goo blog サービス終了のお知らせ 

寝転んで空を見る

山高きを厭わず 海深きを厭わない

次の山旅は・・・

2010年09月23日 | 登山関連

秋分の日の今日は、涼しいですね。

これから秋らしく成って来るのかな?

 

さて、10月にはまた北アルプスに行けそうです。

今度の山旅はのんびりと、夏の槍穂縦走での心残りを清算

蝶ヶ岳からの展望を楽しみ、奥穂高岳に登り(もしかしたら北穂も)徳沢のテン場に泊まる。

この目的を達成してきたいと思う。

そして何より日本一とも言われる、『涸沢の紅葉』を眺めて来よう(ダジャレじゃ無いよ!)。

登りか下りに岳沢をルートに選び、岳沢も歩いて来る予定。

Img_0146 去年10月河童橋から撮影の穂高と岳沢 

その後は松本で『すいすいタウン』(無料貸し出し自転車)を借りてグルグル回って来る心算。

ああ、そば祭りにも行きたい!

北アルプスの秋は寒いけど、楽しみだ!


テンプレートを変えてみました

2010年09月17日 | その他

今まで使っていた『雪山』のテンプレートから、俺のブログタイトルにピッタリなテンプレート

『青空』に変えてみました。

空を見上げている感じが良いが・・・今一しっくり来ないな・・・。

飽きるかもっと良いテンプレが出るまでは、これで行ってみよう。(飽きっぽい俺ですが・・・・ね)


2010夏 槍穂縦走 北アルプスの旅 最終日

2010年09月03日 | 2010北アルプスの旅

8月11日の夜明け前、眼を覚ますと、フライシートを叩く雨の音は消えていた。

どうやら雨は止んだ様だ。

今の内に下山しようと急いでカロリーメイトを食べ、急いでテントをたたみザックに押しこむ。

もう、ここに至っては奥穂への未練は断ち切った。

あとは早く下山して温泉で四日分の垢を流し、信州そばを堪能して帰る事を楽しみに、気持ちを切り替えた。

 

5:55分下山を開始。

Img_1186 「涸沢ヒュッテのテラスから」

Img_1187

昨日も今朝も、涸沢から見える穂高連峰の姿をガスの為に眺められなかったのが残念。

涸沢カールから上高地へ平均コースタイムは以下

涸沢→1:10→本谷橋→50→横尾→1:10→徳沢→1:00→明神館→1:00→上高地バスターミナル 5:10の道のり。

Img_1188「下山道」

また雨が降り出す事が予想されるので 、急いで下山。

途中、下山道に雪が残っている為(ツルツルすべる)手間取った。

Img_1191 「本谷橋」

6:48分本谷橋まで下ってきた。

更に歩く事1時間程度で横尾大橋に至る ↓

Img_1209 「横尾大橋」

Img_1211 「大橋からの横尾山荘」

ここまで来れば上高地バスターミナルまで、ほぼ平坦な道のりなので楽だ。

木々の緑を楽しみながら足を進めていく。

Img_1214

雨上がりの草木は、四角夫妻の言われた通り嬉々として輝いて見えた。

Img_1221

道中、今年もサルの群れに出会ったが、ここのサルは人に無関心。

Img_1227 「徳沢のテン場」

8:38分徳沢に到着。

ここから「蝶ヶ岳」に登り、槍・涸沢・穂高の山々を眺めたかったが、やはり今日・明日も天候に恵まれ無さそうなので通り過ぎる事にした。

以前から、このテン場にテントを設営してノンビリ一日を過ごしたいと思っては居るのだが、中々機会に恵まれない。

次回こそは!

 

徳沢を過ぎて程なく、雨模様となってきた。

そして土砂降りに・・・

ザックにザックカバーを被せ、レインスーツを着込んで雨の中を歩いた。

明神館を過ぎた頃には雨は上がったので、レインスーツを脱ぎカバーも外したが、

この日も上高地を離れるまで雨が降ったり止んだりの天気であった。

 

10:10分過ぎ、上高地の河童橋へ到着。

Img_1228 「河童橋から」

観光の方達でごった返す「河童橋」を渡り、徒歩20~30分程に建つ「清水屋ホテル」を目指す。

目的は勿論、温泉!

Img_1229 「木漏れ日の中のウェストン碑」

日本アルプス命名の父「ウォルター・ウェストン」碑を過ぎた所にある、「清水屋ホテル」に到着。

入浴時間まで(11:00時)間があるため、ぼ・・・っと梓川を眺めて過ごした。

Img_1230 「ホテル前に蝶が・・・」

時間が来たのでフロントに行くと、温泉設備が故障して入れないとの事・・・。

ショック・・・!大ショック!!

隣の「温泉ホテル」を進められるが、入浴開始が13:30からなので諦めて帰る事に・・・。

ホテルから徒歩20分で上高地バスターミナルに帰り、ソフトクリームを食べて、一番早い「新島々」行きのバスが空いていたので土産も買わず(去年は買いすぎた)バスに乗り込んだ。

Img_1233 「上高地バスターミナル」

ここのバスは荷物を別に運んでくれるし、立ち乗り無しなのがいい!

Img_1234 「新島々駅」

13時過ぎに「新島々駅」に到着。

松本電鉄新島々線に乗り込み松本へ向かった。

 

松本に到着後、駅構内の観光案内所のマップ・パンフレットを片っ端からもらう。

地図を見ながら、以前雑誌で眼にした蕎麦の名店「そば処浅田」を目指した。

ここは、十割そば(勿論手打ち)が売りだが、営業時間が短く蕎麦が切れたら閉店なので、急いだのだが・・・店の戸に終了の張り紙がしてあった・・・・。

まあ・・・ここは蕎麦処信濃の国。蕎麦屋なんて掃いて捨てる程ある!

気を取り直し、マップ「まつもと水巡り」を頼りに、城下町の道端に多く点在する湧水群(井戸)を少々巡り水筒に水を補給した後、松本城に向う。

Img_1238 「松本城天守・月見櫓」

松本城は平日にも関わらず、凄い人の数。

なにかイベントでもあったのだろうか?

現存する日本最古の天守に入ろうと思ったが、入場制限が出ていて30分待ち、との事・・・。

並ぶのが嫌いなので(苦笑)、とっとと松本で一番好きな場所「縄手通り」へ!

Img_1240「 縄手通りのシンボルは・・・」

Img_1241 「かえるらしい・・・」

縄手通りは、何処か雰囲気が好きなのだが、パンフレットに「毎日が縁日の様・・・」と書いてあるのを読み同感・・・。

Img_1242 「縄手通り」

雑貨・成果・瀬戸物から、たい焼き・たこ焼き・カフェ(サンドイッチ屋?)等の店が立ち並ぶワクワクする雰囲気の場所。特に夜の「縄手通り」が好きだ。

 

「そば所浅田」の蕎麦を逃した俺は、去年も蕎麦を食べた縄手通りから女鳥羽川対岸にある「女鳥羽そば」へ行こうと考えていたのだが・・・。

結局、去年地元の方に聞いたお勧めの「もう一店」。

明治十年創業、手打ちうどん・そばの「弁天本店」に行く事にした。

老舗と聞いていたので高級なのだろうと思い、去年は入らなかった店なのだが・・・・。

入って見ると老御夫婦?が切り盛りしているお店で、実は凄くリーズナブルなお店であった。

俺の後に入ってきた3人ほどの方で、この日の「蕎麦」は終了した様で15時過ぎだったろうか?「のれん」をしまっておれれた。

因みに天ぷらそば(850円だっけ?)は品切れで、ざるそばの大盛りを頂いた(800円?)。

写真撮影を忘れて、蕎麦湯まで残さず頂いた。

Img_1243 「縄手通り」

縄手通りを後にし、更にそばを食べ歩くか?とも思ったが、それは新蕎麦の秋に取って置く事にして、駅前のお土産やへと向かった。

そこで、実家への土産に「信州味噌」を、俺自身へは地酒「山清の吟醸酒」を買った(今回は土産を控えた)。

普段ビールばっかりの俺だが、山清の吟醸は美味かった。

北アルプスと松本に後ろ髪を引かれつつ、17時過ぎの電車で帰路に就いた。

Img_1245_2 「松本駅」 

この山旅後、数週間をへて振り返って見ると、今回の山旅は思っていた事の6~7割しか味わえなかったかもしれない・・・(特に後半)。

まぁ、仕方無いと思える。

「また来いよ!」って事なのだろう。

俺は楽しみを後に取って置くタイプなので、OKだ。

 

天候には少々恵まれなかったが、『体一つで自然の中を旅したい』って俺の欲求に関しては、ある程度満たす事が出来た。

 

森を歩き岩を登り、風を感じ雨に濡れ、人と出会い、景色を眺めた。

あの場所に自分の足で行った者だけが得られる物を得て、心に焼き付けて来た。

腹六・七分目の食事、臭い靴下や伸びたヒゲ、重いザックと危険だって問題無し!

『どこでもドア』なんて要らね~さ!

山じゃ、何時だって一期一会を体現。

孤独? 自然の中でそんなの微塵も感じない。

其処では、穏やかな時間が流れるだけ・・・。

一人故に、山を登って己と向き合い、空を見上げて人を想う時間。

大自然の中、魂を一磨き。

うん、今回も良い旅だった。

 

そんな旅をしに俺は、また北アルプスへ行くだろう。

Img_1008