blogだしゃ!

なんとなく秋田県南的な方言を書いたり

「ハイヤー呼んでけれ」

2004-06-28 | 方言
厳密には方言でないけれど・・・
都会のホテルや飲み屋さんなんかで有るかもしれない風景

客「ハイヤー呼んでけれ。」
ホテルマン「(一瞬間を置き)お客様、ハイヤー、でございますか?」

ホテルマンがこう聞くのも無理はない。客はどう見てもハイヤーには縁遠そうな田舎のオッサンである。

客「んだ。急いでるなだがらはえぐしてけれ。」

こう言われては、客商売としては「土地持ちかなんかで、見かけによらずお金を持ってるお客様かもしれない」と自分を納得させて言われた通りにハイヤーを呼ぶしかない。
そして、やってきたハイヤーを見ての客の反応はおよそ二通り。

客「なぃんでが、ハイヤー呼んでけれったなさ、人の話聞いでらなが」

と逆ギレするか、

客「なぃんと、都会のハイヤーだばやっぱり別だなや」

と言って乗り込むか。この場合、客は降りるときの高額請求に腰を抜かす。
そして、「田舎者だと思ってふっかけるな!」と逆ギレするか、釈然としないままおとなしく払うかのどちらか。
(ってことは、三分の二の確率で逆ギレ??(笑)

で、何が言いたいかというと、秋田のお年寄りは”タクシー”の事を何故か”ハイヤー”と言います。
都会の皆さん、秋田の人が「ハイヤー呼んでけれ」と言ったら、気を遣ってタクシーを呼んであげて下さい(^-^;;