大空の下で

今まで色んな人の言動に支えられ生きてきました。
しかし中には「え?」「マジ?」と思うようなことも・・・。

子供の頃、なりたかった職業

2021年07月25日 | 家族

子供時代、将来の夢や職業については、なんとなく考えるものですよね。

そんな私でも高校生になると、友人と一緒にアイドル発掘のオーディションを受けたことが数回あります。
オーディションでは歌を歌うため、密かに練習もしました。

2次予選などいいとこまで行くのですが、結局全部落選しました。
でも友人達と面白半分で受けたものなので落選前提であり
遊びの一つでした。

そんなことより、親に言われ傷ついた言葉にこんなのがあります。
絵を描くのが好きだったため、私が将来、イラストレーターになりたいと言った時、

「イラストレーター?収入にならない職業だよ!そんな仕事はダメ。しかもあんたがなれるわけないでしょ!」と。
イラストレーターでさえ、こんな言われ方です。
歌手女優などと言ったら、顔スタイルまでも批判されるに決まってます。
なのでオーディションを受けた話はしませんでしたね。
歌手やイラストレーターは夢のまた夢みたいな職業です。
確かに当れば高額所得者になれるかもしれません、しかし凡人(私)には万に一つも無理ってことです。
私はダメな凡人なんだ~なれるわけもないんだ~そう受け入れてしまったのです。

自分が大人になってから思うに、子供の考えを真っ向から否定するのは決していいことじゃないですね。
言われた子供は、全てにおいて自信を失います。
私には娘がいますが、自分も娘時代に辛い思いをしたため、この「なれるわけないでしょ」の言葉だけは使わないようにしています。
子供自ら挑戦して、ダメだったなら諦めもつくでしょうし、バネにして腕を磨く努力をするかもしれません。
そこから新たなことに目を向けることも出来るようになる、そんなチャンスを一度きりの人生から奪いたくないのです。

親に言われた言葉って、いいことも悪いことも一生心に残りますね。

※当時はイラストレーターという職業じゃなかったと思います。
挿絵画家などと言われてたようですが、私は単に【絵を描く人】と言ってました。
文中では分かりにくいと思い、イラストレーターと表記しました)


参観日・親に来て欲しいですか

2021年07月20日 | 子供時代

小学生の時、誰にでも参観日あったと思います。
参観日、好きでしたか?楽しみでしたか?
私は大嫌いでした。
親が学校に来ると考えただけで、学校を休みたくなりましたから。
特に出来が悪い子だったからという理由ではありませんよ。

今の時代はそんなこと無いと思いますが、当時は先生のえこひいきが日常茶飯事あったのです。
収入に余裕のある家庭の子供、勉強の出来る子供が特に贔屓されてましたね。
後々、知ったのですが担任の先生に、盆暮以外にも付け届けをする家庭もあったのだとか。
そのせいなのかどうかわかりませんが、その親達が参観して楽しめるようになってた気がします。

参観日に先生が「この問題わかる人は手を挙げて~」と言いますよね。

答えがわかった人は右手、わからない人は左手を挙げるようにと、前日に言われているのでクラスのみんな手を挙げるわけです。
そこで当てて貰えるのは、右手挙げた子の中でも贔屓されている子なんですよね。
私、特に高学年になってからは一度も当ててもらった記憶ありませんから。
(うちはお金持ちではありませんでしたが、私自身、身体が弱かったため、担任に迷惑かけることに対してか気を遣って貰うためなのか、1年生の時だけ盆暮の付け届けをしてたようです)

そして私が記憶にある3~4年生以降、
参観日の夜は必ず怒られてました。
母親に「おまえが出来ないと思われているから、当ててもらえなかったんだよ!他の子はちゃんと出来ているのに!親に恥ずかしい思いをさせて!」と、キツく怒られました。
そしてクラスメートとの比較、傷つくような言葉の嵐です。
当時の怒られ方(叱られ方)の基本は友達との比較が主でしたからね。
ライバル心を起こさせて、頑張って欲しかったのでしょうか。
負けず嫌いな子には有効な手かもしれませんがね・・・。

私の場合は、情けなくなって泣いてしまうのですが「泣くな~!悔しかったらちゃんと勉強しなさい!」と頭をげんこつで叩かれ、1時間以上シクシク泣いてましたね。
タイムマシンがあったら戻って、慰めてやりたいほどです。
これでは参観日が好きになるはずもありません。

なので、子供の頃、いつも不思議に思ってました。
テレビアニメでも参観日のお話の回がよくあったのですが、ヒロインはなぜか参観日に親が来てくれることを楽しみにしている。
何かの都合で親が来てくれないと、悲しむ。
なんでそんなに来て欲しいのか?マジわからんかったわ。
今、思うにアニメのヒロインの母親って、子供を傷つけるようなことを言わないし(言ったとしても後で必ず子供に謝る)、無意味な叱り方をしません。
ヒロインは明るいおてんば娘、でも心優しくて親思い。
これは現実的に考えても、親から見たら理想的な娘です。

当然ですね。
「子は親の鏡」なのだから。
子供の出来が悪い(良い)と言うことは、親の出来も悪い(良い)ってこと。

非現実的なアニメのお話ですけど、現実でも通じるのです。


こういう行動は何て言う?

2021年07月13日 | 仕事

学校を出てとある企業に就職しました。
事務系でしたが、お茶くみ当番といった女性だけのボランティアみたいな仕事がありました。

朝、30人近くの同僚、上司にお茶を淹れます。
なぜか女性は安いほうじ茶で、男性は高級煎茶でした。
女性軽視もいいとこじゃない?と思いましたが、誰にも言えませんでした。
そしてコップは各自持参のマグカップなので、最初、誰のカップか覚えてねと先輩に言われました。
当時は若かったので数日で自然に覚えたものです。

ある日のこと。
退社時間になってから、みんなのコップを下げて、洗い終えた時、あまり親しくない先輩の女性に言われたのです。

「私のコップ、もう洗っちゃった?」と。
「飲み終わったようだから、洗いましたよ」と、私。

「まだ、洗って欲しくなかったな~これからコーヒー飲もうと思ってたから。」と同僚は続けました。
洗ったコップで飲めばいいじゃんと思った私ですが、そうなるとコーヒー飲み終えた後で彼女自身がコップを洗わないとならない!そのことに気付いたようなのです。

そしてコップを勝手に洗われたと思って、逆切れしたのか彼女はこう言い放ったのです。

「こういうのを、バカの一つ覚えっていうんだよね~気が利かないのね

開いた口が塞がりませんでした。
この先輩が業務後に飲むかもしれないから、お茶当番は退社時間になってもまだ洗わず待機してろってこと?
この先輩がいつも業務後にも飲んでいるならまだしも、こんな時間に飲みたいなんて初めてだったんですよ。予測できる訳ないじゃないですか!!
この人、言葉の意味を知らなかったのか、単に人を不愉快にしたかっただけなのか?
私は洗ったコップを出して、「飲み終わったら洗っておいてくださいね」と言うのが精一杯でした。
あまり親しくない先輩に睨まれると後が怖いので。

でも私としては、ただ、やるべき仕事をやっただけなんですけどね。


お母さんだって・・・

2021年07月08日 | 家族

今もあるのかわかりませんが、
20年ほど前に「子供だってうまいんだもん、飲んだらこう言っちゃうよ~クウ~」とか言ってたジュースのCMありましたよね。
子供も大人も、やること同じなどと言いたかったのでしょうか。

※ちょっと長いかもしれませんが最後まで読んでくださると内容をよく分かって頂けると思います。

よく子供が何かいけないことをした時、親に叱られますよね。
その時、必ずと言っていいほど子供が言うセリフにこんなのがあります。

「お母さん(お父さん)だって、やってるじゃん!!」


親もやっているんだから、自分ら子供もやってもいいはずだし、同じことやってる人間が上から目線で注意する権利無い!と言うのです。

私自身も、子供の頃はそう思ったことがあったかもしれません。
しかしながら、子供の時の考えと大人になってからの考えは変わるものです。

令和の今、そういう子供にはこう言いたい。

たわいのないことなら許容範囲。
しかしそのいけない行動をして万が一他人を巻き込んだ時、誰が頭を下げて謝罪するのか誰が責任をとることになるのか、わかっているの?
あなた達子供が、自分の意志で頭を下げて責任をとることが出来るの?
大人も同じことをやっていると言うけど、大人(成人)は自分で責任をとるんだよ。
子供は親や法律に守られているよね。
子供が何かやって責任を負うのは大人である親!
そこからして大人と子供は同じじゃないんだよ。

それでもどうしても「親だって~」同類だと言いたいなら、親と同じように社会に出てあらゆる責任を背負い、家族のために働いて苦労も経験してから言いなさいね。
親に生活の一切までも守られている段階の子供は、親や世間の大人達と同列とは言えないんだよ!!

そして、「お母さんだってやってるくせにそんなこと言えるの?」と、大人もやってるからそのことに関して注意する権利が無いと言う。
それって一度失敗したら、それについて後輩などにアドバイスも出来ないってことになるよね。
じゃ、親や先生が注意出来なくなったら、誰がしてくれるの?
人間だから小さな失敗や間違いは、大小あれどみんな経験しているんだよ。
経験したからこそ、次世代の子供たちに忠告が出来るし、信ぴょう性も生まれてくる。

「自分だって同じことやってたくせによく言うよ!」これがまかり通ってしまったら、忠告出来る人、導いてくれる人、この世にいないよ?
そうなると末は悪人だらけの荒んだ世の中、必至・・・。

こうして人間社会の崩壊につながるのだと、想像すら出来ないのだろうか?
若い人向けのドラマなどでも、よく使われる言葉なので老婆心ながら心配ではある。


こぶとりじいさんの正体をこの歳になって気付いた

2021年07月05日 | 家族

最近、ストレッチ動画を見ています。
時々、自分でも出来そうなストレッチを真似したりしますが続かないんですよね。
飽きっぽいと言うのもありますが、やろうと思ってても忘れちゃうんです。
毎日やってみようと決めた「顔のストレッチ」も、2日3日と過ぎ去ると、やってたことすら忘れてしまう。

このほうれい線どうにかしたいな~ほっぺダル~ンも怖いし~
そんな心の叫びは毎日忘れずあるのにね。

そんな時、ふと頭に浮かんだんです。
昔ばなしに「こぶとりじいさん」ってありました。
ちょっと太ってる爺さんではなく、お顔にこぶがある爺さんです。



あれって・・・
もしかして・・・
実際には「こぶ」ではなく、今でいうブルドッグ顔だったのではないか!?

だってどう考えたって、顔にこぶが出来る症状なんて多くないですよ?
いや、ゼロとまでは申しませんがゼロに近いほど珍しい症状なのでは?
そのため、これは、(今でいう)ブルドッグ顔のこと!と言った方が信憑性あると思いませんか?

最後に欲張り爺さん、こぶが二つになって立派なブルドッグ顔に!?
絵本のイラストによっては、まさしくソレに見えることでしょう。

昔ばなしだから、子供でもおもしろく分かり易い様に「こぶ」としただけなのかもしれません。
これはブルドック顔世代にしか気づかない、昔ばなしの真相だったのではないかと、考え込んでしまった私です。


バカになんてしてませ~ん!その2

2021年07月01日 | 家族

数年前のことですが、急にテレビが映らなくなったと一人暮らしの母から電話が来ました。
「コンセントは差し込んであるよね?」万が一のこともあるので一応訊いてみたところ・・・。



「それくらい常識でしょ。ボケてると思ってる?バカにしてるの?」と当然のごとく言われました。

半分怒られながらも車で30分程度、取り急ぎ母の家に行きましたよ。
着いて、いの一番にテレビ本体のスイッチを入れました。ポチッと。
するといきなり大音量で再放送の2時間サスペンスドラマが画面いっぱいに広がりました!!

「画面に出たけど、何が映らないの?」私がそう訊ねると、母は言いました。

「え?映った?何やったら映ったの?」

私「(リモコンじゃなくて)最初にテレビのスイッチ押しただけだけど?」

「あ~だからリモコン押しても電源入らなかったんだ~」と母。
たまたま何かの加減で気付かないうち、テレビ本体のスイッチを押してしまい電源を切ってしまった、これが原因かと思われる。

今度、またテレビ映らないって電話が来たら、コンセント入ってる?じゃなくて、
「テレビ本体の電源入ってる?」これを訊こうと思ったのである。