【巡り廻る】ゼロ子旅日記 第十四話【プレイ動画】

【巡り廻る】ゼロ子旅日記　第十四話【プレイ動画】



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私達のしたことに意味はあったのだろうか。
今日、闇が蘇った。
リンの手で封印された筈の闇が、今日なんの前触れも無く蘇った。
また人々は小さな光に寄り添いながら生きて行かねばならない。光石を用意できない小さな集落は今度こそ全滅するかもしれない。
私達が闇を封印したのは、無意味なことだったのだろうか。
仮にもう一度、闇の竜を封印したとしても…また、闇は蘇るのではないだろうか。

闇が蘇る直前、闇の城の玉座の間でリンと会った。
彼女は言っていた。
「世界に光をもたらさなければ、人間同士で争うことは無かったのでは無いか」
「人類が一丸となれる闇の時代の方が、人類にとっては幸せなのではないだろうか」
私は彼女の言葉を否定できなかった。私自身も同じことを想ってしまったのだから。
もしかしたら、リンはもう英雄にならないのかもしれない。



１０２３年　３月９日　水の曜日　水の国関所より










取リ返シノツカナイコトヲシテシマッタ。ソンナコトニモ気付ケズニイタナンテ。