間コツコツと積み重ねた快適な環境が一瞬のうちに消え去ったことになります。
新たにセットアップの中で、スキャナも故障していることが判明し、こちらは新しいものを購入することになりそう。まだまだこれからも、この故障による不自由はあとをひきそうです。とにかくこれまで一緒にお仕事をさせていただいた方のメールアドレスをすべて失ってしまったので、もしこのブログをご覧になって下さった方がいらっしゃいましたら、ウチ宛にメールを1通いただけましたら幸いでございます。


ハードディスク交換

2010-10-15 20:46:57 | Quatre Illustration

お仕事のメインPCであるiMacが、突然のトラブルで使用不可能となり、過去に体験したことのない最大のピンチとなった昨日。結局ハードディスクの不具合という診断で、本日、内蔵ハードディスクを容量も豊富な新しいものに交換され、メモリも2GB増設の状態で帰ってまいりました。
ただハードディスクの交換ということは、この3年間にいろいろと詰め込んだものはすべて失っており、Mac自体はまっさらさらの赤ちゃん状態に逆戻り。基本的なシステムをインストールし直すところから始まって、インターネットの接続設定から、仕事用のソフトをはじめとする、様々なソフトの再インストール&初期設定の嵐。この時間になってもまだ、つい3日前のような快適に仕事ができる環境にまで整っていません。
あとの問題は、クラッシュし、iTANKというアイテムで外付け状態にされた旧ハードディスクから、ファイル復旧ソフトを使って、どれだけのファイルを救出出来るかというところがポイント。
今回の件で、メインPCが使えなくなるだけで、どれだけ大変なことになるか身にしみたので、もう一台、新型のMacを購入して、今後はメイン2台スタイルでいくことを検討中です。
ということで、今日も適当な写真がないため、先日訪れた豊郷小学校の階段の大窓から望む、素敵な芝生の前庭です。


緊急事態発生

2010-10-14 14:07:08 | Quatre Illustration

昨夜の深夜、仕事終わりでなんとなく様子がおかしかったMac。今朝一番で電源を入れてみたら、まったく起動しないという、緊急事態が発生。何度か復旧を試みてみたものの、どうにもならないため、急いでMacの専門店に持ち込むことに。
ざっと検証してもらったところ、まずハードディスクがマズイことになっているという診断で、現在記録されているデータの維持も危ういような最悪の状況に。昨日の朝まではなんともなかったのに、こういう状況は突然やってくる…と、Macユーザー歴15年余りの私としては、油断していた結果の惨事。
ここ数日のお仕事はかろうじてバックアップをとっていたものの、あのMacには取引先のメールアドレスや、3年かけてこつこつと整理した8000曲近くのiTunesデータなど、失われては困るイラスト以外のファイルも多い…。
明日には修理から帰ってくる予定ですが、どこまで大切なデータを復旧させることが可能なのか、気が気でない状態でパニックになっております。とりあえず、妻用に衝動買いしたこのMacBookが、せめてものライフラインです。
ということで今日の写真は、昨日訪れた軽音部の部室の入り口です。(笑)

ハピアガーデン四季のまち

2010-09-13 17:24:15 | Quatre Illustration

フリーでイラストのお仕事をはじめてもうすぐ20年になりますが、何年経っても関わったお仕事の完成形態、すなわち印刷物や公開されたWebページ等を、はじめて目にする瞬間は嬉しいものです。
制作中にはずっとマックの画面の中で少しずつカタチになっていく様子を見守っているワケですが、実際に紙に印刷された状態を手にとってみるのは、いつまで経っても感動と新しい発見の連続。紙質やインクの馴染み具合によって、イラストの印象も随分と変わるので、デザイナーさんの技量によって、私のイラストが良くもイマイチにもなるのは、とても興味深い点です。
また、広告の仕事がメインではありますが、そこから派生する様々なノベルティとして命を吹き込まれた私のイラストを見るのも、さらに嬉しく興味深いこと。街を走る路線バスの車体いっぱいに私のイラストがあしらわれたラッピングバスや、展示会場で風にはためく大きなのぼり、マグカップに印刷されたもの、教材のひとつとして制作されたカード…。挙げればその種類はキリがありませんが、自分の手元に残せない大規模なものも含め、本当にすべてが愛すべき自分の子供達のような作品達です。

今日の写真は、今年の前半に携わった阪神電気鉄道さんの大規模な戸建プロジェクト「ハピアガーデン四季のまち」の印刷物。私のメラストがメインヴィジュアルとして使用された広告やパンフレットをはじめ、とっても可愛い紙袋など、私のイラストに相性の良い色やデザインスタイルを、本当によく理解して下さっているデザイナーさんのおかげで、私自身も感激するほど素敵な印刷物としてカタチになっています。
ちなみに先日、現在一緒にお仕事させていただいている東京の出版社の担当の方から「通勤の時の電車の車内吊り広告で、お二人のイラスト(私と妹。私の方は不動産関係、妹は大学関係)を同時に見ましたよ」というようなメールを頂いたりして、こういう報告を聞かせていただくのも本当に嬉しい瞬間です。

こどもちゃれんじ

2010-08-11 14:32:26 | Quatre Illustration

ベネッセコーポレーションさんの幼児用教材「こどもちゃれんじ」のイラストを手掛けさせていただくようになってまもなく6年。幼児用だけでも「ほっぷ」「すてっぷ」「じゃんぷ」と1歳刻みの3種類の教材があり、小学生用になると「チャレンジ」各学年分、中学生になると「進研ゼミ」…とその種類は豊富で、この6年でそのすべての教材で、様々なイラストを描かせていただいています。
なかには韓国の子供達のためのベネッセコリアの教材や、英語学習用の教材、教科書の内容にそった中学生用のDS学習ソフト「得点力学習DS」など、珍しいお仕事もさせていただきましたが、やっぱり一番描かせていただく機会が多いのは、幼児用の3種類の教材。
定期的にこの3誌のどこかに私のイラストが掲載されている「こどもちゃれんじ」ですが、当然のことながら制作に関わらせていただいた教材は、すべて「見本誌」というカタチで送付されてきます。
その数はなかなかのもので、オフィスのいたるところに保存されていますが、昔から時折次男が開いては眺めています。ただ4年程前までは、次男の歳にリアルタイムな内容でしたが、今や彼も3年生。ちょっと幼児用の教材では物足りないハズですが、パパの描いた絵を探すことも兼ねて、結構楽しみながら今でも内容を吟味しています。ちなみにベネッセの幼児用教材といえば、仕掛けやシールが豊富なのですが、見本誌として保存するため、一度もシールを貼らせてやったことがないのが、ちょっと残念といえば残念…。
今回のじゃんぷの8月号(写真)でも、子供達のお皿にサンドイッチやおにぎりのシールを貼れるようになっていますが、実際に貼ることが出来なくて、先ほども次男…悔しがっておりました。(笑)

北欧の色彩

2010-07-02 15:18:24 | Quatre Illustration

古くは、京都のカリスマ的なインテリア雑貨店だったGeorge's Furnitureさんのイメージキャラクターを手掛けさせていただいたことにはじまり、常にお洒落な家族とお洒落なインテリアというキーワードが含まれたオファーを、まもなく20年というキャリアの中でずっと受けて、描き続けてきた私。
特に家族の何気ない生活のシーンを描くことは、私のイラストにもっとも望まれている要素のひとつですが、一歩間違うとクールになりすぎてしまうMacを使ったイラストのタッチも、自らが夫であり父であるという「本当の家族」を持つ者だけが表現出来るリアルな家族の姿を加味することで、ほんのり柔らかく親しみやすいカタチに落ち着いています。
ところでイラストの印象として、その絵の中で使用する色の組み合わせというのは本当に重要ですが、私のイラストにもいくつかの法則があります。基本的には「自分の好きな色だけで構成する」というのが、もっとも大事なことなのかもしれません。私のイラストにほとんど原色が使用されていないのは、まさにこの理由によるものです。
現在も、ある不動産案件のリビングと家族のイラストを制作中ですが、基本的にはお部屋に使用されている色というのは、大部分が白壁+フローリング色というシンプルな構成。そこに自分好みの色の家具や、お洋服を着た人物を少しずつプラスして、少しずつ画面の色をまとめていく作業はとても楽しく、自分でも常にわくわくする瞬間です。
そこであとひとつ重要なのが、画面を引き締める「効かせ色」をいれることなのですが、私の中でこの「効かせ色」のアイデアは、私がもっとも好きな60年代のインテリアを常に参考にしています。アメリカのヴィンテージ雑誌はもちろんのこと、60年代の北欧のインテリア雑誌(写真)に見られる「効かせ色」の効果は素晴しく、必ずイラストに素敵な風を吹き込んでくれます。
独特の絵柄というのはイラストレーターにとってとても大切なことなのですが、その人らしい色使いというのも、実はとても重要なことなんです。

中学生のイラスト

2010-03-22 20:58:51 | Quatre Illustration

今日は祝日ですが、6月まで続く山積みのお仕事を、少しでも効率良く進行させるべく、制作日といたしました。
ファミリー向けのお仕事が大部分を占める私のイラストですが、人物を描く時がやはり一番楽しく、今日も新たな3つのタイプの家族の下描きを制作していました。
さて、あらゆる年齢層を描くことが多いファミリー向けの案件では、20代後半から40代くらいまでの夫婦やカップルを描くことが非常に多いため、必然的に一緒に描くことになるのが、赤ちゃんから小学生くらいまでの子供のイラスト。子供のイラストについては、ベネッセさんの「こどもちゃれんじ」各誌や、英会話系の様々な教材、小学校の教科書等、私にとっても非常に需要の多い項目ですが、以外と描く機会が少ないのがティーンの世代。
高校生や大学生になると、また「進学」に関するお仕事で、ぐっと描く機会は増えてくるのですが、もっとも描く機会が少ないのが「中学生」。この年齢層は、ファミリー向けの商品のターゲットとなる家族の年齢設定からも少しずれているため、本当にめったに描く機会がありません。
今回珍しく「中学生の女の子」を描く機会が発生したので、いまどきの中学生の服装の資料を集め、実に新鮮な気持ちで下絵を制作出来た休日となりました。様々なタイプの人物を描くことは本当に楽しいです。

今日の写真は、ぽかぽか陽気の二階の寝室で佇むシフォン。後ろに見えている「ねぇだっこして」という絵本(写真左上)のねこちゃんが、ホントにシフォンにそっくりなんですが、シフォンはだっこが嫌いなので、性格は随分違いますね。

ライブラリーカタログ

2010-02-19 17:58:52 | Quatre Illustration

このお仕事をしていると、手掛けたイラストが表紙を飾る本や広告の刷り上がり見本などが、度々サンプルとして送られてくるのは以前にお話した通りですが、中にはその完成形が手元にないものもあったりします。
広告代理店やデザイン事務所と直接やり取りさせていただいたお仕事の完成サンプルは、ほぼ100%郵送していただいていますが、ライブラリーカタログから発生したお仕事については、そのサンプルが手元に届くのは、全体の10%程度…。
大きな企業の広告から地方のアイテム、書籍の表紙など、ライブラリーから出る案件は実にバラエティー豊か。毎月明細書が届いて「こんな本の表紙にイラストが使用されてたんだ~」と、後から知ることがほとんどで、そのサンプルも年に数回まとめて送られてくるため、実際に商品や広告になった状態を見れない案件も稀にあります。
今日の写真の本はまさにそんな経緯の一冊で、もう随分前(数年前?)に発売されたものですが、本日妻と買い物に出かけたついでに寄ったBookOffでたまたま発見して購入しました。発売された当時には旧オフィシャルサイトの「DIARY」でも紹介していますが、自分の手元にやってきたのは今回初です。私のイラストが表紙を飾った本は、もう自分でも把握出来ない数ですが、いくつかは私のbooklogに陳列していますので、興味のある方はご覧になってみて下さい。

ゆたかな心

2009-12-21 15:34:53 | Quatre Illustration

本日はお仕事の制作と並行して、オフィスの年賀状の送付先の住所の整理。これまでの18年間でお取り引きをさせていただいたクライアントさんの数はもはや自分でも把握出来ないほどですが、毎年どんどん増え続けていくクライアントさん全てにお送り出来るレベルは遥かに越えてしまっているので、なんとか100枚くらいに収まるように、この時期に送り先の選択をさせていただいています。今年お仕事をご一緒させていただいた新たなクライアントさんはもちろんのこと、古くから何度もお声をかけていただいているところを優先的に、過去3年以内くらいにお付き合いのある方達にもお送りするという、ひとつの決まりを自分の中で設定して、毎年ラベルタイプの宛先を随時制作して貼付けていくスタイル。ちなみに私の友人へのものも含め、ウチ用の年賀状は全て妻に一任していますが、ビジュアル面のデザインを私が完成させた後は、すべて妻が手描き作業で書いています。せめて宛名面とコメントだけには心を込めたい…という妻のこだわりですが、60~70枚に及ぶウチ用の年賀状書きも相当な労力が必要です。
ちなみに本日は妻が朝からショコラママさんと一緒に、斜め向かいのユカちゃんちに遊びに行っていて、お昼には3人でランチに出かけたり、Pieriに買い物に行ったりしていたため、気がつけばお昼ご飯を食べるのを忘れて、この時間までぶっ通しで仕事をしてしまいました。(笑)やっぱり誰か止めてくれる人がいないと、時間も忘れて延々仕事を続けてしまうみたいです…私。(笑)
今日の写真は、最近のお仕事で完成品が送られてきたもの。小学校の道徳の授業の教科書の表紙です。「ゆたかな心」というタイトルのこの教科書、光文書院さんから熱烈にお声をかけていただいて、1年生から6年生まで、6冊の表紙をまとめて描かせていただきました。現在、高等学校で使用されている数学の教科書にも、以前手掛けさせていただいた私のイラストが載っておりますが、やはり表紙のイラストは6冊並べると壮観です。次男の学校でもこの光文書院さんの教科書が使われるといいのになぁ…と密かに考えてます。(笑)