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心 結 ‪˙˚ʚ💚ɞ˚˙ ここな

迷子にしたくない記憶のカケラを集めておく場所です。

ソ・ジソプの道 7

2012年04月08日 01時28分54秒 | ソ・ジソプの道

この記事は、韓国の俳優ソ・ジソプ氏の著書である『道』の韓国版を、辞書を片手に一語一語つなぎ合わせて私的に日本語に訳したものです。よってこの著書の日本語版となんら関係のないことを最初に申し上げます。 また、素人の未熟な訳であり間違いがたくさんあることも合わせて申し上げておきます。




P191
::6番目のスケッチ


  記憶、残したいこと、






P192
ティルティルと
                  トゥシク +







P193
                   ジソプ =







P196
ティルティルとトゥシク、そしてジソプの物語







p199
トゥタ淵  Duta Pond


民間人統制区域の中にある金剛山へ通じる辻にあるが、
過去50余年間、出入りを統制し自然生態観光コースが開発されると同時に
制限的に出入りができるようになった。

自然そのままの生態が上手く保存してあり、山形が整っていて美しく、
岩々が屏風で囲まれたように威厳をもって立っている。
岩壁にある小さな穴には何かが住んでいるのではないかという想像をかきたてる。



僕たちは今、朝鮮半島の東西南北すべての生態系が交差する地点、トゥタ淵に立っている。






p203
雨の降る日は不思議と気分がいい。ただその感じが好き。
雨の音や雨のにおいのようなものが ・・・・・・・・・。
今より若いころは雨さえ降っていれば焼酎一杯飲むために出かけたりした。
屋台の屋根の上に落ちる雨粒の音を聞いているといっそう心細くなったりすることもあった。



あてもなく誰かを本当にたくさん待った。
泣きながらお母さんを待っていた記憶、
片思いした女の子がいつ来るかも分からずに地下鉄で、さらに彼女の家の前で、
一日中落ち着かなかった記憶。


今は5分だけ遅れても電話をできる時代になったのに、
それでも僕は今も待つことをよくする。




今日会う人たちはどんな友達だろうか?







p205
トゥシクとティルティルが来た。







p207
こんな美しい道の一面に地雷。
立ち止まってしばらくあたりを見回す。






p209
チョンチョンチョン

何も話さずに歩いているのにただ楽しかった。
1回ごとに後ろを振り返えれば互いの表情だけはいきいきと。







P210
ソ・ジソプ| したいことをして生きていれば現実と妥協することも起らないでしょ?


ティルティル| 妥協しなければならないとき、だんだん多くなっているでしょ。
したくないことを暮らしのためにしなければならない時もあったりして、
そうでも、妥協は僕がしてトゥシクにはしたいことだけさせるようにするつもりです。
トゥシクが持つ夢を守ってあげたい、だから妥協のようなことは僕がみなするつもりです。





トゥシクとティルティル dusicnddilddil


イ・コウンとイ・ジョンホンが出会いトゥシクとティルティルができた。
2003年からイラストレーションを基礎にグラフィックデザイン、写真、映像、アニメーション、インテリアなど美術に関連するさまざまな分野で活動をしている。絵画や写真の展示活動もこつこつと企画してさまざまな試みをしている。


何も考えずに歩き回りながら発見する美しいものたち、偶然であるのがいい。
人が作った環境に動物たちがいるととても申し訳ない気持ちになる。
ティルティルを無視してトゥシクだけになつく子犬ステチと一緒に暮らしている。

誰にも邪魔されない彼らだけの城を作ることがトゥシクとティルティルの夢だ。
その中で、二人で作業してご飯も作って食べて木も育てたい。
最初に持った気持ちと価値観、信念を維持してその中で夢を見て愛したい。

                            www.dusicnddilddil.com






トゥシク| 私たちは二人とも不足な点が多いけど、一緒にいれば私の不足な点をティルティルが補ってくれて、同じくティルティルの不足な点は私が補って上げることができるからいい。
一人では怖くて心配でも一緒にすれば何でも上手くできるような気持ちになります。
これまでさまざまな作業をすることができたのも二人だったから可能だったのでしょう。


ティルティル| 僕は決定を上手く下せなくてたくさん迷う方だけど、トゥシクはきっぱりと決定しててきぱきと上手く進行する。推進力があまりに強いようなら時々、私が収拾することが多くなるけれども、それでもトゥシクが言って始めたことはみな上手くいきました。大部分はトゥシクだけを撮っているけど、ほかの誰かを撮るのは本当に久しぶりです。



ジソプ| トゥシクさんとティルティルさんみたいな人に会うとは本当に不思議だ。
自由な魂、あるいは四次元、ただ、そんな言葉ではすべてを表現できない。
トゥシクエンティルティルのように暮らすのもありかな、という気になった。
したいこととしなければならないことを思い違いしながら生きる人が多いのに、
したいことだけをしながら、そのことも生涯共にできる人と一緒に絵を描くことができる
というのは・・・・・・・・・ うらやましいな。







P219
記憶したい日(覚えておきたい日)







P220
この場所、トゥタ淵には一級水だけに生息しているという熱目魚(和名:コチマス ヨルメギ / レノックというアジア大陸原産のサケ科魚類で天然記念物。日本には生息していないイワナの一種)を見ることができる。
晴れた日には天然記念物のカモシカも簡単に見ることもできるが雨が降ったからか、今日は見えない。


川の水に沿って泳ぎ、茂みに沿って歩くすべての場所がみな野生動物の棲家だ。
自然の中に境界というものを初めからおくことなく暮らす動物たち。
魚やカモシカのような動物たちはここまでが自分の領土、
あそこからは君たちの領土、こういった概念もないはずだ。


こんな美しい場所もひとつずつ開放されていくが、
多くの人たちが来て休息するのは良いけれど、それだけひとつずつ変わっていくのかと思うと内心は心配になる。







P221
“今、どこを見ているの? 僕にもちょっと見せて!”







P223
霧が深いのでメガネをかけたみたいに世界がぼやける。
どうやって見ろというのだ。







P225
“トゥタ淵に通じる道でキジの家族を見た。
道路の端にキジが一羽出てきたり途中で止めたり首を出しいる気配に避けて行けばいいのにと思いました。

もう一度見るとキジの後ろに子供が七羽くらいいるのです。
メス親がいつ渡ればいいのかと思って、いったん出てきて様子をうかがっていたみたいです。


トゥシクエンティルティルが見たというキジの家族の話だ。







P227
童話にも出てきそうな神秘的なカモシカ。
美しいながらも強く見える姿が彼に似ている。








P228
何をそんなに書いているの?


ただ、可愛いものを見たら描いておきたくなります。
幼かったとき、両親が撮ってくれた写真を見て連鎖で絵を描くことがあります。
その写真を見て写真とまったく同じに描くのではなく、私の中に残っているイメージと感性そのままを表現しようと思います。
幼い時代がとても懐かしく思えて、そんな記憶を整理したくて絵を続けて描いていました。



面白いね、題目はなに?


思い浮かぶままに“とんとん”としました。


とんとん?


水面に木の葉がとんとん浮かんでいる感じがして、そんな風につけてみましたが、
ただ、意味はいろいろです。








P230
Sketch book








P231
妙:一人の友達が奇妙に写った。
























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