松尾一彦『忘れ得ぬ人』

日本列島はお盆休みということで、このブログも少々お盆休みしてました

さて、この休みにようやく聴きました。
先月発売になった松尾さんの10年ぶりのニューアルバムです。



１．忘れ得ぬ人
２．Red Sky
３．それぞれの黄昏
４．夏の行方
５．ドライブ
６．最後の手紙
７．ガラスの破片
８．神様がくれた恋～第2章～
９．エゴンシーレの夜
１０．最終便
１１．微光
１２．Goodnight Tonight

ヤスさんがギターの曲や、清水さんがベース弾いてる曲があったり、サックスが園山さんだったり。
オフコースファンにとっては、ホットな話題が多いこのアルバム。
あと、コーラスに佐藤竹善さんも参加という豪華版です。

さて、全編通して聴いた感想です。
ひとことで言うと「松尾さん、変わったなぁ」と。

声は全く変わってない。オフコース時代のままです。
ですが、歌い方が違う。ヴォーカルのスタイルが変わりましたね。
なんというか、スッと歌ってる。
変なたとえで恐縮ですが、剣道の「摺り足」みたいな感じ。
音もなく、気がついたら間合いに入られてた・・・みたいな。（って、わからんっちゅーねん）

まぁそんな歌い方が、JAZZYな大人っぽいバラードにとっても良くフィットしていて、ん～、なかなか♪
そうか。これが今の松尾さんか。

稲垣潤一さんに提供した『夏の行方』　
稲垣さんバージョンよりも一層と”夏の終わり”感が出ていて良いですね。
こうなると『雨のリグレット』もセルフカバーして欲しい。

私のお気に入りは、女声デュエットの『最後の手紙』
初めて聴くのにどこか懐かしい曲調。ちょっと80'sっぽい？
ヤスさんのギターも優しい感じ。

そして『Red Sky』
これはねぇ、最初に聴いた瞬間、「うわぁ、これ小田さんのコーラスで聴きたい！」と思ってしまいました。
あ、いや竹善さんのコーラスがダメってんじゃないですよ（汗）
でも、ひょっとしたら松尾さん、この曲のコーラス、本当は竹善さんじゃなくて小田さんにオファーしたかったんじゃなかろうか・・・なあんて
・・・スイマセン、また私の勝手な妄想でございます。
でもそのくらいイメージが出来ちゃうんですよね。絶対合うと思うわぁ。

ということで、夏の夜、静かに聴くのにぴったりな一枚です。
 

☆2010年「松尾一彦Live　in　神戸」の記事