なんでやねん?ドラキュラ!

猫魂外伝は猫魂(名も無き猫の物語)のエピソード0になります。ぶぶぶ。
自分の中では絶賛連載中♪(* ̄∇ ̄*)でへへ!!

なんでやねん?ドラキュラ!2 第五章

2015年07月16日 | なんでやねん?ドラキュラ!2


第五章                          対決



ここはメリルカンパニーの社長室! メリルはモニターに映しだされた映像を分析している。

別のモニターから・・・警告音が流れる? 

メリル「ちっ・・もーう戻ったのか! 早いな・・それでは私もレンの館へ行くとするか!」メリルはデスクの引き出しから青いカプセルを取り出し飲んだ。

メリルは可愛い・・めるもの姿に戻り・・めるリンチに変身した!爆

レン「ただいまー!!めるもー!! 帰ったぞー!!」んんっ? 返事が無い? どこかへ買い物にでも行ったのか?

セバス「レン様・・私は資料データを集めたら・・報告を兼ねて・・マスターセバス様の所へ行きますが・・・。 レン様は少し休まれては・・・。

レン「俺が行かずに・・誰が行く!!怒」レンの頭の中では・・既に血をびたんAをマスターセバスにオネダリする構想が練られていた。笑

ガタッ・・・。 んんっ? レンとセバスが音がした方向に振り向くと・・・めるもが立っていた。

めるリンチ「あぁーああ!! すみませんですー!! お外で洗濯物を干していたら・・・優しい風に誘われて・・ついつい・・うたた寝をしてしまいました!てへ!! すぐにコーヒー煎れま

すね!!」

暫くして・・めるリンチがコーヒーを入れて持ってきた。

レン「めるも・・少し味が薄くないか? 香りも無いし・・?」レンは青汁でも飲んだような顔をしている。

めるリンチ「わぁーああん! ごめんなさい・・レン様! 寝ぼけ眼で作ったから・・味が・・・ぐすっ! すぐに新しいのを作ります!!」

レン「もーう良い! すぐにセバスと出掛けるからな!!」

セバス「用意が出来ました・・さっレン様・・ドラキュラ城へ!!」

レン「あぁー解った!」

ばたばたしている間に・・・レンとセバスは・・ドラキュラ城へと飛び立った。

めるリンチ「ふっ・やっと行ったな騒々しい奴らだ!! もーう此処にも用が無くなったな・・必要な物は全て手に入れた! さて・・私もオリンピアへ帰るとするか!」

てれぽぉーおおおと!!! 一瞬でメリルは・・社長室へと戻ってきた!爆

一方・・レンとセバスが乗る・・タイムマシンはと言うと・・道に迷いながら・・安全第一をモットーに・・のらりくらりと・・時空の隙間を通り抜けていた!笑

セバス「先程・・めるもの部屋を少し覗いたのですが・・・レン様がプレゼントしたクマのぬいぐるみの色が少しだけ違う様な? 気のせいか? それとも・・もしや!! 老眼!!汗」

セバスの超高感度CCDセンサーは人間が識別出来ないほどの僅かな色諧調も識別出来るのだ! めるリンチがボコボコにしたのを隠す為・・すり替えた・・ぬいぐるみなのだが・・・。

信頼している・・・めるもの事・・・セバスの心に甘さが生じたのは仕方のない事であろう。ぼそ。

めるリンチ「ふぅーう!流石にテレポートは疲れるな・・システムダウン寸前だ!! 少しクールダウンするか・・・。Zzz」めるリンチは寝てしまった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・。

メリルの体内「もしもし・・・メリルさん・・聞こえますかー? 寝ている様なら・・少し体を御借りしますねぇー!」この声は・・めるもの声!!!

めるもはメリルに吸収される寸前に・・絶対領域を作り・・息を潜めて隠れていたのだ。

めるも「5分間位なら・・自由が利きそうね! 時空が違うから・・レン様とは連絡取れないか・・。 レン様・・元気かな・・洗濯物・・貯まってるだろうな。」

めるもは社長室を出て・・・ホンの少しの間・・ビルの窓から・・外の世界を眺めていた・・・。

そこへ・・めるもの前に突然・・ルードとハイドが現れた! 「お前は誰だ・・何で此処にいる。怪しい奴だな!」

めるも「あぁ・・・初めまして!めるもと申します。メリルさんのお友達です!!宜しくです!!」めるもは何気に言葉が出た・・・。

ルード「あのリンチ様に友達なんかいるとは・・・。信じがたいな?」

ハイド「・・・・・・・・。」

めるも「いつも・・怒られてるみたいですけど・・お仕事頑張って下さいね!ふふ。 あっ・・私・・帰る時間なので是で・・。」汗

めるもは・・メリルの社長室に戻って行った。 社長室はメリル以外に入る事は出来ない・・例え・・ルードでも。

ルードは社長室の扉を叩いた・・・「おい!開けろ!!」

ルード「一体・・何だったんだ? 今の女の子は?? でも・・可愛かったな!」ぼそ。

めるもが社長室に戻り・・・暫らくしてメリルが目を覚ました・・・。

メリル「んんーんん? 夢か? 小さな子供が笑いながら追いかけてくる・・夢を見てしまった? 何なんだ!! 何処かで見た様な・・・。

まっ・・そんな事は・・どうでも良いか。 それより・・もうすぐショータイムの始まりだ!! 舞台の幕を開ける準備をしておくか!!

メリルは赤いカプセルを飲んでリンチになった!!

リンチ「おい!!ルードとハイドは居るか・・・ショータイムを始めるぞ!!!」 リンチの声を聞き・・駆け足でルードとハイドがやって来た。

ルード「あれ?今・・そこにリンチ様のお友達だと言う・・可愛い女の子が居ませんでしたか?」

リンチ「なにを寝ぼけた事を言っておるのだ・・是からショータイムを始める・・・あのレンとセバスを此処に呼んで血祭りにするのだ!!おーっほっほほほ!!!」

今・・ここに戦いの幕が下ろされた・・。続く!笑



第五章                    ・・・2



レンとセバスとマスターはドラキュラ城にて・・今後の対策を協議すべく話し合いをしていた。

レンはマスターの隣で・・何だか疲れた様に項垂れて・・時折・・視線をマスターに飛ばした。

レン「タイムマシンの移動は・・体に堪えるよな・・何処かに体が元気になる様な飲み物は置いてないかな? あぁーあ!体がとっても重いのら。」レンは奪取・・血をびたんA!ちかれた作戦

を実行していた。

マスター「レン様・・血をびたんAは会議の後で・・こちらに到着の際に3本飲んだじゃ有りませんか!!」怒

セバス「レン様は・・このゲーム機で少し遊んでいて下さい!!」怒 セバスはレンにゲーム機を手渡した!! レンが傍にいては会議が進まないので苦肉の策だ。

レン「なになに・・モンスターハンター4G!?」これはチューチュートレインの情報を元にマスターが開発したシュミレーションゲームである。

ぴこ・・・ぴこ・ぴこ・・ピコ・・ピコ・・ピコッ!! んん・・ビルの奥に大きな影が?? レンの方に近づいてくる・・。前から後ろから左右から!!

セバス・マスター「やっと静かになりましたな・・では・・メリルリンチの事で何か・・・ふむふむ・・なるほどなるほど・・なんと楔形文字でプログラムを・・・。なんと恐ろしい奴!!」

レン「ぶぶぶ・・この躁虫棍とやらでモンスターの血を吸って倒せば良いんだな!!ぶぶぶ・・簡単ではないか・・・さぁーあ!!掛かって来なさい!!ぶぶぶぶ!!」

黒く・・大きなゴキブリが・・・前後左右・・レンを目掛けて突進してきた!!レンは軽やかにジャンプした・・ぶぶぶ・・これで4匹自爆だ!! えっ・・うそ??? 飛んだ??

ぎょええええええええ!!! ゴキブリって飛べるのかぁあああああああああ!!! 恐るべしモンスターハンター4G(4匹のゴキブリ)汗 レンは悲鳴を挙げて逃げ回っていた。笑

余りにもレンが煩いので・・・セバスは静かなゲームソフトをレンに手渡した!! 静かな湖畔の動物の森!!爆

逃げるのに疲れ切ったレンも・・素直に新しいゲームソフトを受け取り・・始めた。 森の中に・・一軒の家が建っている・・表札にはレンの館と書かれている? 

レンが中に入って見ると・・間取りも家具も全てがレンの館と同じであった。 ただ・・違うと言えばセバスも・・めるもも・・いないと言う事。レンは思った・・あの二人が居ないだけで・・

こんなにも違うのか・・と。二人が居る事が当たり前だと思っていたのだけど・・・・。明るい部屋も・・いないだけでこんなにも暗いのか・・と。 がさっ・・ごそ・・。んんっ?

暗いのは・・電気を付けていないせいだった!! 灯りを点けたとたん複数のゴギブリが一斉に動き出した!! ぎょえええ!! 長らく放置するとゴギブリが出るらしい!!

恐るべし・・静かな湖畔の動物の森!! レンは長時間の格闘の末・・全てのゴキブリ駆除に成功した。ぼそ。

レンは・・気分転換に外に出た・・・満月の光が湖畔の森を照らす・・風に誘われ森を歩いていると・・芳しい香りが? んんっ・・これはコーヒーの匂い!!

森の外れに小さな喫茶店が建っていた・・なかに入るとふざけた顔の喫茶店のマスターらしい人物が注文を聞いてきた・・。 レンはモカを注文した!!

喫茶店マスター「では・・どうぞ! ごゆっくり!」 レンはマスター自慢のモカを飲んだ・・ぐびっぐびっ!! あちぃーいいいいいいいいい!!!

レンは喫茶店を出た・・・やっぱり・・めるもが煎れてくれるコーヒーが一番だな!! レンは館に戻る事にした。 館の前に戻ると・・メールポストにメールが届いている?

レンはメールを館の中で読もうと扉を開けた!! その時・・・扉から巨大なゴキブリが飛びだし・・森の奥へと姿を消した!!ゴ―ゴ―と叫び声と共に・・・。

レンは動揺を抑えつつ・・・館の中に入り・・ソファーに腰掛け・・メールを呼んだ!!! なんじゃこりゃああああ!! 何故にこんなメールが!!超汗

いやいや・・これは悪い夢を見てるのだ・・。ってか・・ゲームだった。 我に帰った・・レンはゲームを中断し・・ゲームに届いたメールをセバスとマスターに見せた!!

そのメールとは・・・なんと・・メリルリンチからの招待状であった。


この都度・・目出度く・・2021年のオリンピアにて・・・メリルカンパニーをオープンさせる事と成りました。

我が社の世界進出の記念すべく・・第一歩として・・イベントを主催したく存じます。 その栄えあるゲストとして・・レン様セバス様が選ばれました!!

歓迎会を兼ねて・・心からお待ちしております。 ささやかな粗品もご用意させて頂いておりますので・・是非・・お越し下さいませ!!

場所はメリルカンパニー地下13階・・特設会場・・日時は2021年7月7日・・七夕。 メリルカンパニーの織姫こと・・メリルリンチより 


セバス・マスター「なんて大胆な事を・・見え見えの罠を仕掛けてくるとは・・。流石にレン様でも・・こんな罠には・・。」レンは行く気・・満々である!ささやかな粗品に釣られたのか。爆

マスターセバスは・・レンに仕える・・セバスの苦労を少しだけ垣間見た様な気がした・・。

マスター「しかし・・ネットはまだ遮断されている・・このドラキュラ城にどーうやって?」

セバス「答えは・・こいつが知ってる見たいですね!!」セバスはそーう言うとレンのマントの隅に隠れていた・・3ミリ程のナノメカで創られた小さなゴキブリを素早く掴まえた。

マスター「なるほど・・そーう言う事か! こちらの事は全てお見通しだった訳か!うぐぐ!!」

セバス「・・・・・。こんな物をレン様のマントに付けられるのは・・めるもしかいないのだが・・・まさか・・めるもが??」セバスの顔が暗く沈んだ。

レン「なにをこそこそ・・二人して喋っているのだ・・・すぐにオリンピアへ行くぞ!!」 目指せ・・歓迎会・・そして粗品!!

戦いのゴングが高らかに打ち鳴らされた・・・レンとセバスが敵の待ち受けるオリンピアへと・・レッラゴ―!!!!!!! 続く!笑


第五章                 ・・・3


レンとセバスはメリルカンパニーの前に立っていた。

セバス「セキュリティーは全て解除されている様ですな・・。」

レン「パーティー会場は確か・・地下13階だったな!! 良し行くぞ!!

レンとセバスが地下特設会場と書かれた扉を開けると・・・そこはリングこそ無いものの・・まるで格闘施設さながらの部屋であった。爆

部屋の前には・・案内役としてルードとハイドが立っていた。不敵な笑いを浮かべて。

ルード「おぉーお!レン君・・お元気そうで何よりだ・・あぁー! そうだ・・リンチ様に記念の粗品を渡す様に言われているのだ。」ルードはボロボロのクマのぬいぐるみをレンに手渡した!

セバス「それはレン様が・・めるもに挙げた・・クマのぬいぐるみ!! めるもの身に何かあったのか!! おい・・ルード・・答えろ・・めるもに何をした!!」怒

ルード「それは私では無く・・リンチ様に聞くんだな!!ぐははは。」レンは静かに怒りに震えていた・・・。

ハイド「・・・・・・。よほほほ。」

リンチ「ようこそー!! 我がメリルカンパニーへ!! えっ?めるも? さぁーな!! 私に勝てば教えてやっても良いがな! では・・早々に歓迎のフルコースの前菜を御出し致しましょう

!! 行けぇーええ!! HG-T1・・T2・・T3・・T4・・

    ・・T5・・T6・・・少し休憩。 T7・・・T8・・・。」

レン「ちょっと・・聞いて良いか! T・・どこまで有るのだ!!」汗 レンは目の前に整列している・・小さなメカ型のゴキブリの数を数えた・・・。

リンチ「1000匹だが・・・なんだ!! ゴキブリは一匹見付けると・・その30倍はいるのだ!!」特設会場が小さなゴキブリで埋め尽くされそうだ!!恐

セバス「なんと言う・・・恐ろしい攻撃だ!! この数を倒すのは簡単にはいきませんな!!」汗

リンチ「ふふふ・・このハイブリッドゴキブリはメリル細胞で作られているのだ!! 本当の恐ろしさはこんな物ではない!! HG・・合体だ!!」

小さなゴキブリがピラミッド体操の様に組んだ瞬間・・・小さなゴキブリが1メートルを超える巨大なゴキブリに変身した!! HG-T1000型装甲兵器・・完成!!ゴ―ゴ―ゴ―!!

セバス「ありゃりゃ・・一匹になりましたな。 強そうだけど!!!」笑

リンチ「笑っていられるのも今の内だけだ!! 行けぇえええ!! HG-T1000!!!」HG-T1000は凄い勢いでレンとセバスに突進してきた!!

レン「想像以上の早さだな・・・オマケにアイツが通った所は油まみれで足元が取られそうだ!どうするセバス! このままでは二人とも殺れてしまうぞ!!」

セバス「仕方ない・・マスターセバスから預かった秘密兵器を出すと致しましょう! レン様・・マントのポケットからマスターセバスから頂いた物を投げて下さい!!」爆

レン「あっ・・これか? 投げれば良いんだな! ほい!っと!!」 レンがなげた小さな物体が大きく変化した! ぼわっ! それは巨大なゴキブリホイホイだった。汗

リンチ「おまえら・・アホか・・そんな物にHGが引っ掛かるとでも思っているのかぁあああああああ!!・・・・。あれ? ウソ?えぇええええええ!!」超汗

HG-T1000はレンが投げた大きなゴキブリホイホイにまんまと引っ掛かっていた。 ホイホイの中から・・HGの声が聞こえる? 貴方にー逢いたくてぇーえ!!逢いたくてえー!!

巨大なゴキブリホイホイの中には・・エサとして・・可愛いメスのゴキブリのブロマイドが貼られてあった!!謎

リンチ「うぐぐぅ!! この役立たずがぁあああああああ!!お前など消去じゃああああ!!超怒」リンチはHG-T1000に超強力ゴキジェットZを掛けた!!プシューゥ!!

HG-T1000はピクピクと見悶えながら・・最後に・・次に生まれ変わったら・・きっと一緒に・・・そーう呟き・・力尽きた。

セバス「恐ろしい奴だ・・役に立たないと思えば自分の仲間にも容赦が無いとは・・・・。」会場の片隅ではルードとハイドもリンチの残虐さに戦々恐々としていた。

レン「しかし・・リンチとか言う奴・・案外間抜けだな・・・ゴキブリ1000匹の方がヤバかったぞ!!」ぼそ。

リンチ「ふっ・・中々・・やるな!! 次は・・そんな訳には行かないぞ!! 行け・・ルードとハイド!!」リンチがルードとハイドを睨み付けた!

ルード「ひぇーええ!!」ルードがレンに殴り掛かったが・・・あっさりカウンターパンチを食らい。会場の奥まで吹き飛ばされた! 

ハイド「よくもルード様を・・・。」ハイドがセバスに襲いかかったが・・・セバスの必殺プラズマクラスター攻撃で倒れた。(元ホームレスのハイドは除菌攻撃に弱かった)

リンチ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 まっ!想定内だ!!ふはっはは・・は。」汗

レン・セバス「残るはお前・・一人だ!観念しろ!めるもの事を正直に話せば・・今なら許してやる!」

リンチ「許す・・誰に言っているのだ! 私の強さが分からないようだな!! 今から真の恐怖と地獄を見せてやろう!! 掛かって来るがいい!!さぁーあ!!」

セバス「レン様・・まずは私めが・・ゆっくり其処で見ていて下さい。」  メリルリンチ VS セバス

今・・・ここに絶対に負けられない戦いが始まる! 最後に勝つのはセバスなのか・・それともメリルリンチなのか? 続く!笑




第五章                      ・・・4




セバスとリンチの戦いが始まって・・既に一時間の間・・睨み合いが続いている・・・・。互いの間合いを探り合う・・・。

緊迫した精神戦だ。 二人とも微動だに動かない。 どちらかが動いた時には全ての決着が着くと言うことなのか?

リンチ「永きの間・・戦場を駆け抜けて来た者だから解ることなのだが・・セバスとやら・・数々の修羅場を駆け巡って来たと見える!!」

セバス「成るほど流石・・大口を叩くだけの事はある。 隙らしき隙が何処にも見当たらない! 一体・・どれ程の戦いをこなして・・経験して来たのだ!!うぬぬ!!」

互いの額から・・汗が零れる・・・。 沈黙の静けさの中・・・レンが大きなアクビをした!!爆

リンチが大きくムチを振り放つた!! セバスが素早く交す!!

セバス「生温いわー!!そんなムチ捌きでわしを止められるとでも思っているのかぁああ!! 昔・・アンダ―グランドのセバスと言われた力を見せてくれよう!!」

リンチ「ただのムチでは通用しないようだな! ならば・・これでどうだ!!」リンチはボンテ―ジスーツ胸元のボタンを押した!スーツに電流が流れる。ボンテ―ジからボルテージに切り替えたのだ。それによって・・当然・・ムチも電気ムチに変わり・・威力を増大させた。 ただ・・残念な事に・・胸元のボタンを取って・・開いた方がセバスには効果的だったのだが。ぼそ。

どんなに威力が増大しようが当たらなければ意味をなさない。 セバスはするり・・するり・・するりと・・ひらり・・ひらりとムチをかわした!!

レン「凄い・・あんなセバスを今まで見た事が無い・・なんて速さだ・・俺様の眼でも捉えるのがやっとだ!! いつもは・・のらりくらりとしてるのに・・・。」汗

セバス「今度はこちらから攻撃だ!!」セバスは・・プラズマクラスターを攻撃モードに切り替え強力なプラズマ電流を放った!! 電流はリンチの電気ムチを持つ手に直撃した!!

リンチの右手はプラズマの攻撃により吹き飛んだ!! やったのか?

リンチ「ふふふっ。右腕の細胞達よ・・元に戻れ!!」 リンチの右腕がみるみるうちに再生された!!

セバス「なんと・・腕が再生するとは・・不死身か? レン様でも焼き尽くせば再生出来ないのに・・。」

リンチ「そろそろ・・終わりにするか!!」

セバスが次の攻撃を仕掛けた時・・・・・・。

リンチ「なめたら・・あかんぜよー!!!!!!!」ドーン!!

セバス「それは・・まさか・・夏目雅子の写真集・・HIMAWARI。なぜ・・それを・・・。」

リンチはライターに火を付けた。

リンチ「この本がどーなっても良いのか!!くくくっ!」

セバス「やめろーおおお!!!」セバスの動きが止まった? すかさず・・・リンチは電気ムチでセバスを激しく攻撃した!! うがぁああああああああ!!!

レン「セバス・・どうしたんだ? このままでは殺れるぞ!! おい・・セバス・・ジィ―イイ!!!」

夏目雅子・・昭和を代表する・・期待された女優である・・・急性骨髄白血病により27才でこの世を去った女優である。(三久)ではない。

この状況を理解するには・・セバスの過去の出来事を振り返られなければならない。


それは・・セバスが55番目のコピーのセバスチャンとして生まれて暫くの事である。セバスはマスターセバスから・・レンの執事と言う大役を仰せつかった。歴代のセバスとして異例の抜擢である。 セバスは執事に成る為の必要な知識を必死に勉強した。 数学・科学は勿論の事・・精神学・帝王学から下らない雑学に至るまで・・有りとあらゆる物事を学習した。

レン様の質問に直ぐに正しく答えられる様にと・・・・。 ふと・・セバスは疑問に思った・・正しい答えとは?なんなのだ? 正しさの基準とは何なのだと・・・。

人間が犯す・・戦争と言う過ちも・・・多数決で多いほうが正義となってしまうのだ! 人殺しさえも正しくなる・・英雄と名を変えて。   基準を探しだすべく。

セバスは憎しみ妬み憎悪が氾濫する・・アンダ―グラウンドに潜入した。 甘い誘惑・・切ない嘘が集まる・・人を蹴落としてでも這い上がろうとする世界。偽りの優しさにセバスも翻弄された。
基準を探す為に潜り込んだセバスであったが・・次第に・・基準と言う言葉さえも・・何なのか解らなくなってしまった。 セバスの心は次第に荒んでいった。終いにはネットウィルスにも掛かってしまう始末。セバスの心も体も次第に闇の世界へ蝕まれていった。 或る日・・セバスは心配したマスターセバスに呼び出され・・半ば強制的に或る施設に収容された。

そこは・・タンが創設した・・白血病療養所だった。 その時・・セバスが偶然に目にしたのが夏目雅子の写真集だった。懸命に生きた27年の人生。向日葵の様な明るい笑顔!!

その純真な笑顔はセバスの心に光を与えた!! 闇に飲み込まれ・・永遠の暗闇へと・・吸い込まれそうになっていたセバスの眼に希望の光として写ったのかも知れない。

何が本当に正しくて間違いなのかは解らない・・ただ自分を信じて・・突き進むしかないのだ!失敗や間違いは在るだろう・・でも自分で決めて信じて来た道なのなら後悔は無い。

ひたすらに突き進むのだ・・自分を信じて!! 自分がレン様の執事と成ったとして・・何が正しのかはレン様が決める事・・ただ自分は最良のアドバイスをレン様に伝えるべく努力するだけ。

そのセバスが導き出した答えが・・レンにとって良いのか悪いのか疑問だが? 夏目雅子の写真集・・それはセバスにとって・・自分を救ってくれ。今のセバスを形成してくれた大切な本なので有った。 

話は再び・・戦いの舞台へと。ぶひ。

レン「セバス・・良くやった・・もう良い! 頑張った!!! 戻れ・・セバス!!」レンはポケットからメモリースティックを取り出しセバスに向けた。セバスの体がメモリースティックの中に吸い込まれた!!爆(ポケモンか?)

レン「よくも俺の大切なジィに酷い事をしてくれたな!!怒 絶対に許さない!!」

リンチ「なにが許さないだ!! この親の資産のお陰でのうのうと生きてるお前が!このドラ息子がぁああああああ!! 笑ってしまう。おーっほほほ。」

レン「俺は・・俺は・・ドラ息子なんかじゃない!!! 俺は・・・ドラキュラだぁあああああああああああ!!!」レンの怒りが頂点に達した!! もしや・・また覚醒するのか?

続く!笑





第五章                       ・・・5



うぉーおおおおおおおおお!! バチッ・・バチバチッ!! レンの体から・・電気が飛び散る? これは・・いつも側にいるセバスのプラズマがレンに帯電していた物だがレンの怒りによって放出されたのだ。 前回の戦いでの覚醒ポイントは・・・おこちゃま!だったのだが・・今回は・・ドラ息子がレンの逆鱗に触れた様だ。爆

そんな様子を会場の片隅で見守っている者がいる。 ルードとハイドだ!!

ルード「あいつ・・また覚醒しやがった!! なんかヤバくなって来たな! 体が金色に光っている・・・。」本当は線香花火が・・パチパチと光っている程度なのだが・・・。

以前に痛めつけられたルードにはトラウマも有ってか・・レンの全身が光って見える様だ!! 深層心理とは恐ろしい。ぼそ。

レン「覚悟しろよ・・セバスに与えた苦痛を100倍にして返してやる!!」レンは更に怒りを増幅させた・・・・うぉおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!超怒

リンチ「何が100倍返しだ・・・そんな口が二度と聞けないくらいに痛めつけて・・私の前にひざま着かせてやる!ほほほっほ!!」

レンは思いっきり地面を蹴った・・・・? あれ? 力が入らない? 力が抜けて行く? えっ!なんで・・・。汗  レンは地面に膝を付け・・へたり込んだ!

レンの体に異変が? それはまるで貧血状態の人間の様だった・・・血が足らない。

レンの体は・・実はSOSを何度も発信していた。 血をびたんAを何本も欲していたのは・・レンの意識とは裏腹に・・レンの体が欲していたのだ。

度重なる・・タイムマシンでの移動は・・既にレンの体の限界を超えていた。 更には・・寄りによってこんな時に・・レンが復活の際にタイム棺桶から警告されていた副作用が発生したのだ!

リンチ「おやおや?どうした・・。 戦う前から・・力の差に気付いて・・ひざまずく気になったか!!ふふふ!!」

レン「クソ―!!予備の血をびたんAを貰っとくんだった。」

そんなレンの様子を遠目で伺っていたルードが急に勢い付いた!! これは正に千万一隅のチャンスだと!! ルードは懐に入れていた銀玉鉄砲の照準をレンに向けた・・・。

パーン!!! ルードの放ったタマはレンの胸に命中した!!  うがぁあああああああああ!! レンは床に倒れ込んだ! 倒れ込んだ床が見る見る真っ赤に染まっていく・・・。

リンチ「あらら? ルードのへなちょこなタマに当たって死ぬような輩じゃあるまい・・私がトドメをさしてあげよう!!」

リンチは超強力ゴキジェットZを手に取り・・そしてライターの火を近づけた!!! 一瞬にして火炎放射器の如く火柱が上がる。(良い子は絶対・・マネしないでね)

リンチ「流石の不死身の体を持つお前でも・・この炎で焼かれれば一溜りも有るまい!! くっくく!! 炎に焼かれて・・灰になって死ぬがいいいいいいいいいいい!! 

激しい炎がレンの体を直撃した!!  うぎゃああああああああ!!!! 炎の中には蠢き苦しむ人影が・・・・・。

リンチ「ふふふ・・終わったな!! さっ・・ルード・ハイド・・次はドラキュラ城を攻撃だ!! 行くぞ!!!!」 炎が渦巻く中・・リンチ・ルード・ハイドは会場を後にした。

レンの運命はいかに? このまま灰になって消えてしまうのか・・・・・・。

第五章・・・完














最新の画像もっと見る

コメントを投稿