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那谷寺から永平寺へ

2006-05-29 | 旅行
5月21日 PM10:20石川県小松市にある「那谷寺」に着きました。
 高野山真言宗別格本山と書いてありましたが、もともとは白山信仰のお寺だった
様です。養老元年(717)の開創と言われています。往事は250ヶ坊に及び
隆盛を極めていたようですが、南北朝の争いや、一向一揆により坊舎が焼き尽くさ
れたそうです。寛永年間になって前田利常公によって復興され今日の御祈願所とさ
れました。
山門をくぐると、すぐ左手に金堂「華王殿」があり、参道を進むと左に岩場が見え
てきます。「奇岩遊仙境」といわれる天然公園で階段がついているので散策できる
ようです。

そこを過ぎると左手に階段があり、登っていくと右に大悲閣拝殿、唐門
重要文化財「本殿」があります。本殿は岩窟内にあり厨子に「十一面千手観音
菩薩」が安置されています。

 本殿に参拝し、右に沿って歩くと、子ぶりながら桧皮葺の三重塔が目に入りま
す。鎮守堂、を過ぎたところに、松尾芭蕉の歌碑がありました。ここを訪れたとき
に詠んだといわれ「石山の 石より白し 秋の風」と刻んでありました。
 昼食を済ませ、永平寺に向かうことにしました。1244年道元禅師に
よって開かれた坐禅修行の道場です。現在曹洞宗の大本山として、僧侶の育成と
信徒の信仰の源となっています。七堂伽藍は壮大なもので、中に入るとどこにいる
のかわからなくなりそうですが、案内の順路があるので安心です。あちこに修行僧
の姿が見えましたが、僧堂、東司、浴室は三黙道場といって一切の私語は禁止され
ています。

特に「傘松閣」には144名の画家による230枚の天井絵が描かれて
おり、花や鳥を中心に描かれた色彩画が心に残りました。25年位前に訪れたときより天井が高く感じたのは、平成6年に改築したためのようです。



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