猫のあしあと

*舞台・ミュージカル・ちょこっと宝塚、な気まぐれ日記*

瀬奈イベント

2011年01月11日 23時45分09秒 | 瀬奈さん
1月8日の春野さんイベントは抽選で外れてしまったので…、代わり()にチケット買い足したアンナカレーニナを観劇してきました

そして1月10日には、「アンナカレーニナスペシャルパーティー」と称した瀬奈Jトークイベントに行って来ました

思い出す限り順不同&敬称略でつらつら書こうと思います

会場はシアター形式。
整列した座席の周辺でケーキ&お茶を立食後、着席の流れ。

◆瀬奈J服装…なんだかとっても現役の時を彷彿とさせる格好でした。
足首ロールアップしたジーンズに黒いジャケット、ヒョウ柄ショールを首元に巻いての登場。足元は素足に低めのヒール。
…本当は上下共にセーター生地の、ちゃんとそれ用に他の服を用意していたが、それが黒ジャケットに異常にくっつき、毛羽立ってしまってとても見せられるものじゃなくなってしまったので、急遽楽屋入りした格好で来ることになってしまった…とのことでした。
楽屋入りの時は寒いから、足元はヒールだけど靴下はいてたそーです。


◆アンナカレーニナについて
「エリザベートの時より少人数なのに顔合わせはすごく緊張した。
女役として台詞を話すのが初めてだからもっと色々猛特訓されるかと思ってたが、自分やファンの方など、宝塚時代の私を知ってる人は男役の自分を知ってるからこそ、女役で台詞を話すことに違和感を感じるが、その他の人は女優である今の自分しか知らないし、本来自分は女なんだから、どんな言い方であろうが女として成り立つという発見があった。
そういう意味で、自分が思っていたような猛特訓はなかった。

エリザベートとアンナカレーニナ、どちらもそれぞれ違う良さ、難しさがあるが、一挙手一投足の動き全て計算し尽くされているエリザベートよりはアンナの方が自由に出来るという意味では楽しい。
10年ほど前にルキーニ役をした時は「自由に演れ」と言われても、どうして良いか分からなかったが、今は自由に演じることを楽しめているので、自分自身の成長を感じたりもした。
エリザベートの時は自分もWキャストだし相手役もトリプルキャストだったので、そういう緊張感もあってなかなか大変だったが、今回Wキャストは自分の役だけで、周りの役の方々は日に日に役が深まってドーンと構えてて下さるので、その中に飛び込んで自由にのびのび出来る。
相手役の伊礼くんとか大変だと思う。」

◆楽曲について
「すごく難しい。“聞き覚え”が出来ない曲ばかりなのでエリザベートの時より難しいかも。」


◆一路さんについて
「印象は研一の時から今も変わらない。
気品があって冷静で落ち着いてて、大人な方。
今回稽古中に一路さんから「ちょっと」と手招きされて更衣室へ連れていかれ、何事かと思ったら「アサコ、『セリョージャ』て言ってかがむ時、こう(足開き気味、まるで“お控えなすって!”みたいなしゃがみ方)なってるから気をつけた方がいいよ」て言われて(笑)
稽古場で言ってくれればいいのに、「こんなこっそり言われる方が恥ずかしい!」て言ったら一路さん爆笑してました。」

◆伊礼くんについて
「態度が一路さんと私で違う。
一路さんに対しては正に“高嶺の花”って扱いなのに私には違って、それをこの前指摘したら「そんなことないよ!」て言ってたけど、その時点で私にはタメ口だった(笑)」

◆『アンナカレーニナ』の他の役で着てみたい衣装は?
「レイヴィンさんのあのパジャマみたいなのが着たい。絶対楽そう。『アーネスト~』で霧矢さんが着てたパジャマみたい。(司会から「そこですか」のツッコミあり…笑)」

◆あすかちゃんについて
「久々の共演だが、全然変わってない。相変わらず面白い(笑)
今回舞台後半で一緒に歌う場面があるが、以前日生で一緒にやったスカーレット1・2をすごく思い出す。
あの時は一心同体の役だったから私に合わせてあまり似合わない髪型してくれてたけど、今は「めちゃめちゃかわいいよ!良かったね!」と思いつつやってる。
思えば当時の花組で男役2番手と娘役2番手の関係だったからもっと組んでても良さそうなのに、私は大低春野さんの相手役だったので(笑)恋人役とかコンビ役とかほとんどなくて、せいぜい兄妹役とかだった。
でも思い出すのは『アプローズタカラヅカ』の時、私が月組に特出してそのまま花組に戻ってこないって噂がすごいあったせいか、千秋楽の退団者ご挨拶まで舞台袖で待機してる間中ずっと、右にあすか、左に園加がいて、手を繋ぎながら二人とも無言で泣いてたこと。
最後に舞台上で退団者を見送る『すみれの花咲く頃』を歌う時もあすかと隣で、その時も手を繋いだままあすかはずーっと泣いてた。
その公演後はまるで何もなかったかの様に、私、あすか、園加の3人で焼肉食べに行った(笑)
あすかとは舞台であまり組まなかったことが逆に普段の良い関係に繋がったのかも。組むとなるとやはりオンとオフで気持ちを“切り替えなきゃ!”て思ってしまうから。
お互いAB型で、以前からふっと笑うツボが一緒だったり、悪巧みを考えてる時によく目が合ったりしてたのを思い出す。
機会があればまた一緒に共演したい。」

◆山路さん(カレーニン役)について
「浴衣の楽屋着で、お抹茶飲んでたり、楽屋や稽古場で笛や楽器を吹き始めたり(笑)“和”な方ですごく素敵。
まだまだ奥が深そう。」

◆二人のセリョージャ(子役)について。
「すごく可愛い。男の子と女の子だが、袖の居かたからして違う。男の子の方は出番直前まで喋っててうろちょろしてるが、女の子の方は緊張した様子で固まってる。
子役ってオイシイですよね~、その場を全部持って行きますから。“師匠”て呼んでます(笑)
子役だけど、立派な役者だから子供扱いはしません。私が台詞を噛んだり、タイミング早く言い出して前の台詞に被っちゃったりした時、袖に引っ込んでから「すみません」て謝ると「いーよ!」て返ってくる(笑)男の子の方ね(笑)
「分かったよね…?」て聞くと「まーね。僕もやりそうになる時ある。」とかのやりとり、でも生意気じゃないのがかわいい。
全体的にアンナカンパニーは大人(子役除く最年少26歳)で、すごく落ち着く。」


◆今後の作品について
「先日『三銃士』のスナップ撮りをしてきた。
撮影場所にフェンシングの剣があったので、念のため「私はコレ(剣)、持たなくていいんですか?」と聞いたところ、「持ってみよう」ということになり、ベルベットのすごく素敵なドレス姿で「三銃士の誰よりキまってる」と周囲に言わしめた写真が撮れた。
ちょうどその頃、ミレディは立ち回りをするかしないか検討中だったらしいが、そんな写真を撮ってしまったので、もしかして舞台で剣を振り回しているかもしれない。すごく楽しみ。」
(ドレスで殺陣とか、カッコ良すぎな予感…)