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Kazの旅日記・オーストラリア NT(ノーザンテリトリー)・キャンピングカー編⑪

2011年06月06日 | kazの旅日記・オーストラリア
04may'11

いよいよ旅も後半戦だ。
今朝の起床も5時半。辺りはまだ暗い。眠い目を擦りながら
ウルルでご来光を見る為に、ほとんど意識が覚醒し始める前に
車を走らせた。

サンライズのビューポイントに到着してみると、すでに沢山の
人たちが朝日を見る為に、ここへ集まってきている。



かなり冷え込んで、気温はおそらく10℃を余裕で下回るほどだろう。
砂漠気候ということに加え、今は秋から冬に向かう途中だけに朝晩は
結構冷え込む。



しっかり防寒着を着こみニット帽や手袋まで用意している人も多く、
そんな中でさえ短パンにTシャツの人もいたりするから季節感が
くるってしまう。
仲の良さそうなカップルは身体を寄せ合うようにしてホテルから
持ち出したであろうブランケットやシーツをかけている。
見ているこちらも何だか暖かい気持ちになるから不思議だ。

星の輝く空が少しずつ明るくなり始め、それぞれの人にそれぞれの
新しい一日が始まろうとしている。



そしてようやく東の空に太陽が顔を出し始めた。
同時にその光を浴びながらウルルが焼けたように赤く
染まっていく。

神々しいとはこういう事を言うのだろう。

皆がいろいろな心持でこの朝を迎えている。
もちろん僕も、強い想いを胸に・・・。



まだかまだかと待ちわびていた太陽も一度顔を出してしまうと、
あっという間に昇るスピードを加速してあたりを照らし出す。
そして、それに呼応するように地球が目覚める。
僕の新しい一日が始まった。



ここのロケーションはなかなかいい。手前にウルルを見ながら
その奥にはカタジュタを臨む事が出来る。
遥か彼方、昔から毎日当然のように繰り返されている一日の始まり
これを当たり前の事と思わず、この瞬間、僕がここに居られることに
感謝しよう



オプショナルツアーに参加している人たちが、時計を気にしながら
足早にバスに戻るなか、僕を含めて、モーターホームで旅をしている人たちは
朝日を浴びるウルルを前に朝食を食べたり、コーヒーを飲んだり
余韻を楽しんでいる。
こういう時、モーターホームを使った旅がホテルステイの旅に比べて、はるかに
自由度が高い事を実感する。 ちょっとした優越感だ。

たまらない。



人影がまばらになってきた頃、次の目的地についての情報をネットで入手しつつ、
出発する事にする。

次回に続く・・・。  


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