1979年9月21日
訪問者:全現象を幻いうて見なしたら、それって想念とどう違うん?
ニサルガダッタ:そうやって区別されんのは、この世の活動のためだけや。ぜーんぶ同じもんや。
訪問者:人が「ワイは想念から解放されとる」て言うとき、そいつは頭の瞑想から解放されとる。せやけど目え開いたら、幻は続いとんねん。それって想念から解放されとるんか?
ニサルガダッタ:幻いう言葉のけて、ブラフマいう言葉に代え。お前さんが変えれんのは言葉だけや。他には何もあらへん。お前さんは知識求めてジュニャーニんとこ行くけど、いったい何の知識を求めとんのや?誰がその知識求めとんのや?お前さんはマーヤ、幻についての知識求めとんねん。せやけど、「知識欲しとんのは誰なんか」っちゅーことに十分注意払わんのや。
訪問者:賢者いうんは、あらゆる疑問を解き明かせる人のことや。相対的な疑問も絶対的な疑問もな。せから、そういう疑問が賢者にぶつけられんねん。
ニサルガダッタ:賢者に疑問ぶつけたら、それでお前さんの問題解決する思うんか?お前さんは賢者に、疑問の内容に基づいて質問しとんのか?質問しとるとき、心に自分の自己留めとんのか?
訪問者:ワイが今困っとんのは、ここから帰った後の人生の、個人としての振る舞い方や。体と体の行為をサポートするときに、心が心をどないして面倒見んのか気になんねん。
ニサルガダッタ:心が100%浄化されたら、その心はあらゆるもん世話すんねん。
訪問者:わかったわ。せやけどワイを悩ませとんのは、浄化が起きるまでの時間待ちや。
ニサルガダッタ:生気が流れとるうちは、心は流れとんねん。
訪問者:ワイは道の分岐点に来とるみたいや。せやから…
ニサルガダッタ:ワイがお前さんに言うとんのは、「この体と生気と意識は1つや。そんで、お前さんはそれ超えとんねん」いうことだけや。帰ってからどない振舞えばいいかは、お前さんの心が決めてくれるわ。身心独自の傾向と状態に合わせて働かせえ。せやけど、「自分はそいつらちゃう」いうことわかっとき。
訪問者:どっか南の島探しよってからに木の下座ってこれに没頭したらええんか、社会に戻って前にしとったこと続けたらええんか知りたかってん。
ニサルガダッタ:お前さんは自分の体とか生気を浄化するつもりなんか?
訪問者:せや。
ニサルガダッタ:この会話アホらし思うんやったら、放って好きなことし。ワイの言うこと聞いてワイの言葉に従わなあかんなんて言うてへん。
訪問者:マハラジが言うてきたこと理解しとんで。マハラジはいろんなちゃうやり方で繰り返し言っとんねん。わかっとる!
ニサルガダッタ:”我在り”いう感触以外、他に何があるんや?なんでマーヤやらブラフマやら何やら見つけようと腐心しとるん?この”我在り”いう原理が何なんか理解せえ。そしたら仕舞いや。観念のせいで”我在り”が奴隷なっとんねん。
訪問者:相対的境地に戻るけど…ワイは、ここ来る前にやっとった活動に戻ればええんか?
ニサルガダッタ:その人は、体か生気か”我在り”のどれに属しとんのや?
訪問者:体や。
ニサルガダッタ:この3つの存在の観照者であるお前さんは、どう属しとんのや?そいつらは何千年も仕事し続けれんねん。どないしてお前さんは属しとんのや?その質問が出んのは、お前さんが、生気が抜けよったら分解して腐る体に関心もっとるからや。お前さんはその体と同一化して抱きしめとんねん。
訪問者:せや。
ニサルガダッタ:嫁とか子も含めてお前さんの近親は、お前さんの体が分解するとき近づかんやろ。
訪問者::ほんまそうや。
ニサルガダッタ:わかったら、自分の仕事続け。心配しなや。
ラーマがインドからランカの海渡りたかったとき、猿たちがめっちゃ助けてくれたっちゅーて言われとる。せやからラーマは、その猿皆に天上の至福授けてん。そのときの猿たちが今、西洋の国で楽しく暮らしとんねん。物質の恩恵享受して、ラーマがくれた天の喜び楽しんどんねん。天を得たいがためにぎょうさん苦行してきよるリシたちも、そこに生まれて楽しく過ごしとんねん。そんで今、そいつらはもううんざりしよってからに、もういっかいラーマ探そいうてここに来始めとるんや。
訪問者:全現象を幻いうて見なしたら、それって想念とどう違うん?
ニサルガダッタ:そうやって区別されんのは、この世の活動のためだけや。ぜーんぶ同じもんや。
訪問者:人が「ワイは想念から解放されとる」て言うとき、そいつは頭の瞑想から解放されとる。せやけど目え開いたら、幻は続いとんねん。それって想念から解放されとるんか?
ニサルガダッタ:幻いう言葉のけて、ブラフマいう言葉に代え。お前さんが変えれんのは言葉だけや。他には何もあらへん。お前さんは知識求めてジュニャーニんとこ行くけど、いったい何の知識を求めとんのや?誰がその知識求めとんのや?お前さんはマーヤ、幻についての知識求めとんねん。せやけど、「知識欲しとんのは誰なんか」っちゅーことに十分注意払わんのや。
訪問者:賢者いうんは、あらゆる疑問を解き明かせる人のことや。相対的な疑問も絶対的な疑問もな。せから、そういう疑問が賢者にぶつけられんねん。
ニサルガダッタ:賢者に疑問ぶつけたら、それでお前さんの問題解決する思うんか?お前さんは賢者に、疑問の内容に基づいて質問しとんのか?質問しとるとき、心に自分の自己留めとんのか?
訪問者:ワイが今困っとんのは、ここから帰った後の人生の、個人としての振る舞い方や。体と体の行為をサポートするときに、心が心をどないして面倒見んのか気になんねん。
ニサルガダッタ:心が100%浄化されたら、その心はあらゆるもん世話すんねん。
訪問者:わかったわ。せやけどワイを悩ませとんのは、浄化が起きるまでの時間待ちや。
ニサルガダッタ:生気が流れとるうちは、心は流れとんねん。
訪問者:ワイは道の分岐点に来とるみたいや。せやから…
ニサルガダッタ:ワイがお前さんに言うとんのは、「この体と生気と意識は1つや。そんで、お前さんはそれ超えとんねん」いうことだけや。帰ってからどない振舞えばいいかは、お前さんの心が決めてくれるわ。身心独自の傾向と状態に合わせて働かせえ。せやけど、「自分はそいつらちゃう」いうことわかっとき。
訪問者:どっか南の島探しよってからに木の下座ってこれに没頭したらええんか、社会に戻って前にしとったこと続けたらええんか知りたかってん。
ニサルガダッタ:お前さんは自分の体とか生気を浄化するつもりなんか?
訪問者:せや。
ニサルガダッタ:この会話アホらし思うんやったら、放って好きなことし。ワイの言うこと聞いてワイの言葉に従わなあかんなんて言うてへん。
訪問者:マハラジが言うてきたこと理解しとんで。マハラジはいろんなちゃうやり方で繰り返し言っとんねん。わかっとる!
ニサルガダッタ:”我在り”いう感触以外、他に何があるんや?なんでマーヤやらブラフマやら何やら見つけようと腐心しとるん?この”我在り”いう原理が何なんか理解せえ。そしたら仕舞いや。観念のせいで”我在り”が奴隷なっとんねん。
訪問者:相対的境地に戻るけど…ワイは、ここ来る前にやっとった活動に戻ればええんか?
ニサルガダッタ:その人は、体か生気か”我在り”のどれに属しとんのや?
訪問者:体や。
ニサルガダッタ:この3つの存在の観照者であるお前さんは、どう属しとんのや?そいつらは何千年も仕事し続けれんねん。どないしてお前さんは属しとんのや?その質問が出んのは、お前さんが、生気が抜けよったら分解して腐る体に関心もっとるからや。お前さんはその体と同一化して抱きしめとんねん。
訪問者:せや。
ニサルガダッタ:嫁とか子も含めてお前さんの近親は、お前さんの体が分解するとき近づかんやろ。
訪問者::ほんまそうや。
ニサルガダッタ:わかったら、自分の仕事続け。心配しなや。
ラーマがインドからランカの海渡りたかったとき、猿たちがめっちゃ助けてくれたっちゅーて言われとる。せやからラーマは、その猿皆に天上の至福授けてん。そのときの猿たちが今、西洋の国で楽しく暮らしとんねん。物質の恩恵享受して、ラーマがくれた天の喜び楽しんどんねん。天を得たいがためにぎょうさん苦行してきよるリシたちも、そこに生まれて楽しく過ごしとんねん。そんで今、そいつらはもううんざりしよってからに、もういっかいラーマ探そいうてここに来始めとるんや。