それから数日後、
面会に行った施設の主任さんに言われた。
「お父さんに手を焼いています。 私が研修生に指導してる傍に来て色々指図するんですよね。
言っても聴かないんです。ちょっと注意してくださいな」
そこで父と衝突!!
「お父さんはここにただの入居者でお世話になってるんよ? 解ってるん?」
「偉そうに言うな!!」
「ちゃんと部を弁えんさいや!!」
「偉そうに言うな! ワシャ! こんな処に居とうないんじゃ!! 家に帰ってひとり生活出来る!!」と言って、
ベットを降り、ドンドンと玄関の方まで歩きだした。
事務所を通り過ぎてドンドンと出て行く。職員さんが飛んで止めに入った。
私は、「どうせ家までは歩いて帰れないだろう」とタカをくくっていましたので
「申し訳ありませんが、後は私が責任を持ちますので 出してやってください」と施設長さんにも頭を下げて
父の後を追いかけた。
どうせ・・1キロも歩けないだろうとナメていた私負け。この行動が今回の2度目の脱走の自信をつける大きな原因になった。
気温は30度を超えてる。施設を出て坂を降れた。もうギブアップして座り込むかと思いきや・・アヒル歩きは止まらない。
三叉路を家とは反対に曲がった。 やっぱりボケてると思ってほくそ笑んだ。私の負け・・
奴は近道を覚えていた。 田んぼの畦を抜け、お寺の墓に出て自分が作った生前墓の草抜きをして・・(笑)
しばしそこで休憩。 また歩き出した。
途中で4度 転倒した。その都度こっちがハラハラした。ケガもだが、転ぶと暫く起きれない。田舎道には毒蛇やムカデにいつ遭遇するかも解らない。
後ろから車でいつでも拾えるように追っていた私は ギブアップを期待して手を貸さないように大分我慢した。
そうしたら田舎の他人はとても親切で・・
父が道やあぜに寝転んでいると 農協さんや郵便さん、地域の人が何人も手を差し出して下さった。
奴は尽く はねのけた!! 手を払いながら「ええ・・大丈夫じゃ! 心配ないけ・・行ってつかーせー(行ってください」」と。
他人は「なんという冷たい娘じゃろう」と思っただろう。だけど・・私が何度手を差し出しても払いのける。
くそ親父!!の意地っ張り!!
とうとう実家まで歩き切った。3キロはあるだろうか?2時間半。あちこちの軒下に転がり込んでは寝ていた。
家に帰ると裏に周り、鍵をこじ開けて家の中に入った。
2時間ばかり休んでその日はおとなしくわたしの車に乗って施設まで帰った。
気が済んだんだろうと思っていた。
だけど・・今度は一昨日の早朝、ちょっと施設の人が目を離した間に脱走した。
それまでの日、父は48回と65回 ひっきりなしに電話をしてきた日があったが、私は最初の数回出ただけで
無視した。
父はいつも一方的な会話で電話してくる電話魔だ。会話にならない。自分勝手な言い分だけしゃべったら切るのだから。
一昨日の夜中、12時半位から朝の4時過ぎまで13回電話をかけてきたが、父だとわかっていたし、
その昼間はこちらの母の介護でクタクタだったので眠気が勝って電話には出なかった。
朝の6時過ぎ、介護施設から「脱走した!」と電話が入った。
面会に行った施設の主任さんに言われた。
「お父さんに手を焼いています。 私が研修生に指導してる傍に来て色々指図するんですよね。
言っても聴かないんです。ちょっと注意してくださいな」
そこで父と衝突!!
「お父さんはここにただの入居者でお世話になってるんよ? 解ってるん?」
「偉そうに言うな!!」
「ちゃんと部を弁えんさいや!!」
「偉そうに言うな! ワシャ! こんな処に居とうないんじゃ!! 家に帰ってひとり生活出来る!!」と言って、
ベットを降り、ドンドンと玄関の方まで歩きだした。
事務所を通り過ぎてドンドンと出て行く。職員さんが飛んで止めに入った。
私は、「どうせ家までは歩いて帰れないだろう」とタカをくくっていましたので
「申し訳ありませんが、後は私が責任を持ちますので 出してやってください」と施設長さんにも頭を下げて
父の後を追いかけた。
どうせ・・1キロも歩けないだろうとナメていた私負け。この行動が今回の2度目の脱走の自信をつける大きな原因になった。
気温は30度を超えてる。施設を出て坂を降れた。もうギブアップして座り込むかと思いきや・・アヒル歩きは止まらない。
三叉路を家とは反対に曲がった。 やっぱりボケてると思ってほくそ笑んだ。私の負け・・
奴は近道を覚えていた。 田んぼの畦を抜け、お寺の墓に出て自分が作った生前墓の草抜きをして・・(笑)
しばしそこで休憩。 また歩き出した。
途中で4度 転倒した。その都度こっちがハラハラした。ケガもだが、転ぶと暫く起きれない。田舎道には毒蛇やムカデにいつ遭遇するかも解らない。
後ろから車でいつでも拾えるように追っていた私は ギブアップを期待して手を貸さないように大分我慢した。
そうしたら田舎の他人はとても親切で・・
父が道やあぜに寝転んでいると 農協さんや郵便さん、地域の人が何人も手を差し出して下さった。
奴は尽く はねのけた!! 手を払いながら「ええ・・大丈夫じゃ! 心配ないけ・・行ってつかーせー(行ってください」」と。
他人は「なんという冷たい娘じゃろう」と思っただろう。だけど・・私が何度手を差し出しても払いのける。
くそ親父!!の意地っ張り!!
とうとう実家まで歩き切った。3キロはあるだろうか?2時間半。あちこちの軒下に転がり込んでは寝ていた。
家に帰ると裏に周り、鍵をこじ開けて家の中に入った。
2時間ばかり休んでその日はおとなしくわたしの車に乗って施設まで帰った。
気が済んだんだろうと思っていた。
だけど・・今度は一昨日の早朝、ちょっと施設の人が目を離した間に脱走した。
それまでの日、父は48回と65回 ひっきりなしに電話をしてきた日があったが、私は最初の数回出ただけで
無視した。
父はいつも一方的な会話で電話してくる電話魔だ。会話にならない。自分勝手な言い分だけしゃべったら切るのだから。
一昨日の夜中、12時半位から朝の4時過ぎまで13回電話をかけてきたが、父だとわかっていたし、
その昼間はこちらの母の介護でクタクタだったので眠気が勝って電話には出なかった。
朝の6時過ぎ、介護施設から「脱走した!」と電話が入った。
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