ミケ猫の菌星探査機(きのこ日誌)

全力で飛んでく・きのこブログ

ふかふか

2015-06-05 22:42:35 | 日記


お久しぶりです

ちょくちょく伊吹へ行っているのですが、しばらくキノコ皆無(^_^;)。

そういうときは初めての場所をどんどん開拓している。

するとヤブタバコの大きな群落やミヤマハハソなど滅多に見ない植物がどんどん見つかった。

キノコとは直接関係ないけど植物を過去にやってたことで、

気まぐれにしか生えてこないキノコを調べるのがより楽しくなってるんだろうなって思う。



20150605 近江長岡



昔は傘の裏も白いし、こういうのアラゲキクラゲの乾燥したやつなって思ったけど、この辺のキノコの生え方を見てるとサカズキキクラゲが正しい気がする。



これがキノコ?葉っぱが生えてるやん、と思われるかもしれないが、アカガシがこんな異様な風貌をしていれば天狗巣病にかかっていることはひと目でわかる。この奇形の植物体の表面に奇形の原因になったタフリナ類のキノコ(子嚢菌)の胞子が入っている子嚢が薄く分布している。(天狗巣病はウイルスや昆虫などが原因になることもある)




このあいだもこの森でこれを見つけて出したけど、そのときはハナビラニカワタケ幼菌かと思った。しかし、また同じ森に来て探しても成長したハナビラニカワタケがどこにもない。これはたぶん図鑑にはないシロキクラゲ科sp.なんだと思う。

→あった~モモイロダクリオキンというキノコを発見。これだ、アカキクラゲ科でした(^_^;)。




スミレウロコタケ コウヤクタケ科 泥を塗りつけたみたい。



歩いていて思うのだがこの辺の土はやわらかい、ふかふかする。

石灰岩地帯は土壌が薄くて乾燥しやすい場所が多い、でも落ちている小石は確かに石灰岩だ。

でもじとっとしていて明らかに分厚い土の存在を感じる。

…嫌な予感がする。

谷あいから水が染み出していたところの土が削れて断面が露出しているところがあった。

覗き込むとやっぱり…。

ここは崩落が何回も起きてその時落ちてきた大量の土砂が何層も積もって平らな地形を作ってる。

こういうところは正直歩くのも危険だ。崩落の危険以外にも見えない危険が存在する。

というのも、平らな地形を見渡すと陥没地形が何箇所もある。

表面を草で覆われているからわかりづらいが、耳を澄ますと土の下から水の音がするのだ。

ここはいつどこが陥没してもおかしくない場所で、規模によっては陥没の際危険を伴う。

たしかに平らな地形の割に周辺には民家が全くない。過去にはあったのかもしれないが…

ま、深入りするのはほどほどにしたほうがいい場所のようだ。








ムラサキホコリの子実体を夢中で食べるゲジゲジの仲間。枯木を分解するバクテリア、そのバクテリアを食べる粘菌、その粘菌を食べるゲジゲジ。そのゲジゲジを食べる…つながってるなあ。



なんだろう、図鑑にないとピタッと固まってしまう。マユハキタケ科?ほんま(^_^;)?




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