悟りへの道標(悟った人の言葉を紹介していきます)

現在は主にニサルガダッタ・マハラジ(1897~1981)の言葉がメインです。みんなで悟りましょうヽ(=´▽`=)ノ

1979年9月11日「一切が”我在り”の現れや。”我在り”よりも前に、お前さんはおる」

2016-09-17 03:44:54 | ニサルガダッタ・マハラジ
1979年9月11日

ニサルガダッタ:人は自分自身に、罪と徳についての観念負っとんねん。あらゆる種類の観念で、自分で自分縛っとる。
意識は、個人が抱く観念に従って無限の現象体をとんねん。ワイがやろうとしとることは、その観念正すことや。

訪問者:来世の原因って何なん?

ニサルガダッタ:いっかいこの”在る”とか”我識り”が消えて遍在意識に溶けたら、何を来世の種言うんや?

訪問者:生まれ変わりの原因って欲望ちゃうん?

ニサルガダッタ:欲望とか愛情とかが、空気呼ばれとるもんと融合されてへんかったら、そういう意味で遍在ちゃうやろ?どこに個人おるんや?生まれ変わりの種はどこにあるんや?成分調べよったら、凝固した水やで。せやから、お前さん生まれ変わりの話しよるけど、何が生まれ変わるっちゅーんや?この金属見てみい…これ水か?突き詰めたら水でできとるもんでも、お前さんは水呼ばんやろ。せやから、自分自身について知りたいんやったら、ちゃんと識別せなあかん。自分の正体ちゃんと見つけ。なんで来世の心配するんや?今、自分の正体見つけ。関係ないもんみんなのけとき。
この創造物ぜんぶ、空間よりも微細な原理から生じとるんや。その古っるい原理自体が、多様な形に生まれとんねん。これが誕生や…他の転生なんかあらへんねん。
お前さんは、何や自分好みの知識欲しゅうてここ来とんねん。ワイはそんなもんやらん…事実に基づく知識を、お前さんの前に並べるつもりや。お前さんは、ちょうど子供の頃から、いろんなステージに到達してきて、そのすべてが消えてなくなっとる。どんなもん獲得しとっても、ぜんぶ消えんねん。せやったら、自分自身として何にしがみつくつもりや?
あるがままの自分になりたいんやったら、それは無料で有り余るほどあって、何の困難もなしに利用可能や…せやけど、あるがままの自分以外のもんになりたいんやったら、難いで。

訪問者:せやけど、生まれ変わりについて読んだり聞いたりすんで。

ニサルガダッタ:死と生まれ変わり経験したことあるんか?そういうのは他人の考えや。自分の力で自分の正体見つけ…他人の答え受け入れたらあかんで。お前さんは自力で考えれるんや。よお考えて、自分の正体見つけ。今お前さんは現象知識や。お前さんがそれ吸収しようとすれば、それそのものがお前さんにあらゆる知識くれるわ。せやけど、そこだけに住まんとあかんねんで。

訪問者:”我在り”って何意味してるん?

ニサルガダッタ:目覚め、夢見、眠りの3つの状態があること意味しとる。”我在り”は、お前さんがこの3つの状態やっちゅーこと意味しとんねん。この3つの状態がなくなったら、記憶もなくなんねん。せやったら、生まれ変わりいう問題どこにある?
体は死んだら分解されて、ぎょうさんの虫が形成されんねん。形成されるんは、五大元素のエキスが存在しとって、そっから生命が生まれるからや。生命はどない示されとるんや?森羅万象、全宇宙は、食物体を通して表されとるこの生命力で満ちとんねん。
せやから”我在り”、虫とか動物とかいろんなもんの生命力は既に存在しとるもんや。その表現だけが、この物体である食物体を通して得られんねん。
この”我在り”いう一等観念が現れたとき、二元性は始まんねん。ワイはこのカウント始まる前に、ワイ自身でカウントスタートしたんや。それには数あらへん。それが絶対なるもんや。”我在り”いう小っさい動きで、このカウントスタートしたんや。

訪問者:知的には完璧理解しとる。せやけど、それどうやったら悟れるん?

ニサルガダッタ:その知性、誰が理解しとんのや?ソイツは何使って理解しとんのや?

訪問者:ワイらは、完全に覚めとる状態に、超越意識いうて呼んどるもんに入らなあかんねん。その超越意識に、覚めたまま入ることってできるんか?それか入るためには、超越意識縛っておかなあかんのか?

ニサルガダッタ:ワイは自然に眠りに落ちんねん。眠る技学んだわけちゃう。同じで、この意識は無意識ん中に落ちんねん。

訪問者:努力せなあかんのか?これって、恩寵で超越意識に入るっちゅー技なんか?

ニサルガダッタ:お前さんはこの体の形ゲットすんのに努力したんか?自動的に、自然に現れとんねん。これも同じで自然なもんや。せやのにお前さんは絶対者状態に入るために、在るために、何や特別な技術を使いたい、努力したいねん。

訪問者:正しい瞑想って何なん?

ニサルガダッタ:お前さん自身の自己を熟考するとき、それが正しい瞑想や。熟考するときには、何の観念もイメージあったらあかんで。ブラフマンに観念あらへんねん。

訪問者:ワイの心をうろつくままにさせようとしとると、ゆっくり、ちょっとの間安定するようになんねん。想念見れるときもあるわ。せやけど、”我在り”には到達してへんねん。

ニサルガダッタ:お前さんが見なあかんもんは想念やなくて、”我在り”いう意識や。すべてが、”我在り”の現れや。せやけど、お前さんはそれやないねん。お前さんは”我在り”よりも前におんねん。

訪問者:”我在り”は、このカオスな世界ぜんぶを意味しとる…せやさかいどんなときに、ワイは”我在り”をただ見とるポジションにおるんや?

ニサルガダッタ:アルジュナに習い。戦場よりカオスな状況ってあるか?線上のど真ん中で、アルジュナは究極の理解に達してん。

訪問者:ワイらは、内でも外でもただ静かに耐えて、カオスな状況をカオスいうて名づけんと見んとあかんねん。カオス超えて、自分の知識もたんと自分の内に新秩序もたらすことってできるんか?

ニサルガダッタ:できる。お前さんが意識から離れたら、平和だけがあんねん。お前さん自身の観念とか知性から計画しようとしとるもんは、ぜんぶ役に立たん。永遠なるもんの周りには、”我在り”の香りあらへん。ソイツは自分が在ること知らんのや。

訪問者:ただ自分の内側に集中するプロセスを促進させるためやけど、霊的に感化されるように交感型のちょっとした助け欲しいわ。

ニサルガダッタ:もう既に起こってるやん。せやなかったら、お前さん去ってるやろ。なんでみんな、ぎょうさん金遣ってごっつ遠くまで旅してここ来とるんや?なんでここ座るんや?ここに何や綺麗な見せもんでもあるんか?ここに来んのは、絶対なるもんが開いとるときや。それは知らん間に開いとんねん…知っとって起きるもんは続かへん。それは知らん間に、自然に開いとるし、お前さんには理解できへんもんや。お前さんが理解するもんみーんな残らへんねん。子供の頃、自分が姿や形とって、後にこんな段階経験するなんてわかっとったか?すべては自然に起こんねん。

訪問者:瞑想中に見えとる紫色の光って、何意味してるん?

ニサルガダッタ:こういうもんはぜんぶ、お前さん自身の光源から創られたイメージや。その光はクリシュナはん、キリスト、ラーマとかの形とるかもしれんけど、それは自己の光、お前さんの創造物や。

訪問者:それにはなんの特別な目的もあらへんの?

ニサルガダッタ:お前さんが、お前さん自身の光を見とんねん。あらゆる聖典は、その原理を讃えるために歌われとんねん。せやけどお前さん、絶対者はその原理やないねん。それがめっちゃ重要ステップなんは、疑う余地あらへん…あの原理は偉大や。せやけど、ワイ、絶対なるもんは、それやあらへん。