なんでやねん?ドラキュラ!

猫魂外伝は猫魂(名も無き猫の物語)のエピソード0になります。ぶぶぶ。
自分の中では絶賛連載中♪(* ̄∇ ̄*)でへへ!!

エピソード4

2016年12月04日 | 猫魂外伝 創世記編



白兎..黒兎..ピー族..ロー族...天民...其々のリーダー達が内密に集まっている? 敵の筈では?
白兎の族長「私..白兎の族長を務める..因幡のオババで御座います。僭越ながら今回の天民初会議の進行を執り行わせて頂きます。どうぞ..宜しくお願い申し上げます。」深々と頭を下げた。(初会議とは言うものの実際は腹心の部下達が裏で何度も交渉や会議を繰り広げていた..後は大まかな交渉を締結するだけだった。爆 どこぞの世界の官僚か? まっ..天民だからな。笑)
他のリーダーも合わせるように頭を下げた...沈黙が暫く続いたが...因幡のオババが口を斬った!!

因幡のオババ「初会議では有りますが...皆さま方...何度となく戦場で顔を合わせ...良くも悪くも互いの状況や環境..四獣達の性質も良くご存知かと思います。 これまで私共は何度も戦い殺しあい..憎しみあっても来ました..互いに崇める神も信じる主も違うので理解しがたい相違も有るであろうが今日で最後にしようではないか!! 元を正せば..我々は一つ!同じ天民なのだ!!皆々方も伝説の御先祖様の話を一度は聞いた事が有るだろう!! 我等...伝説の御先祖様..ピョン徳太子様の事を!!!!
元々..我ら天民は七種族いたのだが...ピョン徳太子様の言葉を聞かなかった三種族は滅びてしまったのだ。 ピョン徳太子様は滅びた種族を偲んでその者達の土地に剣..鏡..勾玉を奉納したそうだ。
そして残った四種族にこう言われたとか「和をもって尊しとなす..び。」
ニンジンも美味しいけど..なすびも美味しいよ..皆..互いに助け合い尊重仕合い..豊かな土地で豊かな作物を作り...そして育てた作物を料理し皆で鍋を囲む..それが和料理の..おでん? いや..秘伝だと。
その言葉を思い出し...我ら天民一同ひとつになり団結しようではないか...。ただ..それには大きな問題が....皆も知っていると思うが四獣達だ!! 皆も同じだと思うが四獣達同士が相討ちもしくは1獣になってくれればと密かに思っていたのだけど.....。その内面で...その1獣が自分の主様であって欲しいなどと言う思いが強く...中々...決断が出来なかった。でも今こそ決断の時...皆様方の力を御借りしたいのじゃ!!
未来の子孫の為にも....。うぅうううっ。」因幡のオババは土下座して天民達に懇願した。

奄美のあまじい「頭を上げて下され...オババの気持ちは我々にも痛いほど判るのだから。」

ピー族のピーターもロー族のロジャーも大きくうなずいた...........。

奄美のあまじい「ただ1獣でも我等が束になっても敵わぬ相手....どうしたものか? まして不死なのだから。皆も薄々は気付いていると思うが...四獣達は食べなくても死なないのだ。我等が食事で御座いますと言って出している物など...おつまみにも成らない位の粗末な物だ。四獣達は食べたと言う気分を味わっているだけなのじゃ!!汗 では...四獣達は何故...死なずに生きているのか!! それは四獣達がこの星のエネルギーを食べているからに他ならない。いや...それどころかこの星の一部なのかも知れない。
何がどうして自分達の意志を持ち現れたのかは解らないが.......。 もしや...この蒼き星が我々に警告するため具現化した存在なのかも知れぬ。 地震..台風..津波や土砂災害..火山の噴火...様々な自然災害があるのだけど...我々はこれまで自然のせいだと決めつけてきた。我々は勝手に穴を堀り..建物を建て...河を塞き止め...池を作る。星自体も一つの生命体で在ると言うことを忘れて......。結論から言うと四獣達は蒼き星の喜怒哀楽そのものなのだ。...........段々....話がとてつもなく大きくなってきたな。汗 さて...どうしたものか?」奄美のあまじいは話を脹らませるだけ膨らまして.......沈黙しだした。(なんじゃそりゃあああ!!)
               おわり