南大東島・沖縄の旅情・離島での生活・絶海の孤島では 2012年

沖縄から南東に400キロ。太平洋に浮かんだ絶海の孤島でも人々の暮らしがありました。2012年の情報をお知らせします。

テレビ放送と番組。

2012-10-30 16:32:38 | 日記

 ホテルにあるテレビ受像機では那覇の地デジ番組を放送していました。那覇との間で海底光ケーブルが施設されたことにより、2011年(平成23年)から全国でアナログ放送から地デジ放送に切り替わったのに合わせて、島でも地デジ放送の放送が始まりました。那覇で放映されている全てのチャンネルを視聴することができます。
 1984年(昭和59年)から島内ではテレビ放送があったのですが、これはアナログ衛星放送を受信して地上波に変換してから放送したものでした。その後に放送のシステムが変わったのですが、NHK衛星放送を受信してから転送することには変わりがないものでした。この衛星放送の番組は、元来小笠原諸島に向けて制作されたものであるため、番組の内容は全て東京中心ということでした。ニュース番組は全て東京に関するものであり、地元の沖縄本島で発生した事件は放送されなかった。その後は民放による衛星放送も始まったので、NHK以外のチャンネルも視聴できるようになったらしいが、番組内容は相も変わらず東京中心のようでした。島では最近になって、やっと沖縄本島のニュースがリアルに視聴できるようになったのです。
 衛星放送が始まるよりも前のテレビ放送はどうだったか、というと、那覇から番組のビデオを空輸し、夜間だけ放送していたらしい。この時はニュース番組はなく、ドラマや特集番組だったようです。
 さらにその前はどうだったかと言うと、民間による「有線テレビ」というのがあったらしい。要するに、貸しビデオの有線版といったところで、在所集落の家々に番組用有線を張りめぐらし、一か所でビデオを再生していたという。昔の島民は娯楽に飢えていたのではないでしょうか。


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