YouTubeを時々視聴しています。
そこで、接客業をされている、とあるYouTuberさんの動画を見て、なるほどな~と思ったことがあるのです。
その動画内容は、お店に来るお客さんの愚痴話。
あるお客さんは、自分はお客様で偉いんだと言わんばかり、店員に話させず苦情を言い続ける。
店員が話そうとしようものなら、店員の話し声をかき消すようにまくしたてる。
そんな人。
私の母以外にもいるんだ~!!(笑)
このYouTuberさんには悪いけど、なんとなく安堵しました。
だって、こんな迷惑な話し方する人間は滅多にいないと思ってたのに、結構いるらしいから。
先日、母から電話がきました。
100円ショップで買ったイヤホン、使い物にならない~と話し始めたので、百均のはあまり良質じゃないから仕方がないのかな?と思っていたら、そうじゃなくてすぐ外れるのだと言い出した。
私は思い当たることがあったので「耳に入れてから、くるっと回してみて。ピッタリハマるところがあるはずだから」と言いました。
でも、「耳に入れてから、くるっと・・・」このあたりから母、私の言葉を遮るように声高にしゃべりだしたのです。
「耳に合わないみたいで、合わないの!だからイヤホン何度も買ってるけど、どれも合わない」
聞いてないみたいなので、もう一度私、言いましたよ。
「耳に入れてから・・・」
しかし、
「だ〜か〜ら、何使っても合わないんだって!これなんて買ったばかりなんだよ~たかだか100円でも、何回も買ってると大金になるんだよ」と100均専門の母。
ね~。どうして人の話を聞かない?
そんなに言うなら1度でいいから高いの買えばいいことなんだよ。
なんで畳み掛けるようにまくし立てる?
本人は決して私に怒ってるわけじゃないのです。
それは私もわかってはいるんです。
でも、人間、諦めが肝心。
私、諦めて何て言ったと思う?
「そうなんだ~耳に合わなくて大変だったね~」淡々と、そう言って話を終わらせたんです。
ある程度年齢がいくと、目下のものからのアドバイスは耳に入れたくないらしい。
ただ自分に対して敬意を持って欲しい、同調して欲しいだけなのでしょう。
母は自分にとって得になる情報を得られなかったわけだけど、別にアドバイスを求めてたわけじゃなかったんですよね、きっと、と思いたい。
だから、それはそれで良かったのだと思う。
人の意見を訊かない人は「良薬は口に苦し」というより「良薬は耳に痛し」ってことなのかもしれません。