サプリメント

　梅雨の合間の晴れ

きょうの話題は、サプリメント。
ほら、関節リウマチっていうと、昔から多くの患者さんがサプリメントとか民間療法とかを周りの人から薦められて、だんだん本人もその気になることがあるでしょ？
しかし、サプリメントとか民間療法で関節リウマチが良くなるってわけではないし、逆に病院の治療に返って差し障りがあったりするから、きょうのカテゴリーはあえて『リウマチ的日常』としてみました。
また、この『お勧め』が家族など大切な人になればなるほど、断るに断り難くて苦慮したりしてね。　（まっ、これが他の膠原病だったら何かを薦められることもそうそうないと思うから、関節リウマチならではの災難と言えなくないけどね。）

なっち自身、現在、何種類かサプリを摂ってはいるが、それも関節リウマチのためではありません。
前述の通り、サプリメントや民間療法は、返って病院の治療に支障を来たす場合があるから、摂る・摂らないは自由だけど摂り方には注意が必要ですから。
有名なところでは、『青汁』と『海藻類』など葉酸を多く含む食品は、メトトレキサート(リウマトレックス、メトレートなど)の効き目を弱めるので、摂り方も気をつけなければならないし。
グレープフルーツや文旦やスイーティーなどのグレープフルーツ系柑橘類は、プログラフやネオーラルと同時に摂取すると血中濃度を上げ、結果的に副作用リスクを高めることとなるし。
セント・ジョーンズ・ワートは、プログラフやネオーラルの作用を弱め、同じ理由でダイエット・サプリもセント・ジョーンズ・ワートを含んでいることが多いから摂取も注意しなければならない。

また、なっちはバセドウ病でもあるので、『海藻類』などヨードを多く含む食品の摂り過ぎも抗甲状腺ホルモン剤（メルカゾール）を効きにくくするから注意が必要だし。
そして、最近流行っている脂肪燃焼系ダイエット・サプリや漢方（○○防風的な物）も、甲状腺疾患や高血圧の人は医師と要相談と書いてあるし。
まぁ、他科にでもかかって別途薬の処方を受けるなら、お薬手帳を提示するなり薬の相互作用についても注意する患者さんも多いと思うけど、『青汁』や『海藻類』は健康に良い一般食品という認識だから医師にも相談も報告もしないし、ますますマズイことになり兼ねないのよね・・・。
そんなこんなで、持病があるとサプリを摂るにも結構面倒なのです。

なので、なっちが現在摂っているサプリもリウマチもバセドウ病も目的としていないってわけ。
現在、なっちの摂っているサプリも・・・ブルーベリー、ルテイン、イソフラボンと粒状の明日葉である。（青汁の粒タイプ）
まず、ブルーベリーとルテインはお眼々のため。
夜盲症の気があり、夜間や映画館など暗いところでは灯があっても歩くのに恐怖を感じるほど目が利き難いことから（自分の足すら見えなかったしぃ）、眼科医に相談したところ「なっちさんは、もともと色素細胞が少ないからねぇ・・・、ブルーベリーを摂ってみる？」と薦められたのがキッカケで摂るようになって、実際、数ヶ月後くらいから街灯が増えたと感じるほど、夜間が明るく感じるようになりました。ワーイ♪ゝ(▽｀*ゝ)(ノ*´▽)ノワーイ♪
この効果に、気を良くして(~◇~；)、一昨年の黄班部出血からはルテインも追加して摂るようになりましたけど、こちらは効果はどうかしらね
また、青汁の粒タイプの明日葉は緑黄色野菜不足に少量ずつ取っていたけど、メトレートも中止になったから、もちっと増やしてみようかな？
イソフラボンは、「穏かに更年期を迎えましょう」というさやかな抵抗ってところかな？(~◇~；)
更年期障害も重くなると、リウマチやバセドウ病にも影響するからね、できれば気がついたら更年期も通り過ぎていた・・・というのが理想なんだけど、どうかな？(~◇~；)
ただし、そのイソフラボンも大量に摂り過ぎると乳がんなどの発症リスクが問われているから、少なめに摂るようにしているけどね。

いずれにしても、一般食品でもサプリでも摂り過ぎは良くないってことね。
これからも、リウマチやバセドウ病の治療の邪魔にならないように摂りたいものです。