さんぽ道(飾らない日常を楽しむ暮らし♪)

ジイジとばぁばと若い彼ら♪

悲しい思い出

2019-06-03 15:23:50 | 家族 子供たち
先日の夕方、犬の散歩に出ていて、ご近所の94歳になるおばあちゃんと出会った。
久しぶりに会ったのだが、少し痩せて見えた。
このおばあちゃんは、うちの姑さんと仲良しで、よく本音の涙を拭きながらのお話をする間柄だった。
おばあちゃんは、姑さんが私に言えない気持ちを、代弁してくれる? 気持ちを教えてくれる事もあったし、
その言葉は、素直に心の中に入って来たもので、姑さんが逝ってからも、おばあちゃんとは、本音の話をよくする。
そして、まるでお母さんのように、いろんな事を教えてもくれる。
「わたしゃ・・アンタが好きじゃわ!!」そういうってくれる。私も・・あのおばあちゃんは好きだ。

そのおばあちゃんが、その時、昔話を始めた。
「わたしゃなぁ・・嫁さんが働いておったんで、70歳近くなるまで、孫を保育園に送迎したり、
家事一切をやっとたんよ! 7人分の世話をしょうたん(してた)
10年も 保育園に通ったんよ!

実はなぁ・・うちの三番目の孫が はづきって名前じゃったんじゃが・・(私の孫もはづき) 一歳七か月の時にな?
お風呂に落ちて、死んでしもーたんよ! いつもはな?私がお守りをしとったんじゃ! その日はな? お寺に行っとたんよ。
そしたらな? はよー!家に帰ってあげられー!ってタクシーの券をくれたんよ。 こりゃ・・なんかあった!!!!と急いで帰ったんじゃが、家までの20分の距離が、2時間にも思えたんよ。
帰ったらな? 今、病院に連れて行っとるって。。。 

わたしゃな? その朝、洗濯物を干すのに、はづきが抱っこしてぇいうのに・・「もう・・あっちへ行っとかれ!」って足蹴にしてしもうたの・・・(泣) おばあちゃんは ホロホロと涙をこぼした。
あの時なぁ・・こうやって抱っこしてやりゃぁ よかった!!(泣)」  しばし・・・二人で泣きました。

おばあちゃんの気持ちがなんとも・・おばあちゃんの後悔がなんとも・・他人事ではない。

わたしも・・可愛がっていた猫が、帰宅を待ちかねて外に出て、犬に襲われて死なせてしまったことが、かれこれ・・13年間引きずっている。
もっと早く帰ってやればよかった! 餌箱が空っぽになっていた・・なんで・・ちゃんと見ておかなかったのか?
何度・・後悔と悲しさで大泣きしたことか。。
孫も、猫も自分にとってはかけがえのない相手。

そして、私の妹も・・・死の直前まで一緒に遊んでいた・・私。 妹だけ・・死んでしまった。 母がちょっと目を離した間に。。。
その話もして・・また・・泣いた。

おばあちゃんが・・「最近、多いぞなぁ・・子供の事件」 おばあちゃんの心の中が・・今の事件と、自分の孫を失った事が重なって 辛かったのだろう・・・

「アンタ! 忙しい時間じゃ無かったんか? 悪かったなぁ・長話をしてなぁ」

いつか・・おばあちゃんが、逝ってしまったら・・私は、今度はおばあちゃんを思い出して・・涙を流すんだと思う。

クロッピが逝って・・13年が来ようとしている・・夏至の日に逝ってしまった。未だに・あの辛さと後悔は少しも癒えず・・
この時期の、夕刻は・・胸が張り裂けそうな悲しさが残る。       合掌。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿