大空の下で

今まで色んな人の言動に支えられ生きてきました。
しかし中には「え?」「マジ?」と思うようなことも・・・。

参観日・親に来て欲しいですか

2021年07月20日 | 子供時代

小学生の時、誰にでも参観日あったと思います。
参観日、好きでしたか?楽しみでしたか?
私は大嫌いでした。
親が学校に来ると考えただけで、学校を休みたくなりましたから。
特に出来が悪い子だったからという理由ではありませんよ。

今の時代はそんなこと無いと思いますが、当時は先生のえこひいきが日常茶飯事あったのです。
収入に余裕のある家庭の子供、勉強の出来る子供が特に贔屓されてましたね。
後々、知ったのですが担任の先生に、盆暮以外にも付け届けをする家庭もあったのだとか。
そのせいなのかどうかわかりませんが、その親達が参観して楽しめるようになってた気がします。

参観日に先生が「この問題わかる人は手を挙げて~」と言いますよね。

答えがわかった人は右手、わからない人は左手を挙げるようにと、前日に言われているのでクラスのみんな手を挙げるわけです。
そこで当てて貰えるのは、右手挙げた子の中でも贔屓されている子なんですよね。
私、特に高学年になってからは一度も当ててもらった記憶ありませんから。
(うちはお金持ちではありませんでしたが、私自身、身体が弱かったため、担任に迷惑かけることに対してか気を遣って貰うためなのか、1年生の時だけ盆暮の付け届けをしてたようです)

そして私が記憶にある3~4年生以降、
参観日の夜は必ず怒られてました。
母親に「おまえが出来ないと思われているから、当ててもらえなかったんだよ!他の子はちゃんと出来ているのに!親に恥ずかしい思いをさせて!」と、キツく怒られました。
そしてクラスメートとの比較、傷つくような言葉の嵐です。
当時の怒られ方(叱られ方)の基本は友達との比較が主でしたからね。
ライバル心を起こさせて、頑張って欲しかったのでしょうか。
負けず嫌いな子には有効な手かもしれませんがね・・・。

私の場合は、情けなくなって泣いてしまうのですが「泣くな~!悔しかったらちゃんと勉強しなさい!」と頭をげんこつで叩かれ、1時間以上シクシク泣いてましたね。
タイムマシンがあったら戻って、慰めてやりたいほどです。
これでは参観日が好きになるはずもありません。

なので、子供の頃、いつも不思議に思ってました。
テレビアニメでも参観日のお話の回がよくあったのですが、ヒロインはなぜか参観日に親が来てくれることを楽しみにしている。
何かの都合で親が来てくれないと、悲しむ。
なんでそんなに来て欲しいのか?マジわからんかったわ。
今、思うにアニメのヒロインの母親って、子供を傷つけるようなことを言わないし(言ったとしても後で必ず子供に謝る)、無意味な叱り方をしません。
ヒロインは明るいおてんば娘、でも心優しくて親思い。
これは現実的に考えても、親から見たら理想的な娘です。

当然ですね。
「子は親の鏡」なのだから。
子供の出来が悪い(良い)と言うことは、親の出来も悪い(良い)ってこと。

非現実的なアニメのお話ですけど、現実でも通じるのです。



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