夢屋だより

那須高原・古民家のカフェ夢屋より、カフェの新着情報・染め織りの記録、その他つれづれ日記などをupします。

頑張れ夜勤のガードマン!

2007年12月24日 | ゆるゆる日記

我らが音楽部は小規模、かつ専任の先生がいないということもあり、学校から特別な待遇を受けております。

不要なデスクやらガラクタやらを押し込んでくれるんですよ部室に。

しかし、職員会議のたびに追い出されていた前々年の部室よりはなんぼかいいか・・・と、こらえてきた、もといほっぽってきました。

しかし、時は年末。やっぱり大掃除でしょう。どげんかせんといかんでしょう。ということで、部員ほぼ全員で(逃げたなミタチ)清掃にとりかかりました。

いやもう出るわ出るわ。ホコリもだけどデスクが。

空き教室を部室にしているんですが、その教室の半分を、デスクの山がふさいでるんですよ。しかも生徒用の可愛らしい机ならまだしも、職員用みたいな白いデカイやつ。踊る大捜査線の捜査本部なんかに設置されているようなアレですよ。

余談ですが、そのバリケードのように積み上げられたデスクの間に、「墓穴」と呼ばれる空間がありました。このなんとも不吉なネーミングは、部員の一人が「穴があったら入りたい」というのと「墓穴を掘る」というのとをミックスしたのか取り違えたのか、「墓穴があったら入りたい」と発言したことから「墓穴」と名付けられたんですな。

まあ、文字通り墓穴を掘ってしまったわけです。その「墓穴」に、片づけられない女(部長)がいろいろ置いていくんですよ。部長、一年のときの教科書はいいとしても、とりあえずゴミは捨てなさい。特に散乱したお茶のペットボトル。あれが夜勤のガードマンの詰所みたいな雰囲気作ってますから。

そのバリケードを崩し、デスクやら私物やらを廊下に追い出す時、またすさまじいものが発掘されました。家庭科の授業で使う、赤ちゃん用品です。それくらいなら家庭科室に返せばいいだけで、なんら問題はないのですが。賞味期限が切れているんですよ。1989年に!

どんだけビンテージですか。彼らは雀たちが生まれる前から待っていたんですね。そう考えると惜しいような。いや、しかし部室には邪魔なんだよ。君らの担当は家庭クラブもしくは考古学者だよ、と廊下に追い出して今なおほっぽってあります。

綺麗になった教室は意外に広く、占拠していたデスクは有効利用されました。部員全員がもれなく自分専用のデスクを手に入れたのです。そして余った二台のおかげで今も部室の隅に「墓穴」があるのでした。