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寝転んで空を見る

山高きを厭わず 海深きを厭わない

2010夏 槍穂縦走 北アルプスの旅 二日目② 

2010年08月17日 | 2010北アルプスの旅

二日目の出発地「横尾」から4時間ほどで「天狗原分岐」に到達。

Img_0936_2 「天狗原分岐から」

ここは槍ヶ岳と槍のビュースポットである天狗原への分岐、標識も立っている。

俺は、この天気では天狗原から槍は見れないであろうと予想し天狗原には足を運ばなかった。

Img_0935「天狗原から雪渓を渡って戻ってくる人達」

分岐を過ぎ、更に登って行くと水場があり、そこで水筒に水を補給してひたすらの登っていく。

見覚えのあるハイマツの生えた曲がり角を右手に曲がると・・・。

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槍の穂先が姿を現す。

この先も急な登りが続くが、この姿を眼にすると足が軽くなる。

ここまで登って来ると日本アルプスを代表する花「チングルマ」にも出会えた。

Img_0953 「チングルマ」

この花、可愛い・・・。

Img_0955御馴染みの「播隆屈」前からの穂先

ここで天狗原を経由してきた50~60歳の男女二人組と出会い話した。

その女性によるとやはり今日は天狗原から槍の姿を見ることは出来なかったそうだ。

その女性に俺が播隆行者を真似て、播隆屈の前で座禅を組み念仏を唱えてる姿で写真を撮って頂いた。

楽しい時間を過ごさせて頂いた。ありがとうございました。

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花々や、槍から力をもらって12:29分に今日の野営地「殺生ヒュッテ」に到着。

テントを設営し(設営量500円)、山小屋で水を買い(1リットル200円)棒ラーメンを食べる(基本、昼はこれ!)。

山小屋の情報だと明日は天気が崩れるとの事なのでテント他はそのままに、必要な荷物だけをザックに入れて今日のうちに槍ヶ岳山頂に登っておく事にした。

槍の肩(槍ヶ岳山荘がある)までは40分程度の登りだが、荷物が軽いためにあっと言う間に肩に至る。

Img_0972 「槍の肩からの穂先」

さあ、登っとくかと思ったら・・・・。

Img_0969物凄い渋滞!(ネズミの国かと思った)

登り出しても進まない。

降りてきた女性に聞くと山頂まで2時間かかったとの事・・・。

しかし、一緒に登ってる男性(60代?)の方と色々話が弾み渋滞もそれほど苦痛には感じなかった(寒かったけどね)。

Img_0975「山頂目指して岩場を登ります」

途中からガスってきて視界が悪くなってきたが、去年堪能したから「いいじゃねーか」と、自分に言い聞かしながら登った。

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16:17分、槍ヶ岳3180m(日本第5位)登頂!

石塔が崩れてる・・・って誰だよ?こんなとこにコーラおいてったのは!

Img_0985 人が多すぎて、如何しても写真に入ってしまう・・・

山頂はガスっていて残念な景色だったので、何人かのカメラのシャッターを押した後、さっさと下山。

Img_0989 「槍ヶ岳山頂から殺生ヒュッテを見下ろす」

この赤い屋根の建物が殺生ヒュッテ!

テン場まで下る時40~50歳位の10人程度?(おそらく韓国人)の一団に「コンニチハ」と話しかけられたので、少しの間片言の英語・ハングル・日本語で会話を楽しんだ。

槍に登ったのか聞かれたので、登った事と今日は一端テントまで下りて(テン場を指差し)、明日また登って来る事を伝えた。

彼らは槍ヶ岳山荘に泊まるらしい。

俺は、別れを告げて下山。 

写真の殺生ヒュッテまで降りて、明日フル装備で槍の肩まで登る事を考えると・・・ちょっと後悔の念が苦笑いと共に込み上げてくる・・・。(混んでいても、槍ヶ岳山荘のテン場で良かったかな?とね・・・)

殺生ヒュッテのテン場まで降りるとすでに17時を過ぎていた。

夕食は、アルファ米(ボリュームあり)にフリーズドライの牛丼(ボリューム無し)。

結構食いでがあり、ヤッパ日本人には米だな!・・・と思った。

明日の行程は少々楽で、槍の肩まで昇り返しそこから南岳を目指す。

明日は天気が崩れるとの情報を裏付ける様に夕方から雨が降り出した。

20時ごろ就寝。

Img_0991 「殺生ヒュッテのテン場」 

次回は殺生ヒュッテから南岳まで。

 

                                                    つづく